英語表現

ホーンテッドマンションのhaunt

ディズニーランドのホーンテッドマンションの綴りは、The haunted mansionになります。

このhauntは、「(幽霊が)出没する」という意味で使っています。

hauntには、他にも使い方があるので今回紹介します。

Longamanの英英辞典には、以下のような意味が定義されています。
[haunt]to make someone worry or make them sad
(心配させてり、悲しくさせる)

日本語の辞書には「(考え・思い出などが)絶えず浮かぶ、つきまとう」と説明さています。

例)
Clare was haunted by the fear that her husband was having an affair.
(クレアは、夫の浮気という不安に悩まされていた)

例)CNNより(July 2, 2009 )
見出し:Survivor still haunted by 1971 air crash
(生存者は、1971年の航空機事故の事がまだ頭に浮かぶ)

http://edition.cnn.com/2009/WORLD/europe/07/02/germany.aircrash.survivor/index.html

リンク先の記事には、当時の様子が書かれています(墜落場所はジャングルの中)。、

また、hauntにingを付けた形容詞もあります。

・haunting 忘れられない

例)a haunting melody(忘れられないメロディー)


spill the beansとは?

beanは、「豆」の事ですが、「ソラ豆、インゲン豆、大豆」などを指します。エンドウ豆は pea と言います。

spillは、「(粉や液体を)こぼす」という意味なので、spill the beansは、文字通りに訳すと「豆をこぼす」という意味になりますが、これでは意味が分かりません。

spill the beansは、口語で「秘密を漏らす(divulge a secret)」という意味で使われます。

補足:divulge「漏らす」

何で、spill the beansが、「秘密を漏らす」という意味になったのかは、諸説があると思いますが、その一つは古代ギリシアの時代の投票システムから来ているようです。

当時は、白い豆(賛成)と黒い豆(反対)を投票に使ったそうですが、満場一致(unanimous)でないと可決しないようです。
そこで、投票中にうっかり黒い豆をこぼすと、反対の人がいるこことが分かってしまいます。

参考資料:http://www.phrases.org.uk/meanings/spill-the-beans.html

例)
Please don’t spill the beans.
(秘密をもらさないでね)

ついでですが、最初に紹介した「えんどう豆」のpeaという言葉を聞くと、映画「フォレスト・ガンプ」の中で、ガンプが、Jenny and me are like peas and carrots.(ジェニーと私は豆と人参のようだ=>とても仲良しという意味)と何回か言っていたのを思い出します。


long face とは?

文字通り、「長い顔」という意味もありますが、もう一つ、「unhappy expression(悲しそうな表情)」という意味があります。

「悲しそうな顔をする」という意味で使う場合は、
pull a long face、または、wear a long face
と表現します。

例)ecadforum.com(October 14, 2012)より
When they lose an event or do not perform as well as they thought they could have, they don’t sit around and mope and wear a long face.

用語:
・sit around 座って時間を費やす(=to waste time sitting)
・mope (英)ふさぎこむ

(彼ら(長距離選手)が大会で負けたり、思っていたように実力を発揮できくてても、(落ち込んで)座り込んでしまったり、ふさぎこんだり、悲しそうな顔を浮かべたりはしない)

記事URL:http://ecadforum.com/2012/10/14/ethiopia-what-we-can-learn-from-our-distance-runners/

wearは、「着る、身に付けている」という意味だけでなく、表情などにも使えます。

例)
wear a smile (笑みを浮かべる)

今回リンク先で紹介したエチオピアの長距離選手の記事はとても長いのですが、第一パラグラフを頑張って読んでみたいという方の為に、単語リストを作りました。

本文(上のリンクと同じです):

http://ecadforum.com/2012/10/14/ethiopia-what-we-can-learn-from-our-distance-runners/

単語リスト:
・legendary 伝説の
・hospitality もてなすこと
・unrivaled 無敵の(ライバルのいない: un+rival+ed)
・picturesque 絵のような
・fabulous すばらしい
・unbeatable 打ち負かすことができない
・distance runners 長距離選手
・epicenter (地震の)震央=>記事では、「中心」という意味で使っています 
・mar 傷つける、台無しにする
・dictatorship 独裁制
・tyranny 専制政治


接続詞のwhereas

whereとasがくっついたような綴りの単語ですが、これはformalな接続詞として用いられます。
意味は、主節と対照・反対の関係の節を繋げて、「~であるのに・・・、~に対して・・・」となります。

refugeesvoice.wordpress.comの記事に以下のような文章があります。

According to the projected plan of United Nation High Commissioner for Refugees(UNHCR) and resettling countries only 10.37 percent of exiled Bhutanese are likely to remain in the camps whereas other about 90 percent Bhutanese will be resettled in third countries by 2015.

