-12月-2012の記事

on the same wavelength とは?

wave は「波」、length は「長さ」。wavelengthとは、物理学用語で「波長」という意味ですが、on the same wavelength は、「同じ意見や感情を持つ(to have the same opinions and feelings )」という意味があります。

日本語でも「波長が合う」という言葉がありますが、同じような意味になるでしょう。

例1)
・We’re not on the same wavelengths.
(私達は波長(考え方)が合わない)

例2)The Asahi Shinbunより
There were signs that the two party leaders were on the same wavelength during Diet debate on Feb. 29.
英語の語順で理解:「兆候がありました、2つの政党の党首が同じ波長だったという、2月29日の国会討論の時に」
(http://ajw.asahi.com/article/behind_news/politics/AJ201203020026)

用語:
・diet 国会
(参考)国会は、日本では、the Diet, アメリカでは、Congress, イギリスでは、Parliament

same wavelength ではなく、different wavelength を使う事もできます。

例)
My father is on a different wavelength from me.
(私の父は、私とは波長が合わない(考え方が違う))

■wave について
wave を使った使えそうな表現をピックアップしておきます。

*He waved his hand. 彼は手を振った
*Jane’s hair waves. ジェニーの髪は、ウェーブしている
*a cold wave 寒波
*A cold wave hit the Kansai region. 寒波が関西を襲った
*a sound wave 音波
*tidal wave 高潮
*a heat wave 熱波


七福神 (Shichifukujin)

日本文化を英語で話せるようになれば、話題が豊富になり、コミュニケーションもしやすくなります。しかし、日本文化を説明するためには、単語力が必要です。

そこで、英語に翻訳されている文献を使ってキーワードをピックアップしてみます。

七福神は、The Seven Gods of Good Luck、Seven Lucky Gods 、The Seven Gods of Fortuneなどのようにいくつか訳し方があります。

七福神の神は、仏教(Buddhism), 新道(Shintoism), 道教(Taoism) の神(gods)や聖人(holy persons)で構成されています。

よく宝船(treasure ship)に乗った姿で描かれていますね。

元々は、古代中国(ancient China)の故事に7人の聖者(seven holy men)の話があり、それに倣って、日本でも7人の幸運の神(seven gods of good luck)を信仰になったようです。

*We Japanese came to believe in the seven gods of good luck.
(私達日本人は、七福神を信じるようになった)

(=>以前の記事で説明した、believe in を使っています)
*believe in の記事:https://www.facebook.com/english.studynet.jp/posts/379061548838677

英語版のWikipediaに、各神の説明があったので、ここに張り付けておきます。重要単語を後に載せておきますので、英文を読んでみてください。

*Hotei, the fat and happy god of abundance and good health
*Jurōjin, god of longevity
*Fukurokuju, god of happiness, wealth and longevity
*Bishamonten, god of warriors
*Benzaiten (Benten-sama), goddess of knowledge, art and beauty, especially music
*Daikokuten (Daikoku), god of wealth, commerce and trade. Ebisu and Daikoku are often paired and represented as carvings or masks on the walls of small retail shops
*Ebisu, god of fishers or merchants, often depicted carrying a sea bream

用語:
・abundance 豊富
・longevity 長生き
・warriors 戦士、武士
・wealth 富
・commerce 商業
・trade 貿易
・pair 一対になる
・represent 代表する
・carving 彫り物
・retail shop 小売店
・fisher 漁夫
・merchant 商人
・depict 描く、描写する
・sea bream タイ

■参考
http://en.wikipedia.org/wiki/Seven_Lucky_Gods


英語のコメントについて

海外発のFacebookページは、英語学習の宝庫です。

今回紹介するのは、大人気Facebookページ:Amazing Things in the Worldさんの写真です(写真は、シェアさせていただきました)。
絵のような光景ですね。

写真はこちら:

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=430969996956720&set=a.342434892476898.89335.338077742912613&type=1&relevant_count=1

この絵を見て、英語で叫んでみましょう。

簡単な言葉から、文章まで、人によって感じ方が違うと思うので、発する言葉も違ってくると思います。

一般的なコメント例:

*Beautiful!
*So beautiful!
*It’s sooo beautiful (sooo は、長く強調して言っているイメージです)
*I love it !
*Awesome! (米俗)すばらしい
*Amazing!
*Cool! (俗)すばらしい~
*A great place to visit!
*Very nice!
*I’ve been there and it is amazing! (行ったことがある。すばらしい~)
*I wish I could have gone there! (そこに行きたかったなあ~)

