-8月-2014の記事
smell の最後にyを付けると?
smell は、「においがする」という動詞ですが、最後にyを付けた smelly は形容詞となり、「いやなににおいがする」という意味になります。
例)CNNより(February 19, 2010)
Smelly passenger kicked off flight
(見出し:悪臭がする乗客は追い出された)
http://edition.cnn.com/2010/TRAVEL/02/18/smelly.passenger/
kick off には、「始める」という意味がありますが、ここでは、「追い出す」という意味になります。
新聞見出しの場合は、be動詞が省略されるので、過去形で表示されている場合は、受け身の意味になります。
この乗客が飛行機から追い出されたのは、 strong body odor(ひどい体臭)のせいです。
「おでん」の説明
about.comのJapanese foodに「おでん」の記事があります。
Oden is a Japanese hot pot dish in which ingredients are slowly simmered in a soy sauce based soup.
(おでんは、日本の鍋料理で、醤油ベースのスープの中で材料をゆっくりと煮て作ります)
http://japanesefood.about.com/od/onepotdishes/r/odenrecipe.htm
この記事に出てくる重要語:
・simmer とろとろ煮る(煮える)
・soy sauce 醤油( soy は「大豆」)
・dish 料理
・ingredient 成分、材料
・broth 煮汁
wikipediaにも「おでん」の詳しい説明があるので、こちらも参考にしてください。
http://en.wikipedia.org/wiki/Oden
それから、魚を材料にした食材を fish cakes と呼んでいます。
例えば、「ちくわ」は、chikuwaでいいのですが、説明するときは、tube-shaped fish cake となるようです。
(参考)bento.com
http://www.bento.com/re_oden.html
こちらのサイトも参考にすると勉強になると思います。
boil を名詞で使うと?
まずは、動詞形の説明から始めます。
boilは、「(水などを)沸かす、(料理で)煮る」などの意味があります。
沸点は、boiling point となり、水の場合は、100度が boiling pointです。
この沸騰しているイメージを人間の肌に当てはめると、名詞の意味がイメージしやすくなります。
boil は、名詞で「できもの、おでき」という意味があります。
boil は、医学用語では、skin abscess(abscess は、「膿瘍(のうよう)、はれもの」という意味)と言います。
例)
A boil, or skin abscess, is a collection of pus that forms in the skin.
http://www.medicinenet.com/boils/article.htm#boils_facts
(おでき、つまり皮膚膿瘍は、皮膚の中に形成される膿の集まりである)
用語:
・or すなわち
・pus うみ(膿)
話を動詞形のboilに戻して、表現をいくつか紹介します。
・boil water 湯を沸かす、
・boil eggs 卵をゆでる
・boil down 煮詰める、(話など)要約される
最後に、boil と一緒に覚えておきたい表現が、simmer(とろ火でとトロトロ煮る(煮える))です。
malfunction の mal- の意味を理解して英単語力増強!
malfunction を分解すると、mal + functionと分けることができます。
mal には、「悪い」という意味があり、functionは、「(動詞)機能
を果たす、(名詞)機能」という意味になります。
よって、malfunctionは「悪い機能を果たす」、つまり「うまく機能しない」という意味になります。名詞、動詞の両方で使えます。
機械や体の器官が機能しない時などに使う事ができます。
例)malfunction indicator lamp
(車のエンジンの)警告表示ランプ
http://en.wikipedia.org/wiki/Malfunction_indicator_lamp
エンジンが機能していないことを知らせてくれる表示ランプということになります。malfunction indicator lampが点灯したら注意が必要ですね。
例)CNNニュースより(October 27th, 2013)
Obamacare malfunction shuts down application tool
オバマケア(のサイト)が機能しないために、申込システムを閉鎖した
http://politicalticker.blogs.cnn.com/2013/10/27/obamacare-malfunction-shuts-down-application-tool/
オバマケアとは、オバマ大統領が署名した医療保険制度改革法の事です。
似たような「mal」 + 「単語」の組み合わせはいくつかあるので、ついでに紹介しておきます。
malnutrition 栄養失調
=>mal + nutrition(栄養を摂取すること、栄養物)・・悪く栄養を摂取すること
maltreatment 虐待(動詞は、maltreat)
=>mal + treat(扱う)・・悪く扱う
児童虐待は、child maltreatment、または、child abuseと言いますが、child abuseの方が利用率は高いです(Googleの検索結果より)。
malware マルウェア(他人に害を及ぼすソフトウェア)
=>mal + ware(ソフトウェアのウェア(ware))・・・悪いソフトウェア
以前、Winnyというマルウェアが話題になった事があるので、マルウェアという言葉は聞いたことがある方も多いと思います。
maladjusted 不適応の (反意語:wel-adjusted)
=>mal + adjusted(調整された)・・・悪く調整された
malformed 不格好な
=>mal + formed(形作られた)・・・悪く形作られた
malという接頭辞は覚えておいて損はないですね。
think over とは?
