-10月-2013の記事

「かつら」を英語にすると?

かつらは、wigと言います。

体に身に付けるものは、wearを使うので、
「かつらをつける」は、wear a wig となります。

例)CNNニュースより(May 15th, 2013)
An American man, wearing a blond wig and sunglasses, was detained by the Russian security service on Tuesday and accused of being a spy.
(金髪のかつらとサングラスを身に付けたアメリカ人男性が、火曜にロシア連邦保安庁によって拘束され、スパイ容疑で告発された)

http://amanpour.blogs.cnn.com/2013/05/15/from-russia-with-wig/

補足: ロシア連邦保安庁の正式名は、Federal Security Service of the Russian Federation(略称:FSB)

では、bigwig は、どういう意味でしょう?

「大きなかつら」と訳してしまいそうですが、これは、
informalな単語で、an important person (大物)を指します。

これは、著名な人が大きなかつらをつけていた事から来ているようです。

似たような意味で、an important personを指す言葉として、big shot(informal)もあります。

かつらと全く関係ないのですが、wigの近くにある単語で、wiggleがあります。
これは、「ぴくぴく小刻みに動く」という意味になります。

例)
Kitten Ear Wiggles という動画を見つけました。

http://dailypicksandflicks.com/2013/06/17/kitten-ear-wiggles-video/

上記本文より:
A kitten wiggles his ears while drinking milk from a bottle.
(子猫がミルクを哺乳瓶から飲んでいる時に耳がぴくぴく動く)

wiggleに似た単語で、waggleというのもあります。

「(犬などがしっぽなどを)動かす(振る)」という意味で使われます。

・waggle its tail(しっぽを振る)

また、「(体の一部を)振る」という意味で、人・動物に使えるwagもあります。

こちらも、wag its tail で「(犬が)しっぽを振る」という意味で使えます。

wag とwaggleでは、waggleの方が早い動きを指すようです。

今日は、連想ゲームのように

wig, bigwig(big shot), wiggle, waggle, wag

と紹介させていただきました。


レッカー車を英語で言うと? (復習記事:再掲載/一部追加)

車が故障して動かない時は、レッカー車が必要になりますが、レッカー車という言葉が出てこないと、いろいろと説明が必要になってしまいます。

レッカー車は、和製英語なので通用しないです。

レッカー車は、英語で、a tow truck と言います。

他にも、a wrecker、a wrecker truck などの言い方があります(米語)。イギリスだと、a breakdown truckと言うようです。

tow という単語は、駐車違反防止の為に、いろいろな所で見かけます。以前紹介したことがある駐車場の看板にもtowとう単語が使われています。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=274538685957631&set=a.272711216140378.64816.237368636341303&type=1

車がエンストした場合は、

・My car is stalled.
(stall ・・・エンストさせる、動かなくする)
と表現できます。

故障した事を伝えるだけなら、簡単に、

My car has broken down.

でOKです。

例)
My car has broken down. I need a tow truck.


liter と litter の違い

この2つの単語は、tが1つか2つかの違いしかありません。

liter[líːṭɚ]は、水などの液体を量る単位「リットル」です。

一方、litter[líṭɚ]は、(公共の場所に散らかっている)ゴミを指します。

動詞で、「ゴミを散らかす」という意味もあります。

例)CNNニュースの小見出しより(May 29, 2013 )
Spitting. Littering. Cutting in lines. Defacing historic treasures.
(唾を吐いたり、ごみを散らかしたり、順番を守らなかったり、歴史的な重要品の外観をそこなうことをする)

http://edition.cnn.com/2013/05/28/travel/china-tourist-behavior-egypt-vandalism

これは、China instructs its citizens on how to behave abroadというタイトルの記事の小見出しにある表現です。。

用語:
・spit 唾を吐く
・cut in lines 順番抜かし
・deface 外観をそこなう

今回の単語は「ゴミ」に関連した言葉なので、簡単にゴミについて纏めます(いつもの通り定義はLongmanの英英辞典を引用します)

■garbage(米語)(=rubbish(英))
waste material, such as paper, empty containers, and food thrown away
(紙や空の容器、食べ物のカスなどの廃棄物)

■trash(=rubbish(英))
things that you throw away, such as empty bottles, used papers, food that has gone bad
(空のボトルや古紙、悪くなった食べ物などの捨てられたもの)

garbageもtrashも似たような定義なので、これらからは明確な違いが分からないのですが、garbageは特に台所から出るごみで、trashは、部屋で出る乾燥したゴミをを指すことが多いようです(ウィズダム英和辞典より)。

それからゴミの分別でよく出てく燃えるごみは、burnables、燃えないゴミは、non-burnables と言います。


後悔を表現したい時の言い方

映画「ハリーポッター と賢者の石」に出てくるハグリッド(Hagrid)は、ちょっとおしゃべりな所があって、言ってはいけない秘密をつい漏らしてしまいます。

ハグリッドは、秘密をハリー・ポッターとその友達に言ってしまった後に、後悔しながら必ず次の言葉を言います。

I shouldn’t have told you that.
(それを言わなければよかった)

