-6月-2014の記事
for a song とは?
for a songには、informalな使い方で、very cheaplyという意味があり、日本語にすると、「とても安く、二束三文で」となります。
例)
I bought the car for a song three years ago.
(私は、その車を3年前にとても安い値段で買った)
こういった意味は、知らないと推測が難しいですね。
song を使ったイディオムをもう一つ紹介します。
on song (informal)絶好調で
例)CNNニュースより(June 29, 2012 )
Apple on song with iTunes in Asia
(アジアにおいてアップルは、iTuneが好調)
http://edition.cnn.com/2012/06/28/business/asia-apple-itunes/
この記事の書き出しにもイディオムがあったので紹介します。
同記事より:
In a move that is surely music to the ears of Apple fans in Asia, the U.S. technology giant has rolled out its online digital media store, iTunes, in a dozen territories, including Hong Kong, Singapore, Malaysia, Thailand, and the Philippines.
これは、iTunesが12の地域で公開されきたという意味の記事ですが、roll outというイディオムが使われています。
roll out は、「じゅうたんなどを転がして広げる」イメージから、「公開する」という意味になります。iTunesを各地に広げるイメージですね。
さらに、最初の書き出しに、music to the ears というイディオムがありました。
music to one’s ears は、”耳に音楽”、つまり、「心地が良い、嬉しい」という意味になります。
(訳)
アジアのアップルファンにとっては本当に嬉しい動きだが、アメリカの技術大手(アップル)がオンライン・デジタル・メディア・ストアである、iTunesを、12の地域で公開してきた。その中には、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピンなどが含まれる。
この記事の単語の選び方で面白いのは、iTunesの音楽と関連したイディオムを使っている点です(songやmusic)。CNNの記事には、このようなよく考えられた記事が多い気がします。
なぜ、「not A or B」 が、「AでもBでもない」という意味になるのでしょうか?
次の例文を読んでみてください。
He doesn’t speak English or French.
orを、「または」という意味で覚えていると、上記例文は、
「彼は英語、または、フランス語を話さない」という意味不明な訳語が生まれます。
以前も、このトピックについて説明した事がありますが、今回は理解しやすいように図を作ってみました。
図の四角の領域が全世界の人々だと思ってください。
それでは、各図の番号と以下の説明を一緒に読んでみてください。
[1] Aは英語が話せる人の集団
[2] Bはフランス語が話せる人の集団
[3} 英語とフランス語の両方が話せる人の集団は、A and B
=> (例文)He speaks English and French.
[4] 英語かフランス語のどちらかが話せるか、両方話せる人の集団 A or B
[5] 上記4以外の人(英語も、フランス語も話せない人)not (A or B)
=> (例文)He doesn’t speak English or French.
Longmanの英英辞典のorの説明は以下のようになっています。
「used after a negative verb when you mean not one thing and also not another thing」
(否定の動詞の後に使われる、その時は、一つを否定し、もう一つも否定することになる)
今回は、図を使って分かりにくい部分説明してみました。
いかがだったでしょうか。
cut one’s teethとは?
文字通り訳すと、誰かの歯を切るとなってしまいますが、cutには、「(赤ちゃんの歯が)生える」という意味があります。
よって、cut one’s teethは、乳歯が生えてくる事を意味しますが、転じて、「最初の経験をする、経験を積む」という意味になります。
Longmanの英英辞典の定義も見ておきましょう。
[cut one's teeth]to get your first experience of doing something and learn the basic skills:
(何かをする最初の経験をする、基礎的なスキルを学ぶ)
cut one’s teeth + on/in + O の形式で用います。
例)AMCMILLAN DICTIONARYより
actors who cut their teeth on low-budget films
低予算の映画で経験を積む俳優
http://www.macmillandictionary.com/dictionary/british/cut
今回は、歯(tooth)の話題なので、歯の呼び方を纏めておきます。
・親不知 a wisdom tooth
・犬歯 an eyetooth(特に上側の犬歯),a canine tooth
=> canineは「犬のような」という形容詞
・乳歯 a milk tooth, a baby tooth, a temporary tooth
=>temporaryは、「一時的な、仮の」
・永久歯 a permanent tooth
=>permanentは、「永久的な」
最後に、toothを使った熟語を紹介します。
・have a sweet tooth 甘党である、甘いものに目がない
例)
I have a sweet tooth.