overの概念は、「上をおおって、隅から隅まで」ですが、ここから、「最初から最後まで」という概念につながり、think over で「よく考える、熟考する」という意味になります。
Longmanの英英辞典の定義によると、次のように定義されています。
[think over] to consider something carefully before making a decision
(決定をするまえに、よく考える)
例)Let me think it over. (よく考えさせてください)
似たような表現に、read over があります。
over の「最初から最後まで」のニュアンスが分かれば、read A over で、「すっかり目を通す、通読する」という意味になります。
念のためLongmanの英英辞典の定義を調べておきましょう。
[read over] to read something carefully from beginning to end in order to check details or find mistakes
(詳しくチェックしたり、間違いを見つけるために、最初から最後まで注意深く読む)
overの代わりに、read through と表現しても同じです。
例)I read over the report last night (昨晩、レポートを詳しく読んだ)
on the ropes とは?
onは、「~の上に」という意味ですが、正確には、接触している状態を示すので、on the rops は、ロープに接触している状態です。
on the ropesは、ボクシングから来た表現で、ボクシングで、一方がロープに追いやられている状況を思い浮かべてみると意味が想像しやすくなります。
パンチを受けて、ロープまで追い詰められている状況から、「窮地に追い詰められている」という意味が生まれます。
Longmanの英英辞典の定義は以下の通りです。
[on the ropes] (informal) to be in a very bad situation, in which you are likely to be defeated
(とても悪い状況にいて、負けそうな状態)
例)Longmanの英英辞典より
The army says the rebels are on the ropes.
(軍の話によると、反逆者は追い詰められている)
例)TIMEより(Friday, Jan. 04, 2008)
Romney on the Ropes
(アメリカ大統領選の)ロムニー候補は追い詰められている
http://content.time.com/time/politics/article/0,8599,1700130,00.html
例)Japan Timesより
Globalization is on the ropes
(グローバル化の流れは悪い状況になっている)
http://www.japantimes.co.jp/opinion/2013/01/03/commentary/world-commentary/globalization-is-on-the-ropes/#.U70bz_l_tyU
この記事では、グローバル化の反対語として、deglobalization という言葉が使われています。
これは、THE WASHINGTON POSTの記事が元なのですが、グローバル化によって、アメリカ国内の仕事が奪われるので、deglobalizationが、ある面では良いという見方もあるようです。
中国の生産コストが高騰する中で、GEなどは、一部の生産を中国からメキシコに移している状況なので、グローバル化に多少ブレーキがかかっているようです。
bark up the wrong tree とは?
このイディオムの由来を調べると、次のようになります。
猟犬が獲物を追いかけていると、逃げている動物が木に登ってしまいました。そこで、犬は、動物が隠れている木に向かって吠えています。
bark は、「(犬などが)吠える」という意味です。
ところが、実際には、吠えている木ではなく、違う木に動物は逃げています。
つまり、間違った木に向かって犬が吠えている状況を思い浮かべると、意味が分かってきます。
bark up the wrong treeは、インフォーマルな表現で「見当違いなことをする」という意味になります。
例)CNNニュースより(11 February, 2010)
Barking up the wrong tree? iPhone’s doggy translator application
(見当違いの事をしている? iPhoneの犬語翻訳アプリ)
http://travel.cnn.com/tokyo/shop/bowlingual-iphone-677120
barkは、犬だけでなく、人が主語になり、S + bark at + 人 という形になると、「(人に)どなる」という意味にもなります。
犬が吠えている姿を思い浮かべると、この意味は想像しやすいですね。
under the weather とは?
これは、口語で「具合が悪い、気分が悪い」という意味になります。
例)I’m under the weather today.
(今日は気分が悪い)
言葉の由来は、以下のサイトを参考にすると、昔船乗りが気分が悪くなると、船のデッキの下(つまり天気から離れたところ)に行って休んだので、このような表現になったようです。
http://www.knowyourphrase.com/phrase-meanings/Under-the-Weather.html
■ weatherには、動詞としての用法
Longmanの英英辞典の定義より
[weather]to come through a very difficult situation safely:
(とても困難な状況をうまく切り抜ける)
用語:
・come through(難しい事など) 切り抜ける
例)Longmanの英英辞典より
*The company weathered the storm of objections to the scheme.