上の表現は、3つの頭を持った獣(Fluffy)をなだめる方法は、音楽を聞かせる事であることを教えてしまった後にハグリッドが言った言葉です。

「should have + 過去分詞」は、「~すべきだった」という後悔を表現する言葉です。

例)I should have studied English harder.
(もっと一生懸命英語を勉強していればよかったのに)

 =>実際には、一生懸命勉強をしなかった

I should have gone there.
(そこに行けば良かった)

 =>実際には行かなかった。

should haveの発音にも注意して欲しいのですが、
綴りで書くと、should’veのようになります。

発音をカタカナで書くのはあまりよくないのですが、
敢えて書くと「シュドゥヴ(早く発音)」のような感じになります。

映画で英語を学ぶときにいくつかパターンがあります。
1.音声を日本語、字幕を英語
2.音声を英語、字幕を英語
3.音声を英語、字幕なし

最初から字幕なしにチャレンジしないで、まずは、1番にトライしてみてください。
話すスピードの字幕を追いかけるのは大変ですが、いろいろな表現を学ぶことができます。

ある程度表現に慣れてきたら、2番、3番にチャレンジすると英語が分からないという負担が減ってくるでしょう。


便利な、I’m afraid・・・  (復習記事:再掲載/一部追加)

コミュニケーションには、相手への思いやりが大事になってきます。英語も同じで、politeness(礼儀正しさ)を表現する言葉があります。

I’m afraid・・もその一つでしょう。

I’m afraidは、「(良くない事、残念な事に対して)思う、残念に思う」という意味で、語気を和らげる働きがあります。

相手への不利益な事をダイレクトに言うよりも、I’m afraidを付けて、意味を和らげてあげると、相手への配慮が感じられるようになります。

例)
I’m afraid it’s not a good idea.
(それは余り良い考えとは言えませんが)

Excuse me, but I’m afraid this is a non-smoking section.
(すみせんが、こちらは禁煙場所なんですが)

I’m afraid I can’t help you.
(お力になることができなくて・・)

上記からI’m afraidを取ると、ダイレクトな表現になってしまいます。

断定した表現を避けたい時に、I’m afraid を使ってみましょう。

ハリーポッター と賢者の石より

Harry: We have to see Professor Dumbledore, immediately!
McGonagall: I’m afraid Professor Dumbledore is not here.


ホーンテッドマンションのhaunt

ディズニーランドのホーンテッドマンションの綴りは、The haunted mansionになります。

このhauntは、「(幽霊が)出没する」という意味で使っています。

hauntには、他にも使い方があるので今回紹介します。

Longamanの英英辞典には、以下のような意味が定義されています。
[haunt]to make someone worry or make them sad
(心配させてり、悲しくさせる)

日本語の辞書には「(考え・思い出などが)絶えず浮かぶ、つきまとう」と説明さています。

例)
Clare was haunted by the fear that her husband was having an affair.
(クレアは、夫の浮気という不安に悩まされていた)

例)CNNより(July 2, 2009 )
見出し:Survivor still haunted by 1971 air crash
(生存者は、1971年の航空機事故の事がまだ頭に浮かぶ)

http://edition.cnn.com/2009/WORLD/europe/07/02/germany.aircrash.survivor/index.html

リンク先の記事には、当時の様子が書かれています(墜落場所はジャングルの中)。、

また、hauntにingを付けた形容詞もあります。

・haunting 忘れられない

例)a haunting melody(忘れられないメロディー)


spill the beansとは?

beanは、「豆」の事ですが、「ソラ豆、インゲン豆、大豆」などを指します。エンドウ豆は pea と言います。

spillは、「(粉や液体を)こぼす」という意味なので、spill the beansは、文字通りに訳すと「豆をこぼす」という意味になりますが、これでは意味が分かりません。

spill the beansは、口語で「秘密を漏らす(divulge a secret)」という意味で使われます。

補足:divulge「漏らす」

何で、spill the beansが、「秘密を漏らす」という意味になったのかは、諸説があると思いますが、その一つは古代ギリシアの時代の投票システムから来ているようです。

当時は、白い豆(賛成)と黒い豆(反対)を投票に使ったそうですが、満場一致(unanimous)でないと可決しないようです。
そこで、投票中にうっかり黒い豆をこぼすと、反対の人がいるこことが分かってしまいます。

参考資料:http://www.phrases.org.uk/meanings/spill-the-beans.html

例)
Please don’t spill the beans.
(秘密をもらさないでね)

ついでですが、最初に紹介した「えんどう豆」のpeaという言葉を聞くと、映画「フォレスト・ガンプ」の中で、ガンプが、Jenny and me are like peas and carrots.(ジェニーと私は豆と人参のようだ=>とても仲良しという意味)と何回か言っていたのを思い出します。


long face とは?