(私は甘いものが好きだ)
英語でコメント
Facebookには、英語のページも沢山あるので、沢山「いいね」をして、コメントする練習をしてみましょう!
そんな時に役立つコメントを集めてみました。
*Beautiful!
*So beautiful!
*Wow! (woooooow!のようにoを沢山書く人もいます)
*It’s sooo beautiful (sooo は、長く強調して言っているイメージです)
*I love it !
*Love it!
*Awesome! (米俗)すばらしい
*Amazing!
*That’s amazing.
*Cool! (俗)すばらしい~
*A great place to visit!
*Very nice!
*Very nice place!
*I’ve been there and it is amazing! (行ったことがある。すばらしい~)
*Been there. 行ったことがある
*I wish I could have gone there! (そこに行きたかったなあ~)
*stunning!(口語)すてき!素晴らしい!(stunには、動詞で「気絶させる」とい意味があります)
*What a stunning picture. なんて素敵な写真なんでしょう
*Breathtaking! あっと言わせるような、はらはらさせる
*Super すばらしい(superには、極上のという意味がある)
*Love to go there. (I’d love to go thereの略(是非行きたい))
*Perfect place for ~ (~にとって完璧な場所)
*I would love to travel to (場所) with (人). (人)と(場所に)行ってみたい!
*We’re going there next year. 来年そこに行きます
*I’ve been there! 行った事がある
*Hope to go there someday. いつか行きたい
*Like a Fairy Tale. おとぎ話のようだ
*That place is awesome! そこは素晴らしい!(米俗)
*Breathtaking. 素晴らしい(breathtakingは、「はらはらさせる、あっと言われる」)
*Gorgeous (口語)見事な、素敵な(gorgeousは、「豪華な」という意味もある)
enjoy は、「楽しむ」という意味だけではない
enjoyは、「楽しむ」という意味で覚えている方も多いと思いますが、フォーマルな文では、もう一つの意味で使われます。
enjoyには、「持っている、経験する、享受する」という意味があります。
Merriam-Webster Learner’s Dictionaryを使って定義を調べてみます。
[enjoy] to have or experience (something good or helpful)
(なにか良い事や助けになる事を持っていたり経験すること)
例)同辞書より
She enjoyed great success in her new business.
(彼女は新しいビジネスで成功を経験した)
例)CNNニュースより(May 5, 2014)
Australians enjoy above average quality of life in nearly all of them.
(オーストラリアでは、これらのほとんどすべてにおいて、平均より高い生活の質を享受している)
http://edition.cnn.com/2014/05/05/business/oecd-quality-of-life/index.html?hpt=ias_t2
この文は、文章の途中を抜き出しているので分かりにくいかもしれませんが、前の文に生活の質を評価する様々な指標が紹介されており、オーストラリアはそれらのほとんどの指標で平均以上と言っています。
このCNNの記事は、世界で幸せな場所がどこかという記事になっているので、興味があったら読んでみてください。
上位は、ノルウェー(Norway)とスウェーデン(Sweden)だそうです。
Swedenの発音は、[swíːdn]となることにも注意しましょう。
パンダ(giant pandas)は冬眠する?
Defenders of Wildlifeというサイトにパンダの記事があります。
http://www.defenders.org/panda/basic-facts
答えを探したい方は、このURLの記事を読んでみてから以下の説明を読んでください。
↓
↓
↓
答えは、以下の文になります。
Unlike other bears, giant pandas do not hibernate.
