-7月-2013の記事
復習問題(13)
最近記事から復習問題を作ってみました。
文の引用元などは各記事に記載してあります。
答えは一つとは限りませんが、一応、本Facebookで紹介した表現を基本にして問題を作っています。
問題は、4月に掲載した記事から作成しています。この機会に過去の記事を復習してみてください
(A)~(J)には、単語1語が入ります。
1.Bank loans are not available at (A).
(銀行融資は現在受けることができません)
2.(B) your horses!
(あわてるな、落ち着け)
3.She is (C) on becoming a teacher.
(彼女は先生になろうと決心している)
4.This crossword puzzle is (D) to impossible.
(このクロスワードパズルは、ほとんど不可能である)
5.Are you (E) Twitter?
(ツイッターをやっていますか)
6.Negotiations (F) down after only two days.
(交渉は、わずか2日で失敗した)
7.It doesn’t make a (G) to me.
(どちらでもかまいません)
8.She will have to (H) an operation.
(彼女は、手術を受けないといけないでしょう)
9.Business is at last beginning to (I) up.
(ビジネスはついに回復してきた)
10.I was (J) to ask the same question.
(同じ質問をするつもりだった)
———————-
答え:
(A)present
(B)Hold
(C)bent
(D)next
(E)on
(F)broke
(G)difference
(H)undergo
(I)pick
(J)going
I could eat a horse. とは?
直訳すると、「馬だって食べられるだろう(couldは仮定法)」になりますが、それくらいお腹が空いているということです。
日本語にすると、「腹ペコだ」になりますね。
また、eat like a horse (口語) と言うと、eat a very large amount「大食する」になります。
逆に、あまり食べない場合は、eat like a bird (口語)と言います。
イメージは伝わってきますね。
話をhorseに戻しますが、horseを使った熟語を少しだけ紹介します。
■(straight) from the horse’s mouth
直訳すると、「(直接)馬の口から」になりますが、これは、「本人から」「確かな筋から」という意味になります。
馬はいつも人間の近くにいて人間の話を聞いているので、こんな熟語が生まれたのでしょうか?(語源は調べていません)
■clothes horse (口語)
「流行を追いかける人」
Longmanの英英辞典を見ると以下のように定義さています(米国の意味だけ抜き出します)
(American English)informal a woman who is very interested in clothes and who likes to have many different clothes – used to show disapproval
(服にとても興味がある女性で、沢山の異なった服を好む。非難するときに使う)
少しマイナスのイメージの熟語のようです。
流行を追いかけてばかりいる人に対してこんな風に言います。
例)
*You’re such a clothes horse.
(あなたは、流行を追いかけすぎるよ)
■Hold your horses!(口語)
「あわてるな、落ち着け」
「暴れる馬を落ち着かせなさい」から転じた意味になります。
類義語:Calm down.
頻度の単語のまとめ
頻度を表す単語は沢山ありますが、Longmanの英英辞典を参考にしてまとめてみます。
今回、中心にする単語は often です。
■often しばしば
regularly or many times [= frequently]
(定期的に、または、沢山の回数(=frequently)
■frequently しょっちゅう
oftenの仲間になりますが、very often or many times
■usually 普通は
on most occasions or in most situations
(たいていの場合やたいていの状況で)
■normally 普通は
usually
(普通は)
=>usuallyと同じですね。
■always 常に
all the time or every time
(常に、または、毎回)
ここまでは、oftenからだんだん増えてくるイメージです。
今度は、減少の方向で纏めます。
■sometimes ときどき
on some occasions but not always
(時折、しかし、常にではない)
■occasionally 時折
sometimes, but not regularly and not often:
(ときどき、しかし、定期的ではなく、しばしば(often)でもない)
=>oftenよりは少ないのが分かります。
■rarely まれに
not often
(しばしば(often)ではない)
■seldom めったに~ない
very rarely or almost never
(とてもまれ、または、ほとんど無い
=>rarelyとseldomはほとんど同じ意味。ただし、seldomの方がformal
■hardly ほとんど~でない
almost not
(ほとんど~でない)
■scarcely ほとんど~でない
almost not or almost none at all
(ほとんど~でない、または、ほとんど皆無)
=>hardlyとscarcelyは、ほとんど同じ意味
■never 決して~でない
not at any time, or not once
(常に~でない、または、一度もない)
意味が重なる領域もあるので、完全に区別はできないと思いますが、なんとなく頻度の割合が分かってくるのではないかと思います。
英英辞典も単語の定義を見比べると新しい見方が出来るようになりますね。
いなり寿司を英語で説明すると?
