-10月-2013の記事

ped「足」からの連想

前の記事で、pedは「足」を意味すると書きました。
前回紹介した単語意外にも以下の単語があります。

*pedestrian 歩行者

*expedtion 探検
外へ「ex」、足「ped」を向けて行く=>探検

*pedigree 家系図
足「ped」+鶴「gree <= フランス語:grue(鶴)」
=>鶴の足(家系図が鶴の足に似ているそうです)

*pedometer 歩数計、万歩計
足「ped」+ meter「メートル(長さ)」

*biped 二足動物
bi「二つ」、ped「足」=>二足動物

*peddler 行商人
=>peddleは、「歩き回る」

(参考)前回紹介したpedを使った単語
・pedal・・・・ペダル
・tripod・・・・三脚 (triは、3の意味)
・pedicure・・・ペディキュア
・tetrapod・・・テトラポッド(tetraは4の意味)
・centipede・・・百足ムカデ(centiは百の意味)
他にも難しい部類に入る単語でpedを使ったものは沢山ありますが、pedひとつでかなり単語の幅が広がりますね。


Do you know Arnold Schwarzenegger?と聞かれたら (再掲載+一部内容追加)

直訳すると、「アーノルド・シュワルツェネッガーを知っていますか?」になりますが、その真意は?
実は、Do you know ~と聞くときは、知り合いかどうかを聞いているので、上記の例は「アーノルド・シュワルツェネッガーと知り合いですか?」という意味になります。

名前を知っているかどうかを聞きたい場合は、
Have you heard of Arnold Schwarzenegger?
という聞き方をします。

アーノルド・シュワルツェネッガーは、この人です。

http://www.schwarzenegger.com/

映画俳優からカリフォルニア州知事になりましたが、2011年1月3日に2期7年の任期を終え退任しています。

Longmanの英英辞典を使って、konwの定義もチェックしておきましょう。
[know + 人(物)]to be familiar with a person, place etc
(人や場所をよく知っている)

例)Longmanの英英辞典より
*I’ve known her for twenty years.
(私は彼女を20年前から知っている(20年間知っている))


pay を自動詞として使うと? (再掲載/一部内容追加)

pay は、「お金を払う」という意味になりますが、自動詞の使い方もあります。
自動詞として使うと、「割に合う」という意味になります。

例)
・Sometimes kindness does not pay.
(時々、親切は割に合わない時がある)

また、自動詞で「償いをする、罰・報いを受ける」という意味にもなります。
例)ジーニアス英和辞典より
・Work hard or you’ll pay for it later.
(一生懸命働きなさい、さもないと後でつけが回ってきますよ(報いを受ける))

・pay attention to 注意を払う、気をつける
He didn’t pay any attention to my advice.
彼は、私の忠告に全く耳を貸さなかった。

・pay a visit 訪ねる
I will pay a visit to Kiyomizu-dera (temple) when I am at Kyoto.
京都にいる時に、清水寺を訪れてみよう。

この記事を書いている時に、清水寺の英語説明を見つけたので、リンクを紹介しておきます。

http://www.city.kyoto.jp/bunshi/bunkazai/isan-d-e.htm

・pay off (自動詞)(略式)うまくいく、(他動詞)借金を全部払う、
例)ジーニアス英和辞典より
・My effort paid off.
 (私の努力は報われた)

他にも、payの使い方はあるので、辞書を調べてみましょう。


bigで始まる単語

次の1~10の単語の意味は何でしょうか。
1.the Big Apple
2.the Big Bear
3.big deal
4.big fish
5.the big picture
6.big shot
7.the Big Three
8.big mouth
9.the Big Dipper
10.big toe
————————
答え:
1. ニューヨーク(愛称)
2.おおぐま座
3.(略式)大したもの
例)It’s no big deal. (大した事ないよ)
4.(略式)大物
5.(主に米)(物事の)全体像
6.(略式)大物、有力者
 He is a big shot in politics(ジーニアス英和辞典より)
 彼は政界の大物だ。
7.米国の三大自動車メーカー(General Moters, Ford, Chrysler)
8.(主に米)おしゃべりな人
9.(主に米)北斗七星
dipper:ひしゃく、すくうもの
10.足の親指
これ以外にも、ロンドンのBig Ben、宇宙の始まりのビッグバン(the Big Bang)などもありますね。


pull over とは?

