-2月-2013の記事
復習問題(9)
最近記事から復習問題を作ってみました。
文の引用元なのは各記事に記載してあります。
答えは一つとは限りませんが、一応、本blogで紹介した表現を基本にして問題を作っています。
(A)~(I)に入る単語を考えてください。
*She came (A) in the 200 meters.
(彼女は200メートルで1番になった)
*The portrait is as large as (B).
(その肖像画は、実物大である)
*I was caught for (C).
(スピード違反でつかまった)
*I (D) my dog for about 30 minutes every day.
(私は、毎日約30分犬を散歩に連れて行く)
*We’re making a (E) effort to finish on time.
(私達は時間までに終了させるために最後の努力をしている)
*It doesn’t make a (F) to me.
(どちらでもかまいません)
*Teaching is a very (G) career.
(教える事はとてもやりがいのある職業だ)
*Will you please (H) Ms.Smith out?
(スミスさんを玄関まで送ってくださいませんか)
*She never stops by a nearby convenience store (I) she buys a box of chocolates.
(彼女は、近くのコンビニに寄ると、必ずチョコレートをひと箱買う)。
*He (J) to think of Italy as his home.
(彼は、イタリアを故郷のように思うようになった)
————————–
(A)first
(B)life
(C)speeding
(D)walk
(E)last-ditch
(F)difference
(G)rewarding
(H)see
(I)but
(J)came
comeを使った表現
comeは、「来る」という意味の単語ですが、Longmanの英英辞典によると、34個の意味があります。さらに、comeを含んだ熟語を混ぜると、100以上の意味に分かれるのではないかと思います(数えきれないです)。
そんな中から使えそうなものを5つだけピックアップしました。
引用元の表記が無い例文はLongmanの英英辞典から引用しています。
http://www.ldoceonline.com/dictionary/come_1
■come first 一番になる
「一番に来る」という文字通りの意味です。
例)
*She came first in the 200 meters.
(彼女は200メートルで1番になった)
二番になるは、come second と言います。
■come to do something 感情は意見を持ち始める
(to begin to have a feeling or opinion)
例)
*He came to think of Italy as his home.
(彼は、イタリアを故郷のように思うようになった)
■come in 商品などが特定の特徴をもって生産されたり売られたりする
(to be produced or sold with particular features)
例)
*This particular sofa comes in four different colours.
(この特別なソファには、4つ色があります)
■come across 偶然会う、偶然見つける
(to meet, find, or discover someone or something by chance)
例)
*I came across an old diary in her desk.
(彼女の机から偶然古い日記を見つけた)
■come across 理解される
(if an idea comes across well, it is easy for people to understand)
例)
*Your point really came across at the meeting.
(あなたのポイントは、会議でよく理解できた)
*His explanation didn’t come across well.(ジーニアス英和辞典より)
(彼の説明は分かりにくかった)
=>acrossは、「横切って」という前置詞・副詞なので、アイディアなどが頭の中をうまく横切ると理解しやすくて、そうでない場合は、分かりにくいのでしょう。
comeは、またまだ沢山あるので、別の機会にまた紹介します。
seeを使った表現
多義語をマスターするのは大変なので、繰り返し紹介していきます。今回は、seeを取り上げます。
引用元の表記が無い例文はLongmanの英英辞典から引用しています(一部オリジナルもありますが)。
seeは、「見る、よく見る、会う」などの意味を最初に習いますが、それ以外にも「理解する、時間を過ごす」などいろいろな意味があります。
■see = understand
例)
*I can’t see why he’s so upset.
(彼がどうして動揺しているのか分からない)
■see = to spend time with someone 誰かと時間を過ごす
例)
*They’ve been seeing a lot of each other.
(彼らはお互いによく会います)
seeを進行形で使うと、どのくらい会うのかという点を問題にするようになります。
現在完了進行形なので、過去からずっとよく会っていることになります。
■see 人 off 見送る
例)
*They’ve gone to the airport to see their son off.
(彼らは、自分達の息子を送るために空港まで見送りに行った)
■see a doctor 診察を受ける
例)
*You should see a doctor.
