-7月-2013の記事

反対語で英語学習

今回は反対語で英語の勉強をしましょう。
問題:以下の単語の反対語を考えてみてください。
1. even 偶数の
2. famous 有名な
3. fine きめ細かい
4. correct 正しい
5. deep 深い
6. foreign 外国の
7. fat 太った
8. voluntary 自発的な
9. expensive
10. drunk 酔った
———————————————–
答え:
1. odd 奇数の
 =>他にも、「変な、風変わりな(=strange)」 という意味がある。
2. notorious, infamous 悪名高い
3. coarse(生地、肌など) 粗い
 =>他にも、「(食物)粗末な、(態度)下品な」などの意味がある。
4. wrong 間違った
 =>他にも、「(道徳的に)悪い、不適切な、逆の」などの意味がある。
5. shallow 浅い
 =>例)a shallow river 浅い川
6. domestic 国内の
 =>他にも「家庭の、飼いならされた」という意味がある。
  例)domestic animals 家畜
7. thin,lean 痩せた
 =>thinは痩せたという意味の一般的な言葉(not fat)。leanは、thin in a healthy(健康的に痩せた)という意味。
8. compulsory (法、命令)強制的な
=>例)compulsory education 義務教育
9.inexpensive, cheap 安い
 =>cheapには安っぽいというイメージがある。inexpensiveには、安っぽいというイメージはない。
10.sober しらふの
 =>他にも「(人)冷静な、(色)地味な」などの意味がある。


hireとemployの違い

どちらも日本語にすると、「雇う」という意味ですが、hireには短期性があります。
Longmanの英英辞典に明確に定義されています。
[hire]
to employ someone for a short time to do a particular job
(特定の仕事をするために、短期間人を雇う)
例)Longmanの英英辞典より
*Employers hire skilled people on fixed-term contracts.
(雇い主は能力のある人を固定期間の契約で雇った)
hireは、ベビーシッター(a baby-sitter)、庭師(a gardener)、ガイド(a guide)、コンサルタント(a consultant)などを、一時的に雇う時に使えます。
一方、employの方は、一時的、短期間の意味はなく、Longmanの英英辞典では、以下のように定義しています。
[employ]Longmanの英英辞典の定義
to pay someone to work for you
(あなたのために働く人に賃金を払う)
この定義は少し分かりにくいですが、継続的に雇う場合には、employを使います。
例)
*How many people does the company employ?
(その会社は何人の従業員を雇っていますか)
雇用主は、employer、従業員は、employee(最後の-eeにアクセントがあります)なので、一緒に覚えておきましょう。
■「雇う」以外の意味
hireは、イギリス英語で、「借りる」(アメリカ英語では、rent)という意味があります。
*hire a car(車を借りる)(=rent a car)
ジーニアスの英和辞典の語法説明を引用させていただくと
「(英)では衣類・ボートなどを借りるのはhire、車はrentかhire、家はrent、(米)ではこれらすべてにrentを用いる」と記載されています。
アメリカ英語の方はrentで統一されていますね。
イギリス英語は複雑です。
ちなみに、タクシーの事を、ハイヤーと日本語で言ったりしますが、これは、hireから来ているようですね。
タクシーも運転手つきで一時的に車を借りているようなものなので、ハイヤーになるのですね(ただし和製英語です)。
米英には日本のハイヤーのような制度は無いそうです。
employの方も、「雇う」以外にも、「(物、方法、技能などを)使う」という意味があります。


if anything とは?

これは、意味を予測しにくい表現なので、Lognmanの英英辞典で定義を理解しておきましょう。
[if anything] spoken used when you are adding something to emphasize what you have just said
(口語:あなたが言った事を強調するために何かを付け加えるときに使う)
日本語にすると、「どちらかと言うと、いずれにしても、むしろ」などの訳語が割り当てられていますが、Longmanの英英辞典の定義のほうが分かりやすいですね。
例)Longmanの英英辞典より。
*Sam didn’t seem too disappointed at losing. If anything, he seemed relieved that it was all over.
(サムは、敗北で失望しているようには見えなかった。どちらかというと、彼は、それが終わってほっとしているようだった)
例文には、先日説明したseemが入っていますね。
seemは、話者の主観が入って、そのように「見える、思える」という意味になります。
anything を使った表現で重要なのがanything butです。
以前にもこの表現を紹介しましたが、復習の為に違う例文を紹介しておきます。
■anything but 
意味は似ていますが、2種類あります。
1.~の他ならなんでも(butは、前置詞で「~の他に、~を除いた」という意味があります)
2.決して~でない
例)
*I will eat anything but cheese.
(チーズ以外なら何でも食べます)
*He is anything but a gentleman.
(彼は決して紳士的ではない)


People Get Happier With Age (歳をとるとより幸せになる)

