-6月-2014の記事
vesselで思い浮かべるものは?
vesselには、「船」という意味がありますが、フォーマルな意味になります。
Longmanの英英辞典には、a ship or large boat と説明されています。
例)CNNより(April 16, 2014)
MH370: Underwater search vessel forced to resurface after technical issue
(技術的な問題で水中探査船を強制的に再浮上させた)
http://edition.cnn.com/2014/04/16/world/asia/malaysia-airlines-plane/
用語:
・resurface (潜水艦など)再浮上する
vesselには、「血管」という意味もあります。
例)CNN healthより(August 09, 2007)
Cardiovascular disease 101: Understanding heart and blood vessel conditions
(心臓循環器系の病気 101: 心臓と血管状態の理解)
http://edition.cnn.com/HEALTH/library/cardiovascular-disease/HB00032.html
用語:
・Cardiovascular 心循環器系の
cardiovascular diseaseは、難しい単語ですが、heart disease(心臓病)の事です。cardiac(心臓の)という単語と一緒に理解しておくと、少しだけ理解しやすくなります。
血管という意味では、vein(静脈)とartery(動脈)も一緒に覚えておきたいです。
deadにはいろいろな意味がある!
deadは、「死んだ」という意味だけでなく、幅広い意味があります。
I am dead tired. と言うと「くたくたに疲れた」という意味になります。
deadには、completelyの意味があり、意味を強調させることができます。
例)Longmanの英英辞典より
The road was dead straight.
(道路は、真っ直ぐだった)
dead straightは、遠くまで道が真っ直ぐになっているイメージです。
日本だとなかなか見る事ができないかもしれませんが、海外にはdead straightと言える道が沢山あります。
AUSTRALIAN ROAD TRIPというサイトに、dead straight roadの写真があります(本文でもdeadを使って表現しています)。
https://ausroadtrip.wordpress.com/tag/wa/
dead silenceと言えば、とても静かなイメージになります。
ものすごくつまらない場合は、dead boringとなります。
また、dead beerは、「気の抜けたビール」(= flat beer)、dead batteryは、「切れた電池」、dead of winterは、「真冬」となります。
まだまだ、deadには沢山の意味があるので、辞書で一度調べてみてください。
tentativeとは
tentativeは、「仮の」という意味ですが、いろいろな場面で使えます。
「仮のスケジュール」と言いたい場合は、a tentative scheduleとなり、スケジュール調整中には役に立つ表現です。
Longmanの英英辞典の定義は以下のようになっています。
[tentative] not definite or certain, and may be changed later
(明確でなく、確かでない、そして後で変わるかもしれない)
この定義の中に、以前紹介した not A or B (AでもBでもない)という表現があることにも注目したいです。
ニュース記事などに出てきそうな単語、「暫定合意」は、tentative agreementとなります。
例)UCnetより
UC reaches tentative agreement with AFSCME to avert union strike
UC(The University of California )は、AFSCME(the American Federation of State, County and Municipal Employees:米国州郡市町村職員連盟)と労働組合のストライキを回避するために暫定合意に達した。
http://ucnet.universityofcalifornia.edu/news/2014/02/uc-reaches-tentative-agreement-with-afscme-to-avert-union-strike-.html
用語:
・avert 避ける、そらす
AFSCMEは、以下のサイトに説明があります。
http://www.afscme.org/union/about
quarterのもう一つの意味
quarterは、1/4を示す単語であることは、ご存知の方も多いと思います。
・時間の単位としては15分(1時間の1/4)。
・米国・カナダでは、25セント(1ドルの1/4)。
これら以外にも、期間、長さなどの1/4もquarterで表現できます。
ビジネスでは、四半期(3か月)という意味でよく使われていますね。
スポーツでは、quarterfinalsで「(可算名詞)準々決勝」という意味になります(finalが決勝)。
さて、本題に入りますが、quarterには、part of a city(都市の一部)という意味があります。
例)Merriam-Webster Learner’s Dictionaryより
She lives in the historic quarter.
(彼女は、歴史上有名な地域に住んでいる)
例)Web Japanより
Back when Tokyo was called Edo (1603-1868), the temple town of Asakusa was renowned as its greatest business quarters.
(東京が江戸と呼ばれた時代 (1603-1868)に遡ると、お寺の街である浅草は、最も大きなビジネス地区で有名だった)
http://web-japan.org/trends/11_food/jfd130917.html
用語:
・renowned 有名な
quarterの類義語には、district(地区、地域)があります。
not A or B の構文の意味は?
いつもこのFacebookで紹介しているLongmanの英英辞典の「 or」 のセクションに以下のような例文があります。
*He doesn’t have a television or a video.