(医者にみてもらった方がいいよ)
■see = to visit or meet someone 訪問する、会う
例)
*I’ll be seeing her tomorrow night.
(私は明日の夜、彼女と会っているだろう)
■see out 外まで送る、玄関まで見送る
例)
*Will you please see Ms.Smith out?(ジーニアス英和辞典より)
(スミスさんを玄関まで送ってくださいませんか)
最後に、面白い表現を一つ。
*I’ll see myself out.(ジーニアス英和辞典より)
と言うと、「自分自身を外まで送る」、つまり、「お見送りは結構です」(略式)という意味になります。
seeを使った表現はまだまだ沢山あるので、別の機会に紹介します。
last-ditch とは?
ditch は、聞きなれない方も多いかもしれませんが、これは道路などの脇にある「溝や排水口」を指します。
(a long narrow hole dug at the side of a field, road etc to hold or remove unwanted water)。
last-ditchとは、直訳すると「最後の溝」ですが、「土壇場の、最後までがんばる」という意味になります。
元々は、戦線の最後の塹壕(ざんごう:砲撃などから身を守るために掘られた溝)の事を指していたのですが、そこから、「土壇場の、最後までがんばる」という意味になりました。
兵士が最後の塹壕に残って頑張っている姿を思い浮かべると意味が分かりやすくなります。
Longmanの定義:
[last-ditch]a final attempt to achieve something before it is too late:
(遅くなる前に何かを達成するための最後の試み)
*The negotiators made a last-ditch effort to reach an agreement.(Longman英英辞典より)
(交渉人達は、合意に至るために最後の努力をした)
例)
*a last-ditch attempt (最後の試み)
*a last-ditch effort (最後の努力)
*We’re making a last-ditch effort to finish on time.(Dictionary.comより)
(私達は時間までに終了させるために最後の努力をしている)
make a differenceとは?
differenceには、大きく分けると「違い、相違」という意味と「重要性、影響」という意味があります。
そこで、make a difference は、「違いが生じる」「重要である」「影響する」という意味で使われます。
Longmanの英英辞典の定義
[make a/the difference]
to have an important effect or influence on something or someone
(重要な結果をもたらしたり、何かや人に影響を及ぼす)
「違いがあれば、それは重要であり、重要だったら影響を及ぼす」と関連させれば、意味は一つだと考える事もできます。日本語に訳すと、それぞれの訳語が別物に見えてしまうので、英英辞典で元の意味を確認することはとても重要だと思います。
make と differenceの間には、a, a big, a great, no, little, any(notと一緒) などの単語を入れて意味のバリエーションを作ることができます。
例)
<great>
*It makes a great difference.
(それは大きな違いだ)
<not>
*It doesn’t make a difference to me.
(どちらでもかまいません)
*It doesn’t make a difference.
(それは、重要ではない。=>どうだってよい)
<little>
*His attendance will make little difference.(ジーニアス英和辞典より)
(彼の出席するかしないかはほとんど重要ではない)
*It will make little difference whether you go there by taxi or on foot.
(Tanaka Corpusより)
(タクシーで行っても、歩いて行ってもほどんど変わらない)
<no>
*It makes no difference what she said.(ジーニアス英和辞典より)
(彼女が何をいっても重要ではない=>何を言っても構わない)
次に、differenceの基本的な使い方をLongmanの英英辞典より引用しておきます。
■difference between / difference in
例)
*The main difference between the groups was age.
(グループ間の主要な違いは、年齢です)
*Researchers found a number of important differences in the way boys and girls learn.
(研究者は、男子と女子が学ぶ方法において沢山の重要な違いを発見した)
■派生語
*different(形容詞):異なった、種々の、(口語)特異な、独特の
*differ(自動詞):異なる
復習問題(8)
最近記事から復習問題を作ってみました。
文の引用元なのは各記事に記載してあります。
*Her dress is in (A).
(この服は流行に合っている)
*The trip brought (B) a lot of happy memories.
(その旅行によって沢山の幸せな記憶が蘇ってきた)
*He’s bringing (C) a new album next month.
(彼は、来月新しいアルバムを発売する)
*He has a good (D) in ties.
