英語表現
「退屈だ」と言いたい時
bore「退屈させる」という単語が使えます。
×I’m boring.
〇I’m bored.
I’m boring にしてしまうと、自分が退屈な人間になってしまうので、必ず後者のI’m bored.を使います。
boreには、3つの意味があるので確認しておきましょう。
■bore: bear(「産む」などいろいろと意味はあります)の過去形
bear-bore-born(borne)
参考:(熟語)bear fruit 実を結ぶ
*His efforts bore fruit. (彼の努力が実を結んだ)
■bore: 穴をあける
日本語でも穴をあけることを「ボーリング」と言ったりしますが、これは、bore(穴をあける)にingを付けて名詞になったものです(boring)。
*bore a hole (穴をあける)
■bore: 退屈させる
「~に退屈した」という意味ですが、be bored with の形になります。
*I’m bored with you now. (NAVER英語辞書より)
(もう私はあなたに飽きました)
*boring(形容詞)うんざりするような
The video is boring.
(そのビデオはつまらない)
震災2周年の記事(VOAニュースより)
Japan Marks 2nd Tsunami Anniversary(VOAニュースより)
(津波から2年)
(http://www.voanews.com/content/japan-marks-2nd-tsunami-anniversary/1619058.html)
最初のパラグラフより:
Japan has observed a moment of silence to mark the second anniversary of a devastating earthquake and tsunami that claimed nearly 19,000 lives and caused the worst nuclear accident since the 1986 Chernobyl disaster.
用語:
*observe (儀式など)挙行(執行)する
=>「観察する」という意味で覚えている方も多いと思いますが、こういう意味もあるのですね。
*momnet of silence 黙祷
*mark 記録する
*devastate (国土)荒らす、困惑させる
*claim (人命を)奪う
=>「要求する」という意味で覚えている方も多いと思いますが、ニュースなどでは、「(人命を)奪う」という意味で、claimがよく使われます。
*disaster 大惨事、災害
(参考訳)
日本は、東日本大震災と津波の2周年の日に黙祷を捧げた。震災により、約1万9千人の人が亡くなり、1996年のチェルノブイリの大惨事以来、最悪の原発事故を引き起こした。
本文中では、stand in silence という表現も「黙祷」の意味で使っています。
*Attendees stood in silence at 2:46 p.m
(出席者は、午後2:46に黙祷を捧げた)
flesh とは?
一文字違いの、freshは、カタカナにもなっている「フレッシュ」の事で、「新鮮な、真新しい」という意味になります。
ところが、r を l に変えたfleshになると、「(動物・魚などの)肉、果肉」という意味になります。
Longmanの英英辞典では、以下のように定義しています。
the soft part of the body of a person or animal that is between the skin and the bones
(人や動物のやわらかい部分で、皮と骨の間にある)
つまり、「肉」ということになりますね。
例)
*flesh of a lobster(日本語WordNetより)
(ロブスターの肉)
*a flesh-eating animal
(肉食獣)
*the flesh of a melon(研究社 新英和中辞典より)
(メロンの果肉)
■in the flesh 生きて、実物で
例)Longman英英辞典より
He looked much shorter in the flesh than on television.
(彼は、実物の方がテレビよりずっと背が低く見える)
■fresh
ついでに、fresh を使った表現をいくつか紹介します。
*fresh vegetables 生野菜、新鮮な野菜
*fresh bread 焼きたてのパン
*fresh fish 鮮魚
*I ate fresh almonds right off the tree!(NAVER英語辞書より)
(私は、木から採りたてのアーモンドを食べた)
* fresh ground coffee 挽きたてコーヒー
*fresh water 淡水、真水(=>salt water 海水)
advice と advise
日本語の「アドバイス(忠告)」を英語にした場合の綴りはどちらでしょうか。
まずは、発音の違いから。
adviceの最後のceは[s(ス)」と発音し、adviseの最後のseは、「z(ズ)」と濁って発音します。
*advice: (不可算名詞)助言、忠告
Longmanの英英辞典の定義
an opinion you give someone about what they should do
(あなたが誰かに与える意見)
・「~についての助言」という時は、advice about~、または、advice on~ になります。
例)
*Could you give me some advice about buying a home?(Longmanの英英辞典より)
(家の購入についてのアドバイスをいただけませんでしょうか)
someは、可算名詞、不可算名詞の両方の修飾に使えるので便利です。
adviceは、不可算名詞なので、複数形などが無いので注意しましょう。
(細かく言うと、可算名詞の用法もありますが、「忠告」の意味では、不可算名詞です)
参考:http://ejje.weblio.jp/content/advice
*advise:(動詞)忠告する
Longmanの英英辞典の定義
to tell someone what you think they should do, especially when you know more than they do about something
(あなたが誰かにそうすべきと考える事を話す、特に、あなたの方がよく知っている場合に)
例)
*She needed someone to advise her.(Longmanの英英辞典より)
(彼女は誰か助言してくれる人を必要としていた)
lose one’s head とは?
直訳すると、「頭を失う」ですが、headには、mind(知力、心)の意味もあるので、lose one’s headは、「あわてる」という意味になります。
Longmanの英英辞典では、以下のように定義しています
to become unable to behave calmly or sensibly in a difficult or frightening situation
(落ちついて行動したり、分別のがあるように行動できなくなる。難しい状況や恐ろしい状況におかれたために)
英英辞典の説明はとても大事で、この意味を元にして、いろいろな訳語が生まれます。例えば、「泡食う」や「のぼせる」と訳している辞書もあります。
例)
*Whatever happens, try not to lose your head.(プログレッシブ和英中辞典より)
(何が起きても、慌てないようにしなさい)
先ほど、headには、mindの意味があると書きましたが、Longmanの英英辞典に以下の例文がありました。
*Use your head to work out the answer.