日本の文化を英語で説明できるようになれると英語が楽しくなりますね。
今回は、GATEWAY TO JAPANという海外から日本に来る旅行者向けのガイド(洋書)に載っている記事を引用しながら解説をしていきます。
「いなり寿司」
rice stuffed into pouches of deep-fried tofu; a favorite food of foxes, messengers of the rice god Inari
(揚げた豆腐の袋に詰められたご飯;キツネの大好物で、キツネは、お米の神である稲荷神の使い)
用語:
・stuff 詰め込む
・pouch 袋
キツネは肉食なので、いなり寿司が大好きというのは間違いですが、時代の流れの中で、稲荷神に油揚げが供えられるようになり、油揚げがキツネの大好物と言われるようになったようです(江戸時代末期の『守貞謾稿』という書物に書かれています)。
補足:
・稲荷神:稲生り、つまりお米の出来を司る神
・いなり寿司:俵を模した俵型のものがいなり寿司
次に、ちらし寿司の説明を見てみましょう。
「ちらし寿司」
“scattered” sushi – raw morsels arranged on a bed of cold, vinegared rice
(ちらした(まき散らした)寿司 、生の(食材の)一片が、冷たい酢の入ったご飯の上に並べられている)
用語:
・scatter まき散らす
・morsel (食物)一口、一片
・bed ここでは、「土台」という意味で使っていますが、ベッドのイメージを膨らまして考えると分かりやすいと思います。ご飯のベットの上にいろいろとのっているイメージですね。
bedのイメージは、「寝台・ベッド」よりもかなり広く、flowerbed(花壇)、riverbed(川底)などにも使われています。
be bent on ~ とは?
bent は、bend(曲げる)の過去・過去分詞ですが、形容詞として、「曲がった」という意味にもなっています。
be bent on something は、「何かをしようと決心する」という意味になります。
気持ちが on の方に傾いていると考えると覚えやすいですね。
例)
*She is bent on becoming a teacher.
(彼女は先生になろうと決心している)
例)ジーニアス英和辞典より
*His back is bent with age.
(彼は、老齢で腰が曲がっている)
■vent
一文字違いの vent という単語もあるので注意しましょう。
ventは、名詞で「穴、通気口」、動詞で「出口を与える、(怒りなどを)発散させる」という意味になります。
例)
*She vented her anger on him.
(彼女は彼に怒りをぶちまけた)
■vend
紛らわしい単語ですが、「自動販売機」は、vending machine 。
このvendは、「(街頭などで)(花・果物)を売る」という意味です。
bend, bent, vent, vend を使い分けていきましょう。
next to とは?
next toは、直訳すると、「~に対して次(next)」ということになるので「~の隣に」や「~の次に」という意味になります。
例)Longmanの英英辞典より
*There was a little girl sitting next to him.
(彼の隣に少女が座っている)
例)ジーニアス英和辞典より
*What is the most popular sport next to baseball?
(野球の次に人気のあるスポーツは何ですか)
「~の隣」という意味を抽象化して考えると、「ほとんど」になります。
ほとんど不可能と言いたい時は、next to impossibleになります。
(impossibleの近くなので、ほとんどimpossibleと考えることができます)
例)Longmanの英英辞典より
*This crossword puzzle is next to impossible.
(このクロスワードパズルは、ほとんど不可能である)
「ほとんど」という意味では、否定的な表現(impossible, useless)と結びつきます。
■know next to nothing about ~ (~についてほとんど何も知らない)
例)Longmanの英英辞典より
*He knows next to nothing about antiques.
(彼はアンティークについてほとんど何も知らない)
その他、next to A, ~ (Aと比較して、~だ)という用法もあります。
next to も奥が深いですね。
for a song とは?
songは、「歌」の事ですが、for a song になると、口語で「二束三文で」という意味になります。
例)Longmanの英英辞典より
*He bought the house for a song five years ago.
(彼は、5年前にその家をただ同然で買った)
歌を歌うだけで買えるようなイメージなんでしょう。
こういった意味は、知らないと推測が難しいですね。
■関連語singの意味の広がり
歌を歌うは、singですが、これは、鳥や虫が鳴いたり、風・小川の音、湯沸しの音などにも使えます。
Longmanの英英辞典では、以下のように説明しています。
to make a high whistling sound (口)笛のような音を出す
鳥が鳴くのをsingと表現するのは分かりますが、あのいやな蚊もsingだそうです。
*Mosquitoes sing.(=Mosquitoes buzz.)