People Get Happier With Age
(歳をとるとより幸せになる)

VOAニュースが制作している英語教材は、ナチュラルスピードの1/3というスロースピードで話されているので、英語力アップに役立てる事ができます。
この教材の良いところは、話されている英文が画面の下に表示されるのですぐに確認が出来るという点です。
以下のような学習方法をやってみてください。
1.英文を見ながら全体を理解する。
2.話されている英語と一緒に、発音・イントネーションなどに注意しながら、英文を見ながら同じスピードで言えるようになるまで繰り返す。
3.英文を見ないで、耳だけで聞きながら、話された英文を追いかけるようにして同じスピードで言う(シャドーイングという学習方法)。
VOAの教材には、あまり難しい単語が使われていないので、比較的分かりやすい英文になっていますが、キーワードが分からない場合は、辞書を使って調べてください。
また、繰り返し同じ教材を学習することによって、基本単語の用法が自然と身に付いていくと思います。
VOAの英語教材は、YouTubeの「VOA Learning English」に保管されており、数百本あります。

http://www.youtube.com/user/VOALearningEnglish

今日は、People Get Happier With Age(歳をとるとより幸せになる)という教材を使って上で紹介した1と2(余裕のある方は3まで)を実施してみてください。

上で紹介した訓練を毎日実施すれば、相当の英語力がつくのではないかと思います。継続は力なりなので、みんなで一緒に、この教材で学習しましょう。


seem と appear の違い

日本語にすると「見える、思える」という意味になりますが、微妙な違いがあるので、今回取り上げてみました。
まずは、いつもの通りLongmanの英英辞典で、定義の違いを見てみましょう。
■seem: to appear to exist or be true, or to have a particular quality
(存在していたり、真実であるように見える、または、特定の質があるように見える)
 =>日本語にすると「見える、思われる」になります。
seemは、話し手の主観・判断が入って、「見える、思える」という意味になります。
例)ジーニアス英和辞典より
*He seems (to be ) quite happy with the conditions of the contract.
(彼は、契約条件にすっかり満足しているようだ)
■appear: used to say how something seems, especially from what you know about it or from what you can see
(何かがどのように見えるかを言う時に使う、特に、あなたがそれについて知っていたり、あなたが見ているものから)
 =>こちらも日本語にすると「見える」ですね。
appearは、客観的事実について述べています。つまり外観がそのように見えるということをいう時に使います。また、appearのほうがseemよりもformalな表現になります。
例)Longmanの英英辞典より
*This appears to be a good solution.
(これは、良い解決に思える)
■appearの「見える」以外の意味
appearには、「(突然)出現する」、「(TVなど)出演する」、「(著書など)世に出る」などの意味があります。
seemもappearも、いろいろと奥が深いので、別の機会にまた説明したいと思います。


helpの基本用法

helpは、ご存知の通り、「助ける」という意味の動詞ですが、これ以外にも「避ける」という意味があります。
今回は、helpの基本用法を纏めてみます。
■help 人 (to) do 「人が~するのを手伝う」
例)Longmanの英英辞典より
*I helped her to carry her cases up the stairs.
(私は、彼女がケースを上の階に運ぶのを手伝った)
toは、省略可能です(特にアメリカ英語)。
「help 人 」のように、「人」を助けるという事を言って、具体例がその後に続くという英語的な発想が入っていますね。
「help 人 with 名詞」という形もあります。
=> help 人 with one’s report など。
■(cannot、 could notと一緒に用いる)help ~ing「避ける」
cannotと一緒に用いると、直訳で「避けることができない」になります。
この意味は、補足説明が必要だと思うので、Longmanの英英辞典の定義を引用しておきます。
[定義]used to say that someone is unable to change their behaviour or feelings, or to prevent themselves from doing something
(習慣や感覚を変えることができない事を言うために使ったり、何かをすることを避けることができない事を言うためにできる)
例)Tanaka Corpusより
*I cannot help thinking so.
(私は、そう考えざるをえない)
■help yourself 自由にとって食べる
例)Longmanの英英辞典より
*Please help yourself to some cake.
(ケーキを自由に食べてください)
Please help yourself. だけでもいいのですが、to以下に対象の食べ物(飲み物)を入れることができます。
■類義語
・assist (formal) 補助的に手伝う
 形式: assist 人 with something, assist 人 in doing something
・give 人 a hand (informal) (特に物を運んだり、上にあげたりして)手伝う
・lend a hand, help out(informal) (何かをするのに十分な人がいない時などに)手伝う
例)Longmanの英英辞典より
*Can you give me a hand stacking up these boxes?
(これらの箱を積み重ねるのを手伝ってもらえますか)
*Police came from other areas to lend a hand.
(警察が応援のために他の地域からやってきた)
構文を理解したら、是非、例文を考えてみてください。