(参考:「俗・米俗」の記述は、Weblioの説明を根拠にしています)

 


step down とは?

step は、動詞で、「一歩踏み出す、歩く」という意味があります。step down は、下の方向に踏み出すというイメージがあり、そこから、「辞任する」という意味になります。

ニュース記事が好みそうな言葉ですね。

例)POLITICOより
CNN President Jim Walton to step down
CNNの社長Jim Waltonが辞任する
(http://www.politico.com/blogs/media/2012/07/cnn-ceo-jim-walton-steps-down-130304.html)

記事の見出しでは、to 不定詞が、未来を示すことも覚えておきましょう。

例)My boss finally had to step down.
私の上司は結局やめざるを得なかった。

■step up
down の反対は、up なので、step up についても一緒に学んでおきましょう。

元のイメージは、上の方へ踏み出すことになるのですが、「増大する、向上させる」といった意味で使われます。

例)CNNより
Iran steps up production of high-grade enriched uranium, U.N. report says
イランは、高品質な濃縮ウランの生産を増大する、国連のレポートによると。
http://edition.cnn.com/2012/08/30/world/meast/iran-nuclear/index.html

用語:
・production 生産
・enrich 濃厚にする、豊富にする
・U.N (=United Nations) 国連

例)I will step up efforts to improve the business.
事業改善の為に、一層の努力を続けます。

■今回の重要語
step up, step down, production, enrich, U.N.


「ばったり会う」を英語にすると?

街中で知り合いにばったり会う事があります。そんな時には、run into を使って表現できます。

run into は、口語で、「偶然出会う」という意味があります。

例)I ran into him at the bookstore.
書店で彼と偶然会った。

run into には、実際に走っている(run)ものが衝突するイメージもあります。

よって、車の衝突にも使えます。

例)weblioより
The two cars ran into each other.
二台の車が衝突した。

例)研究社 新和英中辞典より
He got a whiplash injury when his car was run into from behind.
彼は後ろから追突されてむち打ち症になった.

用語:
・whiplash むち打ち
・from behind 後ろから

また、相手が物体ではなく、「困難」などの抽象的な物にぶつかる時にも使えます。

例)We have run into trouble. トラブルに直面している。

■run into のイメージ
run into は、run (走る) + into (中へ)の組み合わせなので、一方がもう一つに向かって早い速度で中に(相手の軌道の中に)入っていくイメージを持っておくと、個別に意味を覚えなくても理解できるのではないかと思います。

■今回の重要語
run into, whiplash, from behind


「飛ぶように売れる」を英語にすると?

sell like hot cakes (ホットケーキのように売れる)と書いて、主に米国口語で、商品などが「飛ぶように売れる」という意味になります。

例1)
*The iPhone 5 is selling like hot cakes.
(iPhone5は飛ぶように売れている)
*These tickets sold like hot cakes.
(これらのチケットは飛ぶように売れた)

例2) News Channelより
Twinkies merchandise selling like hot cakes on ebay
トゥインキー商品は、イーベイで飛ぶように売れている
http://www2.wjhl.com/news/2012/nov/16/twinkies-merchandise-selling-hot-cakes-ebay-ar-2365640/

用語:
・merchandise (集合的に)商品

Wikipediaによると、トゥインキーは究極のジャンクフードと広く見なされるそうですが、食べたことが無いのでなんとも言えません。

sell like hot cakesというキーワードを使ってGoogle検索すると(画像検索でも可能)、売れている商品などが検索できるので、面白い商品が見つかるかもしれません。

■練習
身の周り商品の中で売れているものがありましたら、sell like hot cakes という表現を使って、コメント欄で紹介をお願いします。

■今回の重要語
sell like hot cakes, merchandise


come of age とは?

of age は、「成人している」という形容詞の働きをしているので、come of age 「成人になる」という意味になります。

例)
*She will come of age this April.
彼女は、今年の4月に成人する。

*We Japanese come of age at twenty.
私達日本人は、20歳で成人となる。

成人の年齢は、国によって異なっており、
アメリカでは21歳、イギリスでは18歳、オーストラリアでは18歳になっています。

日本の成人の日は、Coming-of-Age Day と翻訳されています。

以前、日本で、成人年齢を下げるという議論がありましたが(その後どうなったのか?)、これは、Lower the legal age(成人年齢を下げる)と表現します。lower は、「下げる」、legal age は、「法定年齢、成年」を示します。