(http://www.ldoceonline.com/dictionary/or)
or を、「または」という意味で覚えていると、以下の訳文ができます。
「彼はテレビかビデオを持っていない」
変な日本語訳であることはお気づきになるでしょう。
正しい日本語訳は、「彼は、テレビもビデオも持っていない」になります。
notと一緒にorを使う場合は、両方の否定になります。
Longmanの英英辞典の説明は以下のようになっています。
「used after a negative verb when you mean not one thing and also not another thing」
(否定の動詞の後に使われる、その時は、一つを否定し、もう一つも否定することになる)
辞書に必ず否定語と一緒にorを使った例が書いてあるので、分かりにくい方は調べてみてください。
hikeの「ハイキング」以外の意味とは?
hikeは、「ハイキングする」という動詞で覚えている方が多いと思います。名詞にも、「ハイキング」という意味もあります。
今回紹介するのは、ハイキングに関連した意味ではなく、ニュース記事などに出てくるもう一つの意味です。
hikeには、「(賃金・物価などの)上昇」という意味があります。ただし、これは主に米語として用いられます。
例)CNN Moneyより(January 14, 2014)
(見出し)Minimum wage hike could mean a raise for all
(最低賃金の上昇は、全員の賃金上昇を意味するかもしれない)
http://money.cnn.com/2014/01/14/smallbusiness/minimum-wage-hike/
用語:
Minimum wage:最低賃金
参考:アメリカの最低賃金の割合(州単位)
http://www.dol.gov/whd/minwage/america.htm
この参考資料によるとワシントン州が1時間あたり、$9.32となっていて、最も高い値になっています。
また、この資料から2つだけキーワードを拾ってみます。
・Premium Pay:割増賃金
・Designated Hours:法定労働時間
=>designated:指定された(動詞は、designate:示す、指名する)
between jobsとは?
jobが複数になっているので、「仕事と仕事の間」が直訳ですが、これは、「求職中、失業中」を意味します。
確かに、「仕事と仕事の間」ですね。
例)I’m between jobs right now.
(今求職中です)
辞書を見ていたら、between marriagesという言葉も発見しました。
これも考え方は同じで、[結婚と結婚の間」なので、「離婚中」になります。
これらは、ジーニアスの英和辞典によると、遠回しな言い方だそうです。
直接、unemployed(雇われていない、つまり「無職」)と表現するより、between jobsと言う方が間接的な響きがします。
もう一つ betweenを使った表現をLongmanの英英辞典から引用します。
例)
・You shouldn’t eat between meals.
(間食をとるべきではない)
これも、「食事と食事の間に食べる」という事なので、「間食をとる」になります。
betweenは、「~の間に」という意味ですが、いろいろな使い道がありますね。
commandは、コマンド?
commandというと、「命令する」という意味が辞書の最初に載っています。
コンピューター用語でも、「コマンドライン」とか、ウィンドウズの「コマンドプロンプト」など、「命令」に関係した言葉がカタカナ語になっています。
commandには、「命令」に関連した意味だけではなく、「景色を見渡す」というフォーマルな意味もあります。
例)
・command a fine view 「見晴らしがよい」
例)Japan Traveler Onlineより
The hotel commands an excellent view of Tokyo’s bay.
(そのホテルから素晴らしい東京湾の眺めを見渡すことができる)
http://japantraveleronline.com/hotel-detail/2615055/
眺めが良いのはホテルのアピールポイントになるので、ホテルの説明にcommandを使った表現をよく見かけます。
commandに関係して、commanderというと「指揮官」になります。
「時計回り」と「反時計回り」を英語で言うと?
時計回りは、clockwise、反時計回りは、counterclockwise、または、anticlockwiseと言います。
例)VOAニュースより(March 18, 2014)
The air turns counter-clockwise when on the move.
(それ(a polar vortex:極渦)が進む時、空気は反時計周りに回る)
http://learningenglish.voanews.com/content/extreme-cold-united-states/1827645.html
polar vortexは、Wikipediaによると「北極および南極の上空にできる、大規模な気流の渦」と説明されています。
この記事によると、polar vortexがアメリカを襲い、20年以上の間で最も寒い気温を示したそうです。
同記事より、
The polar vortex brought the coldest temperatures in more than 20 years to many areas.
話を、時計回りと反時計回りに戻しますが、以下のURLの映像は、clockwiseに回っているでしょうか、それとも、counterclockwiseに回っているでしょうか。
http://ifoughtthelaw.cementhorizon.com/archives/006718.html
この映像は、錯覚によってclockwiseに見えたり、counterclockwiseに見えたりします。
この記事では、
The image is an optical illusion.
と表現しています。
optical illusionの訳語としては、「錯覚、錯視、幻視」などがあります。
optical illusionの例:
https://www.brainbashers.com/opticalillusions.asp
decide against とは?
decide(決める)とagainst(反対して)を組み合わせると「~しないと決める」という意味になります。
例)WestportNewsより
More parents decide against vaccinations for kids
(より多くの親が子供にワクチンを打たないように決めている)
http://www.westport-news.com/news/article/More-parents-decide-against-vaccinations-for-kids-3838240.php
ワクチンは、受けないといけないものですが、医学的な理由や宗教的な理由で免除が認められています。
同記事より、引用:
”it is possible to get exemptions for either medical or religious reasons.”
ここに、exemptionという単語が使われていますが、これは、「免除」という意味になります。
例)tax exemption(免税)
子供の頃は、いろいろな予防接種を受けますが、アメリカでも同じで、同記事に予防接種の各項目が記載されています。
例えば、diptheria(ジフテリア)、tetanus(破傷風)、polio(ポリオ)、 measles(はしか)、mumps(おたふくかぜ)、rubella(風疹)、 hepatitis(肝炎)、varicella(chicken pox)(みずぼうそう)などです(細かいのは省略)。