(その会社は、計画に対する反対を乗り切った)
用語:
・weather the storm 難局を切り抜ける
・objection 反対
・scheme 計画
■weatherを使った表現
・weather permitting
天気がよければ、・・・・・(独立的に使う)
例)CNNニュースの見出しより(February 7th, 2010)
Shuttle Launch – Weather Permitting
(シャトル打ち上げ、天気がよければ)
http://newsroom.blogs.cnn.com/2010/02/07/shuttle-launch-weather-permitting/
飽きっぽい人のために!(TIMEより)
TIMEに次のようなタイトルの記事がありました。
How to Motivate Yourself: 3 Steps Backed By Science
(どのようにして自分に動機を与えるか:科学で裏付けされた3つのステップ)
http://time.com/2933971/how-to-motivate-yourself-3-steps-backed-by-science/
同記事の書き出しより。
You make goals… but then you procrastinate
(ゴールを設定する・・・しかし、ずるずる先延ばしにしてしまう)
You write a to-do list… but then you don’t follow through.
(to-do リストを作成する・・しかし、最後までやらない)
—用語—
・procrastinate ぐずぐずする、先延ばしにする
・follow through 最後までやり遂げる
目標を立てても、最後までやり遂げるのは難しいですね。
この記事では、ゴール設定やto-doリストなどを作るような作業には、何かが欠けていると言っています。
それは、感情(emotions)の成分です。
ゴール設定や to-do リストには、感情(emotions)の事が考慮されていないので続かないと言っています。
私たちは、感情に勝つことができない(We can’t fight our feelings.)。
つまり、 モチベーション(motivation)、動機づけが一番大事ということになります。
モチベーションを上げてゴールに近づくには、以下の3つが必要です。
1.Get Positive
2.Get Rewarded
3.Get Peer Pressure
つまり、ポジティブな考え、自分に報酬を与えること、ピアープレッシャー(仲間のプレッシャー)の3つがあれば目的に向けて続けることができます。
—用語—
・peer 同僚、仲間
1.Get Positive
自分が進んでいるのが実感できて、小さな成功体験があれば、幸せな気持ちになり、やる気が出てきます。
2.Get Rewarded
to-do リストの1項目が終わったら自分にご褒美・報酬(reward)を与えるのも良いですね。そうすれば、to-doリストをこなしていくのも楽しくなります。
3.Get Peer Pressure
一緒にゴールに向かう人がいたら、自分だけ諦めるわけにはいかないです。そういった仲間のプレッシャー(Peer Pressure)もゴールに向けて進むにはプラスに働きます。
目標を持って毎日頑張るためには、上記3つの要素を取り入れるようにすると実行力が上がります。
英語の学習にも応用してみてください。
最後に元のTIMEの記事から重要単語をいくつか抜き出してみます。
—用語—
・take A into account Aを考慮する
・unavoidable 避けられない
・ignore 無視する
・end up 最後には~になる
・productivity 生産性
・optimism 楽天主義
・surround A with B AをBで囲む
・longevity 長生き、寿命
成功している人々の毎日
TIMEの記事に、Here’s the Schedule Very Successful People Follow Every Day(とても成功している人々が毎日従っているスケジュールはこれだ)という記事があります。
記事URL:
http://time.com/2946226/heres-the-schedule-very-successful-people-follow-every-day/
今回は、この記事を駆け足で読んでみます。
詳細は、記事を参考にしてください。
この記事では、成功している人は、
・They rise early(朝早く起きる)、
・Almost all have a morning ritual.(ほとんどの人は、朝の習慣を持っている)と最初に書かれています。
用語:
・ritual 儀式、習慣
一般的に朝型の方が効率が良いと言われていますが、この記事では以下のような説明がされています。
Research shows that 2.5 to 4 hours after waking is when your brain is sharpest.
(研究に結果によると、起床後の2.5時間~4時間が一番脳が活発な状態になっている)
ここでは、仕事について述べているので、出社したら邪魔さらない環境でまず重要な事を最初にやりましょうと言っています。
(Important Work First Thing — With No Distractions(見出し))
用語:
・distraction 注意散漫
=>distract (注意などを)そらす(反対語は、attract)
午後は、生物が持っているサーカディアン・リズム(circadian rhythm)によって効率が落ちるので、休憩をとったり(take a break)、スナックを食べたり、仮眠(power nap)をするのが良いそうです。
用語:
・nap 昼寝、うたた寝、power nap(仮眠)
・circadian rhythm サーカディアン・リズム(約24時間11分周期で変動する生理現象で、動物、植物、菌類、藻類などほとんどの生物に存在している(Wikipediaより))
午後は、ミーティングをするのにちょうどよい時間帯だそうです。
And research shows the afternoon really is the best time for meetings
夜は、充電するためにリラックス!
Though successful people do work long hours, the greats almost all take the evening off to recharge.
用語:
・the greats
一流人、要人、スター
・recharge 充電する(ここでは比喩的に使っている)
(参考)recharge one’s battery 休養する
この記事の最初に、 a dime a dozen という表現がありますが、これは、「ありふれた」という意味なので、一緒に覚えておきたいですね。(All too often, productivity tips are a dime a dozen.)
用語:
・all too often 大抵は、
・a dime a dozen
これを読んで、英語の勉強も毎朝やった方が効率が良いかもしれないと思いました。