■成熟する
come of age には、「成熟する」という意味もあります。

例)Merrian-websterより
She came of age as an artist after she moved to New York.
彼女はアーティストとして成熟した。ニューヨークに移った後に。(英語の語順で訳しています)

■今回の重要語
come of age, Coming-of-Age Day, lower, legal age


ring a bell とは?

ring は、「鳴らす」という意味なので、直訳すると「ベルを鳴らす」になりますが、ring a bell は、「(口語)聞いた事がある、心当たりがある」という意味になります。

ただし、日本語訳で説明してしまうとニュアンスが伝わらない時があるので、Longmanの英英辞典で定義を確認しておきます。

[ring a bell] it reminds you of something, but you cannot remember exactly what it is(あなたに何かを思い出させるが、それが何なのか正確には覚えていない)

つまり、聞いた事があるけど、よく覚えていない状態だと判断できます。

用語:
・remind A of B AにBを思い出させる

(例文)
*His name rings a bell but I can’t remember his face.
彼女の名前は聞いた事があるけど、顔を覚えていない。

*Her name doesn’t ring a bell.
彼女の名前を聞いた事が無い(彼女の名前を聞いてもピンとこない

*It doesn’t ring a bell. ピンとこない。

■remind
最後に、英英辞典の説明文で、remindという単語がありましたので、表現を一つ紹介しておきます。

*That reminds me. それで思い出した!
*That reminds me of my mother. その事で母を思い出します。

that は、今話題になっていることを指しています。その話を聞いて何かを思い出した時にこの表現が使えます。思い出すものを示す時にof を使うのもポイントです。


冷たい水を注ぐ(pour cold water)とは?

pour は、「注ぐ」という意味ですが、pour cold water で、「(計画やアイディアを)非難する、けちをつける」という意味になります。

pourの代わりにthrowを使っても意味は同じです(throw cold water)。バケツで水をかけるイメージなんですかね?

例)CNN Moneyより
*Throwing cold water on the government’s employment data
http://finance.fortune.cnn.com/2012/09/06/gallup-employment/
政府の雇用データを非難する

この記事は、政府の雇用統計データには、週1回1時間でも働いていれば、雇用者としてカウントされるというデータなので、実際の雇用統計よりも良い数字が出てしまっている事を非難しています。

非難する先に、on (overも可能)を使っている事にも注目しましょう。どこに水をかけるのかという点を考えると、「対象物の上にかけるというイメージ」なので、on や over が使われると思うと理解しやすいと思います。

*He threw cold water on our plan.
(彼は私達の計画にケチをつけた)

■参考
pour と water を組み合わせた表現に興味深いものがあるので、ついでに紹介しておきます。

*pour oil on the waters / pour oil on the troubled water

これは、波風で揺れる水面を油を注いで沈めた事から、「波風を鎮める」という意味になります。


「目と鼻の先」を英語にすると?

「目と鼻の先」は「すぐ近く」という意味なので、英語では、a stone’s throw (石を投げて届く距離)と表現することができます。

また、within a stone’s throw で「すぐ近い所に(石を投げて届く距離以内というのが文字通りの意味)」となります。

例)
*The police department was located within a stone’s throw of our house. (The free Dictionaryより)警察署は、私の家のすぐ近くにあった

用語:
・be located 位置している
(locate は、「(建物などを)置く、設立する」)

*The hotel is only a stone’s throw from the beach.(Longmanより)ホテルは、ビーチのすぐ近くにあります。

*I live within a stone’s throw of the school.
私は、学校のすぐそばに住んでいます。

stone’s throwは、物理的に近いのが一般的な使い方ですが、以下のような見出しを発見しました。

A Stone’s Throw To A Playdown
http://sportsillustrated.cnn.com/vault/article/magazine/MAG1076996/index.htm

用語:
・playdown 決勝試合、プレーオフ

この見出しでは、「プレーオフまでもうすぐ」ということを言いたいのでしょう。stone’s throwのイメージが理解できていれば、あとは、こういった見出しや文章も解釈できるようになりますね。

■shouting distance
stone’s throwと類似表現に、shouting distance (叫んで届く距離、つまり、「すぐ近く、目と鼻の先」)があります。

例)
*I live within shouting distance of my parents.
私は、両親のすぐ近くに住んでいます

■stoneを使った熟語
stone を使った熟語について、参考の為に紹介しておきます。

・cast the first stone 真っ先に非難する
・throw stones 非難する、石を投げる
・kill two birds with one stone 一石二鳥を得る


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