http://refugeesvoice.wordpress.com/2012/02/04/90-percent-likely-to-resettle-in-third-countries/

用語:
・projected 計画された
・United Nation High Commissioner for Refugees(UNHCR:国連難民高等弁務事務所)
・resettle 再び定住させる
・exile 国外に追放する
・Bhutanese ブータン人
・third countries 欧州連合(EU)以外の国(Countries outside the EU )

(訳)
国連難民高等弁務事務所と再定住受入国の計画によると、僅か10.37パーセントのブータン難民が難民キャンプに残る見込みで、残りの90%のブータン難民は2015年までに第三国に再定住するだろう。

この例文にも、先日紹介した見込を表現するlikelyが入っていることにも注目しましょう。

ちなみに、この記事のタイトルは、
90 percent likely to resettle in third countries
(90%(の難民)は、第三国に再定住する見込み)
です。

本題に戻りますが、この例文では、10%の難民キャンプの残る人と90%の再定住する人を対比してwhereasが使われています。

UNHCRのホームページは以下です。

http://www.unhcr.org/cgi-bin/texis/vtx/home


「ありそうな事」を言いたい時

何かが「ありそう、可能性が高い」と言いたい場合は、likelyが使えます。

構文としては、It is likely that~が使えます。

例)VOAニュースより(August 16, 2013)

It is at least 95 percent likely that human activities- chiefly the burning of fossil fuels – are the main cause of warming since the 1950s.
(少なくとも95%の確率で次のことが言えます。人間の活動、主に化石燃料を燃やす事は、1950年代からの地球温暖化の主な原因になっている)

http://www.voanews.com/content/reu-ecperts-surer-global-warming-manmade-but-local-predictions-elusive/1731108.html

用語:
fossil fuel 化石燃料(石炭・石油・天然ガスなどを指します)
warming ここでは、global warming(地球温暖化)の事

likelyの定義をLongmanの英英辞典で見てみると以下のように説明されています。
[likely]something that is likely will probably happen or is probably true

この定義を見ると、未来におそらく起こる事と、おそらく真実である事の2つの意味があることが分かります。

未来におそらく起こるという意味では、以下の例文があります。

例)Longmanの英英辞典より
Snow showers are likely tomorrow.
(明日雪が降りそうだ)

この例文で使われているshowerは、雨と雪の両方で使えるのが興味深いですね。

[shower] a short period of rain or snow(Longmanの英英辞典より)

つまり、短い期間の雨や雪の事をshowerということになります。
ついでに、showerは可算名詞であることにも注意しましょう。


behindの広い意味

behindの概念は「~の後ろに」です。

behind a houseと言えば、「家の後ろに」という意味になり、物理的に「後ろ」を指していますが、以下のような使い方もあります。

例)Oxford Advanced Learner’s Dictionaryより
Don’t forget to lock the door behind you.
(出るときにドアの鍵を忘れないでね)

この表現は、家を出た時に、ドアは自分の後ろに位置することになるので、when you leave と同じ意味になります。
これは、興味深い表現ですね。

それから、「車の運転席に座る」は、
sit behind the steering wheel
です。

車の前方が基準になるので、運転席は、ハンドル(steering wheel)の「後ろ」ということになります。

■時間
後ろのイメージが、物理的な「後ろ」から、時間的な「後ろ」になると、「遅れて」という意味になります。

例)The train arrived three minutes behind schedule.
(電車は、3分遅れて到着した)

■能力・上達・得点
能力・上達面で「後ろ」にいるという意味でも使われます。

例)Longmanの英英辞典より
Mark’s always behind the rest of his class in mathematics.
(マークのはいつも数学でクラスのみんなより遅れている)

■原因
何かの「後ろ(背後)」にある理由にも使われます。

例)Longmanの英英辞典より
I wonder what’s behind this change of plan.
(この計画の変更の原因は何かと思った)

■支持
人や考え・計画など「後ろ」にいるという意味からsupportの意味にもなります。後ろから支えているイメージです。

We are behind you.
(私達はあなたを支持します)

He is behind our plan.
(彼は、私達の計画を支持している)

behindは、このように見てくると、かなり広がりのある単語ですね。

さらに、詳しく知りたい方は、一度、辞書でbehindの項目を眺めてみてください。


get acrossとは?