文字通り、「長い顔」という意味もありますが、もう一つ、「unhappy expression(悲しそうな表情)」という意味があります。

「悲しそうな顔をする」という意味で使う場合は、
pull a long face、または、wear a long face
と表現します。

例)ecadforum.com(October 14, 2012)より
When they lose an event or do not perform as well as they thought they could have, they don’t sit around and mope and wear a long face.

用語:
・sit around 座って時間を費やす(=to waste time sitting)
・mope (英)ふさぎこむ

(彼ら(長距離選手)が大会で負けたり、思っていたように実力を発揮できくてても、(落ち込んで)座り込んでしまったり、ふさぎこんだり、悲しそうな顔を浮かべたりはしない)

記事URL:http://ecadforum.com/2012/10/14/ethiopia-what-we-can-learn-from-our-distance-runners/

wearは、「着る、身に付けている」という意味だけでなく、表情などにも使えます。

例)
wear a smile (笑みを浮かべる)

今回リンク先で紹介したエチオピアの長距離選手の記事はとても長いのですが、第一パラグラフを頑張って読んでみたいという方の為に、単語リストを作りました。

本文(上のリンクと同じです):

http://ecadforum.com/2012/10/14/ethiopia-what-we-can-learn-from-our-distance-runners/

単語リスト:
・legendary 伝説の
・hospitality もてなすこと
・unrivaled 無敵の(ライバルのいない: un+rival+ed)
・picturesque 絵のような
・fabulous すばらしい
・unbeatable 打ち負かすことができない
・distance runners 長距離選手
・epicenter (地震の)震央=>記事では、「中心」という意味で使っています 
・mar 傷つける、台無しにする
・dictatorship 独裁制
・tyranny 専制政治


接続詞のwhereas

whereとasがくっついたような綴りの単語ですが、これはformalな接続詞として用いられます。
意味は、主節と対照・反対の関係の節を繋げて、「~であるのに・・・、~に対して・・・」となります。

refugeesvoice.wordpress.comの記事に以下のような文章があります。

According to the projected plan of United Nation High Commissioner for Refugees(UNHCR) and resettling countries only 10.37 percent of exiled Bhutanese are likely to remain in the camps whereas other about 90 percent Bhutanese will be resettled in third countries by 2015.

http://refugeesvoice.wordpress.com/2012/02/04/90-percent-likely-to-resettle-in-third-countries/

用語:
・projected 計画された
・United Nation High Commissioner for Refugees(UNHCR:国連難民高等弁務事務所)
・resettle 再び定住させる
・exile 国外に追放する
・Bhutanese ブータン人
・third countries 欧州連合(EU)以外の国(Countries outside the EU )

(訳)
国連難民高等弁務事務所と再定住受入国の計画によると、僅か10.37パーセントのブータン難民が難民キャンプに残る見込みで、残りの90%のブータン難民は2015年までに第三国に再定住するだろう。

この例文にも、先日紹介した見込を表現するlikelyが入っていることにも注目しましょう。

ちなみに、この記事のタイトルは、
90 percent likely to resettle in third countries
(90%(の難民)は、第三国に再定住する見込み)
です。

本題に戻りますが、この例文では、10%の難民キャンプの残る人と90%の再定住する人を対比してwhereasが使われています。

UNHCRのホームページは以下です。

http://www.unhcr.org/cgi-bin/texis/vtx/home


「ありそうな事」を言いたい時

何かが「ありそう、可能性が高い」と言いたい場合は、likelyが使えます。

構文としては、It is likely that~が使えます。

例)VOAニュースより(August 16, 2013)

It is at least 95 percent likely that human activities- chiefly the burning of fossil fuels – are the main cause of warming since the 1950s.
(少なくとも95%の確率で次のことが言えます。人間の活動、主に化石燃料を燃やす事は、1950年代からの地球温暖化の主な原因になっている)

http://www.voanews.com/content/reu-ecperts-surer-global-warming-manmade-but-local-predictions-elusive/1731108.html

用語:
fossil fuel 化石燃料(石炭・石油・天然ガスなどを指します)
warming ここでは、global warming(地球温暖化)の事

likelyの定義をLongmanの英英辞典で見てみると以下のように説明されています。
[likely]something that is likely will probably happen or is probably true

この定義を見ると、未来におそらく起こる事と、おそらく真実である事の2つの意味があることが分かります。

未来におそらく起こるという意味では、以下の例文があります。

例)Longmanの英英辞典より
Snow showers are likely tomorrow.
(明日雪が降りそうだ)

この例文で使われているshowerは、雨と雪の両方で使えるのが興味深いですね。

[shower] a short period of rain or snow(Longmanの英英辞典より)

つまり、短い期間の雨や雪の事をshowerということになります。
ついでに、showerは可算名詞であることにも注意しましょう。


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