-2月-2013の記事

What’s your line? とは

lineは、「線(ライン)」という意味ですが、ここでは、「職業」という意味で使っています。

What line of business are you in? と言っても同じです。

lineは、いろいろな場面で使われるので、使えそうなものをいくつかピックアップしてみます。

*a horizontal line 水平線、地平線
*a straight line 直線
*a dotted line 点線
*a wavy line, a wiggly line 破線
*The line is busy. (電話)お話し中です
*stand in a line 一列に並ぶ
*jump in line 列に割り込む
*the party line 政党の方針
*a fishing line 釣り糸
*read between the lines 行間を読む
*forget ones’s line せりふを忘れる
*reach the end of the line 行き詰まる
*a blank line 空行
*the Tokaido Line 東海道線

■bottom line
これは、決算書の最後の行の意味で、そこには重要な損益の値が書かれています。
ここから、口語で、「要点、結論」という意味になります。

*The bottom line is that~
結論は、~です。

lineという単語には、とても沢山の意味があります。
一度辞書を調べてみることををお勧めします。


小鳥が何を教えてくれるのでしょう? (a little bird told me that ~ )

日本語にすると「風の便りで聞いたけど、小耳にはさんだけれど」という意味になります。

例)
*A little bird told me that you passed the exam.
(試験に合格したと人から聞きました)

この表現を使うと、誰から聞いたとは言わなくて済むのでとても便利です。

元々は聖書から来ているようです。
Wiktionaryにこんな記述がありました。

* a bird in the sky may carry your words, and a bird on the wing may report what you say
(空を飛ぶ鳥はあなたの言葉を運ぶかもしれない、そして、翼を持った鳥はあなたの言った事を伝えるかもしれない)
参考:http://en.wiktionary.org/wiki/a_little_bird_told_me

a little bird told me thatの表現には、いくつかバリエーションがあります。

例)
*I heard from a little bird that~
*A little bird has whispered in my ear that ~

用語:
・whisper ささやく

■重要表現
a little bird told me that, I heard from a little bird that, A little bird has whispered in my ear that,whisper


flood を動詞で使うと?

floodは名詞で「洪水」と覚えている方も多いと思いますが、動詞の使い方もあります。

動詞にも、洪水に関連して「水浸しになる、(川などを)氾濫させる」という意味がありますが、人が洪水のように集まる様子にも使えます。日本語だと、「殺到する」という言葉になります。

例)MT.KISCOより
People Flood Kisco Main Street to Buy iPhone 4S
(人々がiPhone 4Sを買うためにキスコ(Kisco)大通りに殺到した)

http://mtkisco.dailyvoice.com/news/people-flood-kisco-main-street-buy-iphone-4s

物が大量に集まってくる時にも使えます。

例)CNET
Used iPhones flood the market anticipating the iPhone 5
(iPhone5の発売を予想して、中古のiPhoneがマーケットに溢れている)

http://news.cnet.com/8301-13579_3-57510074-37/used-iphones-flood-the-market-anticipating-the-iphone-5/

■flood(名詞)

名詞のfloodにも、「殺到、激しい流入」などの意味があるので次のような例文が作れます。

例)
*He received a flood of fan letters.(プログレッシブ和英中辞典)
(ファンレターがわんさときた)

ここで質問です。the Flood は、何を指すでしょうか。

(ヒント)
定冠詞のtheが付いているので、特定のものであり、floodの最初が大文字なので固有名詞になっています。有名な洪水の大事件でしょう。

熟語で、before the Floodは、(口語)「大昔に」という意味になります。

(答え)
「ノアの洪水」です。

before the Floodは、直訳すると「ノアの洪水の前に」になります。

たくさんの「いいね」をもらえれば、to receive a flood of “likes” と言うことができますね。

■今回の重要語
flood, a flood of, the Flood, before the Flood


「右の耳から入って左から抜ける」を英語にすると?