海外で警官がこの言葉を言ったら、車を道の脇に寄せて停まりましょう。
実際には、Pull over there. (そこに停めて)のような言い方になるでしょう。

Longmanの英英辞典の定義は、以下のようになっています。
[pull over] to drive to the side of the road and stop your car, or to make someone else do this
(道路の脇に進み車を停めるか、誰かに車を停めさせる)

例)Longmanの英英辞典より
*The policeman signalled to him to pull over.
(警官は、彼に、車を脇に止めるように合図した)

警察官が口にする言葉で、Where’s the fire? があります。

これは、Where are you going in such a hurry?(そんなに急いでどこ行くのですか?)という意味になります。
直訳すると、「火事はどこですか?」という意味ですが、冗談か皮肉なのか分かりませんが、スピード違反をすると、このような言い方を
するそうです(THE FREE DICTIONARYの説明より)。

こう言われたら、素直に謝るようにしましょう。
THE FREE DICTIONARYには、以下のようなダイアローグがあります。

http://idioms.thefreedictionary.com/Where’s+the+fire%3F

警察官: Okay, where’s the fire?
ドライバー: Was I going a little fast?

国際免許を取れば、簡単に海外でも車の運転は出来ますが、警察官にpull overと言われて怖い思いはしたくないので、制限時速はチェックしましょう。


problemは、problem?

書籍「同時通訳者の頭の中」関谷英里子著(祥伝社)の中に、こんな体験談があります。
取引先とのミーティングの席で、problemという言葉を使ったら、相手を激怒させてしまったそうです。

同著より「problemには深刻な問題、ネガティブで厄介な難題というニュアンスがあります」。

取引先は、problemを起こしていないということで、激怒したようです。

英語学習者の感覚だと、普通にproblemを使ってしまいますが、使う時には注意した方がいいですね。

実は、本blogでも、problemを使う時の問題点について触れた記事があります(他の単語も一緒に説明しています)。

今日は、その記事を再掲載します。また、本文からリンクしているchallengeの記事でもproblemについて触れています。
(以下、再掲載)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タイトル:problemは使わない方がいい?
以前、challengeという言葉にについて説明しました。

challengeには、「課題、問題」という意味があり、克服すべき「課題」のように、前向きなイメージがあり、ビジネスで好まれます(ビジネスは課題を克服しながら成長してくものなので)。

一方、problemは、ネガティブなイメージがあり、困難をイメージさせます(a situation that causes difficulties)。
10/20の記事はお勧め記事なので、是非読んでください:
http://english.studynet.jp/blog/words/442/

今日は、issue という言葉をもう一つ加えてみましょう。
定義:
a subject or problem that is often discussed or argued about, especially a social or political matter that affects the interests of a lot of people(Longmanより)
(先日説明した前から理解する方法で訳します)課題や問題、それは、しばしば議論される、特に、社会的、政治的な事柄について、それらは、影響する、沢山の人々の関心に対して。

つまり、issueは、議論されるべき課題や問題で、社会的・政治的な物の場合が多いようです。

言葉のニュアンスを理解するのはとても難しいのですが、これも少しず学んでいくしかないです。

今回の結論は、「problemにはネガティブなイメージと困難を感じさせる」ので、使う時は注意しましょうというのがメッセージです。
今まで何十年も英語を勉強してきて、どうしてこういう重要な事に出会う機会が無かったのだろう~、と感じてしまいます。
—–

今回は、書籍の引用と過去記事(リンク先も含む)の紹介で、まとまりのない文章になってしまっていますが、problemの問題点は伝わったと思います。


in my book とは?