(答えを出すために頭を使いなさい)
work out は、以前も紹介しましたが、「計算して答えを出す、問題などを解く、運動する、計画などを作る、うまくいく」などの意味があります。
work outの過去記事はこちら:
http://english.studynet.jp/blog/words/879/
エネルギー関連の単語
今回は、エネルギー関係の単語を集め、クイズ形式にしてみました。答えと解説の所には、関連語もいくつか入れておきました。
A~Jを英語にしてみましょう。
A.原子力発電
B.太陽光発電
C.水力発電
D.風力発電
E.地熱発電
F.石油
G.原油
H.天然ガス
I.一酸化炭素
J.二酸化炭素
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(答えと解説)
A.nuclear power generation
nuclear:原子核の
=>nuclear power plant (原子力発電所)
B.solar power generation
C.hydroelectric power generation
hydro-:水の、electric:電気の
=>hydrogen(水素)
D.wind power generation
E.geothermal power generation
geo-:地球/土地、thermal:熱の
=>geography(地理学)
F.petroleum
G.crude oil
crude:天然のままの、加工していない
H.natural gas
I.carbon monoxide
mono:一つ、oxide:酸化物
=>carbon monoxide poisoning(一酸化炭素中毒)
J.carbon dioxide
di:二つ、oxide:酸化物
=>oxygen(酸素)
put out とは?
putは、「何かをどこかに置く」、outは、「外へ」なので、「外へ出す」というのが元の意味ですが、いろいろな意味に変化します。
■火を消す
「火を外に出す=>火を消す」
例)
*Could you put out your cigarette?
(タバコの火を消していただけませんか)
■電気を消す
「電気の供給を外に出す=>消す」
例)
*Could you put out the light in the kitchen?
(台所の電気を消してくれませんか)
■発行する
「外(世の中)へ出す=>発行する」
*They put out five books last year.
(彼らは、昨年5冊の本を発行した)
■外へ出す
「外へ出す=>仕事を外に出す(下請けに出す)、(食事を)出す、(物を)外に出す」
例)
*We put out our work.
(仕事を外注した)
*I put out my garbage this morning.
(今朝ゴミを出した)
横浜市資源循環局のホームページに以下のタイトルのページがありました。
*How to Put Out Your Garbage and Recyclables
(ゴミと再生資源の出し方)
http://www.city.yokohama.lg.jp/shigen/sub-shimin/dashikata/e.html
このページは、勉強になりそうですね。
put outには、他にも意味があるので、辞書や、以下のサイト(英辞郎)で確認してみましょう。
http://eow.alc.co.jp/search?q=put+out&ref=sa
butterfly(バタフライ)を動詞で使うと?
butterflyは、名詞で「チョウ」という意味ですが、チョウがその羽を開く様子をイメージした動詞の使い方があります。
動詞の意味は、「(魚などを)2枚に切開く」になります。
About.comのFish & Seafood Cookingのセクションに次のようなタイトルのページがありました。
How to Split or Butterfly a Fish
(魚のさばき方(2枚に切り開く方法))
http://fishcooking.about.com/od/wholefishrecipes/ss/split_fish_all.htm
butterflied を形容詞的に使うと、「魚の開きの」という意味になります。
例)
*butterflied fish
■熟語
butterfly(チョウ)を使った有名な熟語は、have butterflies in one’s stomach. (胸がドキドキする)です。
緊張で心臓がドキドキして、まるでチョウが体の中でバタバタしているように感じるのでしょう。
例)
*I have butterflies in my stomach
(胸がドキドキする)
同音語のまとめ
今回は同音語を10セット集めてみました。
日本語解説を下に書いておきました。
1. hair, hare
2. morning, mourning
3. cite, site
4. pair, pear
5. sole, soul
6. root, route
7. plane, plain
8. peak, peek
9. key, quay
10. bear, bare
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1. 「毛髪」、「野うさぎ」
2. 「朝」、「追悼・喪」 (mournは、「(死など)嘆く、悲しむ」という動詞)
3. 「引用する」、「敷地」
4. 「一対・ペア」、「西洋なし」
5. 「単独の、足の裏」、「魂、精神」
6. 「根、(数学)ルート、祖先・ルーツ」、「道、航路」
7. 「飛行機、平面」、「明白な、無地の(装飾のない)」
8. 「山頂」、「のぞく、ちらっと見る」
9. 「カギ」、「波止場、埠頭」
10.「熊、耐える、産む」、「裸の」
まだまだ同音語は沢山あるので、別の機会に纏めます。
think a lot of ~とは?
think a lot of + 人(物)という構文で使われます。
直訳すると、「人(物)の事を沢山考える」ですが、これは、admire(称賛する)、respect(尊敬する)、「高く評価する」などの意味になります。
称賛していれば、その人について沢山考えますよね。
同じ意味のバリエーションがいくつかあります。
think highly of, think well of, think a great deal of, think much ofなど。
例)
*I think highly of my teacher.
(私は、先生を尊敬しています)
*The boss thinks a lot of her.
(上司は彼女を高く評価しています)
反意語としては以下のような表現があります。
think little of, not think much of(軽んじる、低く評価する、なんとも思わない)
例)
*Don’t think little of the result.
(その結果を軽視するな)
think a lot of と think little of は一緒に覚えてしまいましょう。