(彼はネクタイのセンスがいい)
*I have a poor (E) of direction.
(私は方向音痴だ)
*She was able to pick (F) her father at the other side of the room.
(彼女は、部屋の反対側にいる彼女の父を見分けた)
*I picked (G) a few words of Greek when I was there last year.
(去年現地にいたときにギリシャ語をいくつか覚えた)
*I enjoyed (H) very much yesterday.
(昨日は、とても楽しい時を過ごすことができました)
*She has a good (I).
(彼女はスタイルがよい)・・(補足)体型(スタイル)がよいこと
*This sentence doesn’t make (J).
(この文は意味が通らない)
————————–
(A)style
(B)back
(C)out
(D)taste
(E)sense
(F)out
(G)up
(H)myself
(I)figure
(J)sense
復習単語(2)
最近紹介した英語表現を15個ピックアップして復習ができるようにしました。
日本語を英語にするという前提で書いていますが、難しい場合は、下にある答えを見て英語から日本語にする練習をしてみてください。
また、答えは一つとは限りませんが、一応、本blogで紹介したものを基本にして問題を作っています。
次の日本語を英語にしてみてください。
A. 方向感覚
B. すり傷、かき傷
C. 切り傷
D. 鼻血
E. やけど
F. 1缶のビール
G. 2人分のデザート
H. のり(接着剤)
I. ぶらんこ
J. 体温計
K. 低血圧
L. コインランドリー
M. 虫歯
N. 1袋のポテトチップス
O. 熱中症、熱射病
————————————
答え:
A. a sense of direction
B. a scratch
C. a cut
D. a nosebleed
E. burn(火によるやけど), scald(熱湯・湯気によるやけど)
F. a can of beer
G. two helpings of dessert
H. paste (or glue)
I. a swing
J. a (clinical) thermometer
K. low blood pressure
L. a laundromat (米国)、a launderette(英国)
M. a cavity, a decayed tooth
N. a bag of potato chips
O. heatstroke
各単語は、Weblioを使って、可算名詞のものに関しては、a,anを付けるようにしています。
1回だけでなく、何回か繰り返してチェックをしてみてください。チェックする回数を増やせば覚える単語数は増えていくと思います。
奥が深いスタイル: style
日本語にもなっているスタイル(style)ですが、日本語との違いもあるので纏めておきます。
体つきについて「スタイルがよい」と言いますが、この場合のスタイルは、figureになります。
例)She has a good figure.
それでは、本題に入ります。
まずは、Longmanの英英辞典で基本概念を調べておきます。
[style] a particular way of doing, designing, or producing something, especially one that is typical of a particular place, period of time, or group of people:
(特定のやり方、デザイン方法、作り出す方法、とりわけ、特定の場所、期間、人々の典型になるもの)
日本語にすると、「様式、やり方、~風」といった意味になります。
それでは例文を見ながら、styleの意味を確認していきます。
例文は、引用元の表記が無い場合は、すべてLongmanの英英辞典から引用しています。
http://www.ldoceonline.com/dictionary/style_1
例)
■行動など
*use Japanese management style
(日本の経営スタイル(方法)を利用する)
*Children have different styles of learning: some learn by seeing, some by hearing, some by doing.
(子供達は違った方法で学んでいる。ある人は見て、ある人は聞いて、ある人は実行して学んでいる)
■芸術・文学・音楽系
*The paintings are in an expressionistic style.
(その絵画は、表現主義の様式で描かれている)
■ファッション・デザイン系
*Car styles have changed radically in the past 20 years.
(車のスタイルは、過去20年間で完全に変わっている)
用語:
radically 根本的に、徹底的に
■魅力的な資質
*You may not like her, but she certainly has style.