acrossは、前置詞で「横切る」イメージです。

ここから、get acrossは、「(向こう側へ)横断する、横切る」という意味になります。

もう一つの意味は、「[自動詞](話などが)通じる、理解される、[他動詞]理解させる」です。

Longmanの英英辞典では、以下のように説明されています。

[get across]to succeed in communicating an idea or piece of information to someone
(考えや情報を誰かにうまく伝える)

想像力を働かせると、「頭の中を横切る」=>「通じる、理解さされる」と考えることもできますね。

例)ジーニアス英和辞典より
I often have trouble getting my meaning across in English.
(私は、しばしば、英語で私の言いたい事を理解してもらうのに苦労する)

例)Tanaka Corpusより
I couldn’t get my idea across to the class.
(私の考えをクラスの人に理解させることはできなかった)

get acrossは、以下のページに例文が沢山あるので参考にしてみてください。

http://ejje.weblio.jp/sentence/content/get+across

http://endic.naver.jp/eji/4021

これらの例文を見てもらうと分かるのですが、理解する側ではなく、理解してもらう側、つまり話者の立場で言っている例文が多いことにも注目してみてください。


I need it yesterday. と言われたら?

直訳すると「私はそれを昨日必要としている」ですが、昨日では意味が通じません。

これは、urgent(緊急)の意味があります。
昨日必要なのだから、今日では遅いと考えることができます。

つまり、「すぐに必要だ」という意味になります。

例)THE FREE DICTIONARYより
A:Do you need it now?
B:I need it yesterday! Where is it?

仕事関係で使われるようです。

ついでに、yesterdayを使った表現を2つ紹介します。

■I wasn’t born yesterday.
直訳は、「私は、昨日生まれたのではない」

これは、口語で、「そんな事くらい知っている」という意味になります。 experienced(経験を積んだ)、 knowledgeable(精通している)であることを示しています。

例)THE FREE DICTIONARYより
I know what’s going on. I wasn’t born yesterday.

■yesterday’s news
これは、information that is old and no longer interesting(古くて興味の無い情報(Longmanの英英辞典より))という意味になります。つまり「古い情報(話題)」という意味です。

例)
That’s yesterday’s news. (それはもう古い話だね)


tollとは?

英字新聞にtollが出てくると、事故・災害などによる死傷者数を指します。

例)CNNニュース(July 17, 2013)より
Death toll grows to 38 in Canadian runaway train catastrophe
(カナダ暴走列車の大惨事で、死者の数は38人にのぼった)

http://edition.cnn.com/2013/07/16/world/americas/canada-runaway-train

用語:
・runaway (乗り物が)暴走した
・catastrophe 大惨事、大災害

また、道路や橋などにtollが使われると、「通行料」という意味になります。

例)goldengatebridge.orgより
Golden Gate Bridge tolls are collected in only one direction, headed southbound into San Francisco.
(ゴールデンゲートブリッジの通行料は一方向、サンフランシスコへの南行きのみ徴収されます)

http://goldengatebridge.org/tolls_traffic/toll_rates.php

用語:
・southbound 南行き

料金という意味では、price,charge,fare,fee,tollなどがありますね。

priceは、一般的な商品の価格、chargeは、サービス(ホテル、配達など)の料金、fareは、交通機関の運賃、feeは、弁護士などの専門家に払う手数料、tollは、ここで紹介した通り、道・橋などの通行料。


日本の政党の英語表現

日本関連の記事に頻繁に出てくる日本の政党名ですが、主要なものは覚えておくといいと思います。
まずは、ニュースでよく出てくる2つの政党名から。

Liberal Democratic Party 自由民主党
The Democratic Party of Japan 民主党

政党名は長いので、それぞれ、LDP, DPJと省略されて言われる時もあります。。

その他の政党は、順不同で、並べておきます。

・Japan Restoration Party 日本維新の会
・New Komeito 公明党
・Japanese Communist Party 日本共産党
・Your Party みんなの党
・Social Democratic Party 社会民主党(SDP)
・People’s New Party 国民新党

政党名を抜き出した記事:

http://www.japantimes.co.jp/news/2013/07/22/national/ldp-jcp-score-rare-wins-in-tokyo-dpjs-sole-pick-tanks/#.Ug4G1JLjFYw

http://www.japantimes.co.jp/opinion/2013/07/18/editorials/parties-must-clearly-explain-tpp/#.Ug4IKpLjFYw

http://www.japantimes.co.jp/news/2013/07/25/national/sdps-fukushima-resigns-over-dual-election-losses/#.Ug4J0JLjFYw

上記3記事に載っていなかった政党名は本記事には載せていませんのでご了承願います。

政治の英語も後日纏めたいと思いますが、日本の国会は、
the Diet と言います。

米国議会は Congress、英国議会は、Parliamentになります。


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