スリッパを英語で言うと?

slippersになります。
英語も日本語とほとんど同じですが、slipperは可算名詞なので、複数形のslippersとなっている点に注意してください。
slippersは、日本のスリッパと若干イメージが異なり、室内履きと言った方いいでしょう。
Longmanの英英辞典では、以下のように定義しています。
a light soft shoe that you wear at home
(軽くやわらかい靴で、家の中で履く)
参考画像(US:Amazonのスリッパ販売ページより):

http://www.amazon.com/s?ie=UTF8&page=1&rh=n%3A679324011

スリッパ(slipper)と音が非常に似ている単語があります。
それは、slippery「滑りやすい」です。
slipperもslipperyも元の動詞は、slip(滑る)です。
よく考えてみると、スリッパを履くときは、足を滑らせるようにして履きますよね。
slipperyにも、いくつか意味がありますが、「滑りやすい、つるつるした」という意味から警告表示でよく使われます。
警告表示の例:
*SLIPPERY SLOPE 滑りやすい坂
*SLIPPERY WHEN WET 濡れている時は滑りやすい
*SLIPPERY FLOOR 滑りやすい床
*SLIPPERY SURFACE 滑りやすい表面
参考:Googleの画像検索:キーワードは「slippery」


out of sorts とは?

これは、「気分が悪い、元気が無い、機嫌が悪い」という意味になります。
例)
*I feel out of sorts.
(気分が悪い)
今回は、sortについて少し纏めておきます。
sort 単体の意味は、「種類(kind/type)、人、もの」になります。
例)Longmanの英英辞典より
*What sort of shampoo do you use?
(どんな種類のシャンプーを使っていますか)
Longmanの英英辞典の「Word Choice」のコーナーには、type, kind, sortについての説明があります。
[Type, kind, and sort] all have the same meaning and can be used in the same situations
(type, kind, sort は、すべて同じ意味で、同じ状況で使われる)
■sort of 多少、いくらか(口語)
Longmanの定義は、以下のようになっています。
used to say that something is partly true but does not describe the exact situation:
(部分的に正しいが、正確な状況を表現していない)
例)Tanaka Corpusより
*I sort of understand.
(なんとなく理解しました)
■sort(動詞)
sort でもう一つ覚えておきたいのが、「分類する」という動詞です。
日本語でも、「ソート」すると言いますね。
例)Longmanの英英辞典より
*The eggs are sorted according to size.
(卵はサイズごとに分類された)


willing to の使い方に注意

willing to を「喜んで~する」と習った人はいませんでしょうか。
今はどうか分かりませんが、昔は、そのように習った覚えがあります。
Longmanの英英辞典の定義は以下のようになっています。
[willing] prepared to do something, or having no reason to not want to do it
(何かをする準備ができている、または、それをしたくない理由が無い)
この定義の中に、「喜んで~する」という意味が無いですね。
ネイティブに聞いてみると、「やってもいいけど、その代り何かやってほしい」というような交換条件が含まれている時があるようです。
ジーニアスの英和辞典の「語法」欄には以下にような説明があります。
引用「be ready to と違い、自分から積極的にしたいというのではなく、特に反対する理由もないので同調の態度を取る時に用いる: If necessary, I’m willing to change the plan. 必要ならその計画を変更してもよい」
研究社 新英和中辞典にも、似たような語法の説明があり、willing to には、積極的な意味は無いそうです。
断る理由が無いので、「~してもかまわない」といった訳語になります。
例)Longmanの英英辞典より
*How much are they willing to pay?
(あなたは、いくらなら払ってもいいですか)
例)NAVER英語辞書より
*I can’t speak English very well, but I am willing to learn.
(英語はうまくは話せないけど、習いたいと思っています)
willing to は、使い方が難しいですね。
少なくとも、積極的に「喜んで~する」という気持ちは表現できないので、注意しましょう。
「喜んで~する」と言いたい時は、I’d be happy to do ~のような表現を使いましょう。


sleep on とは

直訳は、「~の上に寝る」ですが、onの後ろには、重要な事・問題、it (話題にしている事)などが入ります。
これは、「(口語)一晩考える」という意味になります。
Longmanの英英辞典辞典には以下のように定義されています。
[sleep o]to not make a decision about something important until the next day
(次の日まで、重要な事に関する決定をしない)
例)THE FREE DICTIONARYより
*You don’t have to give me your decision now. Sleep on it, and let me know tomorrow.
See lose sleep over, sleep a wink
(すぐに決断をする必要はない。ひと晩考えて、明日知らせてください)
sleepを使った表現:
■sleep like a log (informal) 熟睡する
=>logは、「丸太」という意味
■not sleep a wink
(=not sleep at all 一睡もしない)


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