(あなたは彼女の事を好きでないかもしれないが、彼女には気品がある)
=>この意味で使う時は、和英辞典には、「上品さ、気品、風格」といった訳語で説明されています。
用語:
certainly = no any doubt(=definitely)
ちょっと訳しにくいので断定調で書いてcertainlyのニュアンスを入れています(細かいですが)。
一般的には、certainly「確かに、きっと」と訳します。
■in styleという表現
(服・髪などの)型、スタイル
*Her dress is in style.(ジーニアス英和辞典より)
(この服は流行に合っている)
*Her dress is out of style.(ジーニアス英和辞典より)
(この服は流行に遅れている)
ちなみに、She has a good style.というと「彼女はよい文体の文章を書く」という意味になるようです(ジーニアス英和辞典より)。この場合のstyleは、「文体、表現形式」になります。
簡単そうに思えるスタイル(style)という単語ですが、掘り下げて調べてみると奥が深いですね。
医療系単語
日常的によく使う医療系単語なのに英語にすると分からない物が沢山あります。
難しい単語もありますが、今回は、医療系単語を20個集めてみました。
*やけど burn(火によるやけど),scald(熱湯・湯気によるやけど)
*捻挫(ねんざ) sprain,twist
sprainは、動詞で「捻挫する」という意味もある
例)sprain one’s ankle 足首をねんざする
*脳卒中 stroke
strokeは、「打つこと、打撃、一撃」という意味
*糖尿病 diabetes
*打撲 bruise
bruiseは、動詞で「打撲傷を与える、(果物・金属)傷つける」という意味がある
*おたふくかぜ mumps
*歯垢 plaque
*はしか measles
*水ほうそう chicken pox
*インフルエンザ influenza (口語 flu)
*熱中症 heatstroke 熱中症
* すり傷、かき傷 scratch
scratchは、動詞で「ひっかく」という意味がある
*切り傷 cut
*鼻血 nosebleed
bleedは、動詞で「出血する」という意味
*(事故などによる)傷害 injury
*(刃物・銃砲などの)傷 wound
*高血圧 hypertension, high blood pressure
*心筋梗塞 myocardial infarction (口語)a coronary
cardiac infarction, heart attack
=>coronaryは、冠状動脈血栓症の略称なので厳密には違いますが、俗にmyocardial infarctionの意味で使われるそうです(Weblioより)。heart attackが一番分かりやすいですね。
*虫歯 cavity, decayed tooth
decayは、動詞で「腐る、腐敗する」という意味
*胃潰瘍 stomach ulcer, gastric ulcer
ulcer 潰瘍 (例:口内炎 mouth ulcer)
gastric 胃(部)の
多少難しい単語もありますが少しずつ慣れていけばいいと思います。
pickの世界
以前、pick upという動詞句を紹介しましたが、今回は、pickを使った動詞句をいくつか紹介します。
それぞれ複数の意味があるのですが、意味は絞って紹介しています(一度に全部覚えられないので)。
pickの基本概念は、「選ぶ」です。
今回も、創造力を膨らまして、概念から攻めていきたいと思います。
例文に引用元が書いていないものはすべてLongmanの英英辞典から引用しています。
■pick out (= choose,recognize)
・選んで、out(外に)=>人・物をあるグループから選ぶ
*She picked out a navy blue dress.
(彼女は、ネイビーブルーのドレスを選んだ)
*She was able to pick out her father at the other side of the room.
(彼女は、部屋の反対側にいる彼女の父を見分けた)
=>部屋の反対側には人がいっぱいいて、その中から目で選び出したイメージでしょう。
■pick off
選んで、off(離す)=>もぎ取る
*pick off an apple(Weblioより)
(リンゴをもぎ取る)
■pick over (= examine)
全体的によく見て(over)、選び出す=>(選ぶために)注意深く調べる
=>上からoverは覆いかぶさるイメージ。上から目でよーく見ているようなシーンを思い浮かべるといいでしょう。
*She was sitting at the kitchen table picking over a pile of mushrooms.
(彼女は台所に座って、マッシュルームの山を注意深く調べた)
■pick up
選んでup(上へ)
*The phone rang and I picked it up.
(電話が鳴り、私はそれを取った)
*I picked up a few words of Greek when I was there last year.
(去年現地にいたときにギリシャ語をいくつか覚えた)
=>ギリシャ語のいくつかを選んで、頭の中に入れたイメージ
多義語をマスターするのは大変なので、なんらかのきっかけが必要です。本記事をベースにして、各自発展学習をしてみてください。
pickには、まだまだ沢山の意味があるので、これからも繰り返し紹介していきます。