英語表現

out of the question とは?

out of the question は、一語で表すと、impossible (不可能で)になります。

例)
It is out of the question.
それは不可能です。

question というと、「質問」という意味が思い浮かびますが、「問題・問題点・論点」という意味もあります。

「問題」には、question, problem, issue などがありますが、
questionは、困難や議論などを引き起こすような問題、problemは、解決が要求される問題、issueは、社会・国際的な問題と覚えておけばいいでしょう。

the question of unemployment 失業の問題
a diplomatic question 外交問題
(= a diplomatic problem)

*diplomatic 外交の

questionに「問題」という意味がある事を覚えておきましょう。


for a rainy day とは、雨の日の為に?

for a rainy dayには、「雨の日の為に」という意味以外に、「万が一の為に」という意味があります。

例)
Save money for a rainy day. (まさかの時の為に、貯金をしなさい)。

rain を使った使えそうな表現をいくつか紹介します。

It looks like rain. (雨が降りそうだ)

a heavy rain (大雨)
a light rain (小雨)
I am drenched with rain. (雨でびしょ濡れだ)
*drench びしょぬれにする

最後に、rain を使った熟語を一つ紹介します。
■rain cats and dogs(雨がどしゃ降りに降る)(口語)

例)
It began to rain cats and dogs.
(どしゃ降りになりはじめた。)


「気のせいだよ」を英語で言うと?

一緒にいる人が「今、誰かが呼んだ?」とか、「今、ドアを叩いた?」とか言う事があります。そんな時に、「気のせいだよ」と言いたい時は、
You’re imagining things.
と言います。

直訳すると、「あなたな物事を想像している」になりますが、「気のせいだよ」という意味で使われいます。

imagine は、ご存知の通り、「想像する」です。

imagine の名詞形は、imagination ですが、
名詞形を使っても「気のせいだよ」を表現できます。

It’s just your imagination.
(気のせいだよ)

imagination には、「創造力」という意味もあるので、
He has no imagination.
(彼は、創造力が無い)
という表現も作れます。


plastic bag は、プラスチックのバッグ?

スーパーで買い物をするともらえる薄いビニールの袋をplastic bagと言います。a plastic shopping bagとも言います。

plastic にもいろいろな意味があるので紹介します。

クレジットカード(credit card)がプラスチックで出来ているので、plastic とも言います。

例)
Do you take plastic?

カードで支払い可能ですか?

plasticには、「人工的な」という意味もあり、
a plastic smile で「作り笑い」になります。

例)
plastic turf: 人工芝
(turf は、芝地、人工芝は、artificial turfとも言います)

また、plastic surgery で「整形外科」(surgery: 外科)という意味になります。

plasticは、とても意味が広いですね。


deliveryは、「配達」という意味だけではない。

日本語でもデリバリーという言葉が浸透してますが、英語で綴ると、deliveryとなります。

例)
free delivery 無料配達
special delivery 速達

ジブリの「魔女の宅急便」の英語訳は、Kiki’s Delivery Service と言います。

deliveryには、重要な意味がまだあります。

■delivery: 分娩、出産

例)
an easy delivery 安産
=>She had an easy delivery. 彼女は安産だった。
a difficult delivery 難産
a painless delivery 無痛出産(無痛分娩)

欧米では、無痛分娩は一般的ですが、日本では、まだ普及率が低いようです。

deliveryの動詞形は、deliver

例)
to deliver milk 牛乳を配達する
to deliver a speech. 演説をする
(他にも、make a speech, give a speech という言い方もある)

The baby was delivered by Caesarean section.
その赤ちゃんは、帝王切開で生まれた。

Caesarean section は「帝王切開」。Caesarean operation とも言います。

Caesarean は、「シーザーの」という意味ですが、これは、ジュリアスシーザーが帝王切開で生まれたからこの名前が付いたようです。


sound (音)を形容詞として使うと?

形容詞のsoundには、「健全な、しっかりした」などの意味があります。
soundを使った諺でこんなものがあります。

A sound mind in a sound body.
健全な精神は、健全な身体に宿る。

例)
a sound sleep 熟睡

a sound judgment しっかりした判断

sound には、動詞として、「音を出す、音を鳴らす」などの意味もあります。

例)
sound the alarm 警報器を鳴らす。

sound を使ったイディオム:

safe and sound 無事に

例)
She returned safe and sound.
彼女は無事に帰ってきた。


sick leave とは?

leave を動詞として「去る、出発する」という使い方があるのはご存知だと思いますが、名詞として使うと、「許可、休暇」という意味になります。

よって、sick leave は、「病欠」という意味です。

例)
I will take a month leave. (1ヶ月の休暇を取ります)

unpaid leave 無給の休暇

ちなみに、有給休暇は、paid vacation(または、paid leave)

産休: maternity leave

育児休暇: childcare leave

leaveに休暇の意味があることを知っているだけで、
いろいろなバリエーションが出来ますね。

単純に休みを取る場合は、day off を使います。

She took a day off. (彼女は1日休みを取った)


storyは、「話」という意味だけではない。

以下の例文を見てください。

The building is ten stories high.

story には、「階」という意味があるので、上の例文は、「このビルは10階建てです」という意味になります。

例)
Five-story pagoda 5重塔

*pagoda は、(仏教やヒンズー教の)塔

storyを使ったイディオムを紹介しておきましょう。

・to make a long story short
「長い話を短くすると」、つまり、「かいつまんで話せば」という意味になります。


時間を聞かれて、「~時頃」と言いたい時の表現

6時頃は、学校英語では、
It ‘s about six o’clock.
になりますが、

時間+ish を使った表現もあります。
例)It’s sixish.

今度は、時間ぴったりの時の表現を紹介しましょう。

「ちょうど6時ぴったりです」は、
It’s exactly six o’clock.
ですが、

It’s six o’clock sharp.
という表現もあります。


lemon と聞いて思い浮かぶものは?

lemon は、「レモン」という意味ですが、「欠陥品」という意味があるので、状況によっては注意が必要です。

製品の大きさ比較の為に、レモンを製品と一緒に撮ってカタログ印刷をした所、後からレモンは不適切という事で写真を撮りなおしたという例があったそうです。

This car is a lemon. (この車は欠陥車だ)

これは、アメリカ英語の使い方ですが、イギリス英語では、silly person(愚かな人)という意味があります。

レモンは、あまり良いイメージでは使われていないですね。

英語を学習には、こういった知識も必要になってくると思います。


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