直訳すると、「私の本の中では」ですが、これは、「(口語)私の意見では」という意味になります。

例)Longmanの英英辞典より
*In my book, nothing is more important than football.
(私の意見では、フットボールより重要なものはない)

bookは、「本」という意味だけでなく、いろいろな意味があります。
例えば、複数形にすると、「帳簿」という意味になります。

*keep books (帳簿を付ける)
ここから、bookkeepingは、「簿記」という意味なります。

では、cook the books は、どういう意味になるでしょう。
これは、帳簿を料理する、つまり、「帳簿をごまかす」という意味です。

また、bookには、動詞の用法もありますね。
部屋や座席を予約するときには、bookが使えます。
例)Longmanの英英辞典より
*To get tickets, you have to book in advance.
(チケットを取るためには、事前に予約が必要です)

また、ホテルや座席が予約でいっぱいの時は、be booked upという表現があります。
例)Tanaka Corpusより
*Sorry, but we’re booked up.
(申し訳ありません。全席予約済です)

be booked up は、人が主語になると、その人がとても忙しい事を意味するようになります。
予定がいっぱい詰まっているイメージですね。
例)Longmanの英英辞典より
I’m all booked up this week.
(今週はずっと予定が詰まっていて暇が無いです(とても忙しい))

bookには、まだまだいろいろと意味がありますが、少しだけbookの意味の広がりが理解できたのではないかと思います。


「氷山の一角」を英語にすると

「氷山の先端」を英語にした、the tip of the icebergが、「氷山の一角」に相当します。
tipは「先端」、icebergは「氷山」になります。
例)
*The problems are just the tip of the iceberg.
(その問題は氷山の一角にすぎない)
tipを使った熟語には、次のようなものもあります。
・on the tip of one’s tongue
直訳すると、「舌の先の上にある」ですが、日本語では、「喉まで出かかっているのに思い出せない」です。
舌と喉の違いはありますが、言葉が出ない時の感覚は似ていますね。
例)
*It’s on the tip of my tongue.
(喉まで出かかっているのに思い出せない)
on the tip of one’s tongueは、言葉が舌の先まで出かかっているイメージから、「(口に出さないで)おもいとどまる」という意味にもなります。
tipは、「先端」以外にも、「チップ、チップをやる」という意味にもなりますね。


犬はマイナスイメージ?

dog’s life という言葉があります。
これは、「みじめな生活」という意味になります。
dogが入った慣用句には、マイナスのイメージのものが多いような気がします。
いくつか例を挙げてみます。

■go to the dogs:「落ちぶれる」
例)ジーニアス英和辞典より
*This country’s really going to the dogs!
(この国は本当に落ちぶれている)

■sick as a dog:「ひどく体調が悪い」
例)
*He is as sick as a dog.
(彼は、ひどく体調が悪い)

■Let sleeping dogs lie.
(諺)寝ている犬は寝かせておけ(さわらぬ神にたたりなし)

■dog-eat-dog world
直訳は、「犬が犬を食べる世界」ですが、これは、食うか食われるかの世界。
ビジネスなどの競争社会の事を述べるときに使います。

■in the doghouse:嫌われて、面目を失って
犬は、どうしてこんな扱いなのでしょうね。


簡単な単語の意外な意味

簡単な単語の意外な意味
意外な意味を持つ単語を10個集めてみました。本Blogで既に紹介したものも入っています。
意外な意味といってもよく使われるものばかりなので、知らなかった単語があったらここで覚えてしまいましょう。
次の単語には、一般的に知られている意味が併記されています。

これらの単語のもう一つの意味を考えてみてください。ただし、品詞を変えた時(名詞=>動詞など)の意味でもかまいません。
1.sentence 文
2.story 物語
3.claim 要求する
4.balance 均衡
5.resort 行楽地
6.delivery 配達
7.run 走る
8.file 書類ファイル
9.intelligence 知性
10.lift 持ち上げる
———————————
よく使われる意味一覧:
(代表的な意味しか紹介していないので、ここに挙げていない意味も存在します)
1.sentence 判決する
2.story 階
3.claim (人の命を)奪う
4.balance (預金)残高
5.resort 頼る
6.delivery 分娩、出産
7.run 経営する
8.file 提訴する
9.intelligence 情報
10.lift (禁止・制限)解除する
知らない意味がありましたら、辞書で使い方や例文などを確認してみてください。


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