was able to と could の使い分け

be able to の過去形の一つが was able to 、can の過去形がcouldですが、どのように使い分けるのでしょうか?

どちらも、「できた」という訳になってしまいそうです。

was able to は、過去の一時的な能力、could は、仮定法の用法もありますが、今回は、過去の一貫した能力の意味を取り扱います。

(例1)過去の一時的な能力
I was able to get to the meeting on time yesterday.
(昨日は、会議に間に合った)
これは、過去のある時点における「できた(間に合った)」という意味。

(例2)
I could speak English when I was young.
(若かった時は英語を話すことができた(=>今はできない))

これは、過去の一貫した能力です。

このルールがあるので、
I was able to speak English when I was young.
のような言い方はしません。

過去の一貫した能力の場合は、couldが使えるので、
I could swim 25 meters when I was young.
(若いころは25メートル泳ぐことができた)
という表現とも作れます。

少し面倒なのが、知覚動詞や理解に関する動詞と一緒に使うときは、
一時的な能力でもcouldを使います。

例)Learning English(BBC)より
He was standing very close to me and I could smell the garlic on his breath.
(私のすぐ近くに立っていたので、彼の息からニンニクの臭いがした)

http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/grammar/learnit/learnitv196.shtml

このリンク先には、was able to や could の使い分けについて詳しく書かれているので、例文を読んでみてください。