(蚊が鳴く)
(参考)
Why Mosquitoes Buzz in Your Ears
(なぜ蚊は、耳でブンブン言うのか)
They’re actually singing mating songs for each other
(蚊は、実際には、お互いに相手を求めて鳴いている)
http://www.mosquitoreviews.com/mosquitoes-buzz-ears.html
もう一つ、singで意外な意味が、「耳鳴りがする」です。
*My ears sing.(= I have a singing in my ears.)
singも奥が深いですね。
Facebookをやっていますか?を英語にすると
Are you on Facebook? になります。
onは、「~の上に」という意味の前置詞ですが、「Facebookの上にいる」という表現は、on the phoneのonに似ていますね。
例)
*He is on the phone now.
(彼は現在電話中です)
同じように、「ツイッターをやっていますか」は
Are you on Twitter?
になります。
Twitterの元の意味は、「(小鳥の)さえずり」という意味です。
FacebookやTwitterなどのネット系のコメントには暗号のようなものが多いですね。
例えば、
CU (=see you)
L8R (=later)
B4 (=before)
2 (=to, too)
PLS,PLZ (=please)
UR (=your, you’re)
LOL (= laughing out loud (大笑い))
OMG (= oh my God)
BTW (=by the way)
など。
こういった略号は、以前少しだけ纏めた事があるので、こちらも参考にしてください。
http://english.studynet.jp/blog/words/552/
breakdownとは?
breakdown(名詞)は、機械の故障の時に使えますが、他にも、人間関係や精神状態にも使うことができます。
Longmanの英英辞典の最初の定義は以下の通りです。
the failure of a relationship or system
(関係やシステムの失敗(停止、機能不全))
例)
*a physical breakdown 肉体的な衰弱
*a breakdown in negotiations 交渉の決裂
例)Longmanの英英辞典より
*Family breakdown can lead to behavioural problems in children.
(家庭崩壊は、子供の行動上の問題に繋がる可能性がある)
*a breakdown in the cooling system
(冷却システムの故障)
■break down
breakdownは、break downの名詞形なので、動詞の方も纏めておきます。
break downは、自動詞と他動詞の両方の意味があり、何かを「壊す」という意味と、何かが「壊れる」の2通りがあります。
訳語は、主語や目的語によっていろいろと出てきますが、
・対象が機械なら、「壊れる」
・対象が交渉や計画なら、「失敗する」(壊れる=>うまくいかない=>失敗すると連想)
・対象が体なら、「衰える」(壊れる=>うまく機能しない=>衰えると連想)
という訳語になります。
例)Longmanの英英辞典より
*The printing machines are always breaking down.
(印刷機はいつも壊れる)
*Negotiations broke down after only two days.
(交渉は、わずか2日で失敗した)
まだまだ、いろいろな意味がありますが、あとは辞書を調べて理解を深めてください。
最後に、Longmanの英英辞典にbreakの類義語が載っていたので、ここにリストアップしておきます。
・smash (強い力で)壊す、粉砕する
・shatter (ガラスなどを)粉々にする
・split (木などを)二つに割る
・snap パチンと鳴らして、二つに割る
・tear (紙や布を)引き裂く
・burst (爆弾)爆発する、(ダム)決壊する、(風船)割れる
・crumble 粉々に砕ける
・disintegrate 崩壊させる、風化させる
・fracture (骨などが)砕ける
undergo とは?
under(下へ)と go(行く) が結合している単語であることは予想がつきますが、意味は推測しにくい単語です。
何かの下を進むようなイメージがあるので、ここから辛い状況を連想して、「(苦しい事を)経験する」という意味に繋げると覚えやすくなります。
Longmanの英英辞典では、unpleasant experience(いやな経験)という表現を使って説明しています。
例)Merriam-Webster’s Learner’s Dictionaryより
*She will have to undergo an operation.
(彼女は、手術を受けないといけないでしょう)
例)VOAニュースより
*India’s Sonia Gandhi to Undergo Surgery Abroad
(インドのソニア・ガンディー(政治家)は、外国で外科手術を受ける)
http://blogs.voanews.com/breaking-news/2011/08/04/indias-sonia-gandhi-to-undergo-surgery-abroad/
undergoの動詞の変化は、goと同じで、undergo-underwent-undergoneになります。
他にも、underと結びつく単語は沢山あります。
いくつか重要語をピックアップしておきます。
例)
・undertake (仕事、責任など)引き受ける
・underlie ~の下にある、(行動、主義)基礎となる
・understand 理解する
・underline (正式)強調する(=emphasize)=>以前記事にしたことがあります。
・undermine (健康)徐々に衰えさせる(mineは、動詞で、「掘る・採掘する」)
・underestimate 過小評価する
この機会に、辞書で、underで始まる単語を調べてみてください。