「冬眠する」は、hibernateという単語を使います。
(訳)他の熊と違ってパンダは冬眠をしない。
パンダに関連してもう一つ覚えておきたいのが、endangered speciesという表現です。
endangerは、en + danger(危険)の組み合わせでできた単語で、意味は「危険にさらす」です。
よって、endangered species は、「危険にさらされた種」、つまり「絶滅の危機にある動物」という意味になります。
giant pandas も endangered species なので、一緒に覚えておきたいですね。
オバマ大統領来日と交通規制
現在、オバマ大統領来日中ですが、大統領が宿泊しているホテル近辺に交通規制の張り紙がありました。
Upcoming Traffic Restrictions
The restricted area will be inaccessible to unauthorized vehicles.
Heavy traffic congestion is expected around the area. Visitors are encouraged to use public transportation for smooth traffic flow.
The schedule is subject to change.
用語:
・upcoming 今度の、やがてやってくる
・inaccessible アクセスできな、通れない
・unauthorized 認可されていない、権限のない
・congestion 交通渋滞
・encourage 励ます、促進する、~することが推奨される(to)
・public transportation 公共交通機関
・subject to ~を受けやすい
(訳)
交通規制のお知らせ
交通規制区域では関係者以外の車両は通行止めになります。
交通の混雑が予想されるので、交通緩和の為に公共交通機関のご利用をお願いします。
日程は変更になることがあります。
encourageやsubjectの使い方は勉強になると思います。
例)The Register-Herald.comより
Visitors encouraged to use shuttle buses to get to bridge(見出し)
http://www.register-herald.com/latestnews/x2112899446/BRIDGE-DAY-2013-Visitors-encouraged-to-use-shuttle-buses-to-get-to-bridge
hand over とは?
hand over は、「引き渡す、(支配権など)譲る」という意味になります。
CNNニュースにちょうど良い例があったので紹介します。
例)CNNニュースより(April 22, 2014)
It’s been more than 15 years since the British handed Hong Kong over to Chinese rule but little has changed.
(イギリスが中国に香港を返還して15年以上が経つが、ほとんど香港は変っていない)
http://edition.cnn.com/2014/04/20/travel/10-things-hk-does-best/index.html?sr=fb042214hongkong8pStoryGalPhoto
この文には、It’s been ~ years since~という現在完了の重要な構文も入っているので、hand over と一緒に覚えてしまいたい文ですね。
ここで紹介した記事のタイトルは、10 things Hong Kong does better than anywhere elseとなっているので、香港の良さを理解したい方は読んでみると良い思います。
例えば、税金が安いという文は以下になります。
With one of the lowest salaries tax rates in the world, capped at 15-17% and no sales tax or VAT, Hong Kong is an attractive place to work and play
世界で最低水準の所得税と消費税ゼロは、確かに”an attractive place”ですね。
また、この文では、capを動詞として使っている点にも注目したいです。capは、「帽子をかぶせる、一番上を覆う」というイメージなので、税の上限をcapを使って表現しています。
そよ風を英語にすると?
a light wind がそよ風に相当します。
windは不可算名詞ですが、形容詞が伴うと可算名詞になります。
ここで、風についてまとめてみましょう。
強風 a strong wind
そよ風 a light wind
暖かい風 a warm wind
身を切るような冷たい風 a biting wind , bitter wind
氷のように冷たい風 a icy wind
冷たい風 a cold wind
干し草の山の中から針を見つける事ができるか?
英語で、look for a needle in a haystack(干し草の山の中から針を探す)という表現があります。haystackは、「干し草の山」という意味です。
想像してみると、かなり困難なことであることが理解できます。
そこで、「ほとんど探すのが不可能」という意味になります。
この表現が分かっていると、以下のNASAの記事がよく理解できます。
CNNニュースより(April 18, 2014)
It’s like finding a needle in a universe-wide haystack.
(宇宙規模の干し草の山の中から針を見つけるようだ)
http://edition.cnn.com/2014/04/17/tech/space-earth-size-planet/?iref=obinsite
これは、NASAが490光年(490 light-years)離れた所に、生物が生存する可能性のある地球サイズの惑星を発見したという記事です。
全宇宙の中で、地球と同じような惑星を発見したという記事なので、”a needle in a universe-wide haystack” という表現がぴったりですね。
今回は、熟語を少し変化させて使っているところが興味深かったので紹介してみました。