英語に似たような表現があります。

「go in one ear and out the other」
(直訳:一方の耳から入って、他方から抜ける)

これは、「記憶に残らない、効果が無い」という意味になります。

例)
*Everything I tell them seems to go in one ear and out the other.
(私が話すすべての事を彼らは聞いていないようだ)

類似表現にturn a deaf ear to~(少しも耳を貸さない)があります。

deafには、「耳の不自由な」、「聞こうとしない」の2つの意味があります。

例)
*He will turn a deaf ear to your advice.(プログレッシブ和英中辞典)
(彼に忠告しても全然聞こうとしないだろう)

■earの意外な意味
earは、「耳」という意味だけではありません。

例)
*an ear of corn トウモロコシの穂
*an ear of rice 稲の穂

earには、沢山の熟語があるので一度辞書で調べてみてください。

NAVER英語辞書の表現なども参考になると思います。

http://endic.naver.jp/srch/all/N/ear?sm=edi_hty

■今回の重要語
go in one ear and out the other, turn a deaf ear to


out of sorts とは?

out of は、「~の外へ」、sortは、「種類」という意味ですが、これらを組み合わせたout of sorts は、feeling a little ill or upset(少し気分がよくない、少し困惑している)という意味になります。

これらの関連性が見えてこないので、語源を調べてみました。

sortsは、17世紀、印刷機にセットされた一つ一つの文字を指していて、その文字がout ofの状態だと、綺麗な印刷ができません。つまり、out of sortsは、良い状態ではないので、このあたりから「気分がよくない」などの意味になったようです。

参考:http://www.phrases.org.uk/meanings/out-of-sorts.html

ただし、こういった言葉の由来は、複数の説がある場合が多いので、この説明も諸説の1つだと思った方がいいと思います。out of sortsという言葉のイメージが頭の残れば、どのような覚え方でもいいでしょう。

例)
*I feel out of sorts today.
(今日は気分がよくないのです)

*I’m afraid I’m feeling out of sorts now.
(すみませんが、今気分がよくないのです)
 =>これは、何かを誘われた時に、残念な気持ちをI’m afraidで表現して断っている状況です。

次に、sort(種類)の関連語について簡単に触れておきます。

■sort, kind, typeについて
sort(種類)は、kind, typeと同じ意味で、この3つの単語は同じ状況で使えます(Type, kind, and sort all have the same meaning and can be used in the same situations(Longmanの英英辞典より))。

例)Longmanの英英辞典より引用
*What type of car do you drive?
(どんなタイプの車を運転するのですか)

*an interesting kind of plant
(興味のある種類の植物)

*a new sort of mobile phone
(新しい種類の携帯電話)

ちなみに、sortには、動詞の使い方もあり、「分類する、並べ替える(ソートする)」などの意味にもなります。

■今回の重要語
out of sorts, sort, kind, type


second to none とは?

secondは、2番目の意味。second to ~で、「~の次(2番目)」という意味になります。

そこで、second to noneは、none(何も無い)の次ということになり、結局「誰にも劣らない、何にも劣らない」という意味になります。

「主語 is second to none in 分野」の形式でいろいろな表現が作れます。

例)
*She is second to none in Japanese history
(彼女は日本史では誰にも負けない)

*The product is second to none in Japan.
(その製品は日本で一番です)

*He is second to none in the world of sculpture.(プログレッシブ和英中辞典)
(彼は、彫刻の分野では世界の第一人者だ)

■when it comes to ~

when it comes to ~「~ということになると」という表現と一緒に使う事もできます。

例)
*When it comes to world history, Taro is second to none in his class.
(世界史では、太郎がクラスで一番だ)

次に、secondに関連して、イディオムを1つ紹介しておきます。
こちらも一緒に覚えましょう。

■at second hand
中古で、間接的に、また聞きで

例)
*I bought the book at second hand.
(私はその本を中古で買った)

*I heard it at second hand.
(私はそれを間接的に聞いた(また聞きの事))

また聞きの情報は、secondhand information、直接聞いた場合は、firsthand informationと言います。

受動喫煙(passive smoking:非喫煙者が喫煙者の煙を吸う事)は、間接的に喫煙することになるので、secondhand smoke とも言います。

ここまで書くと、thirdhandもあるのではと思ってしまいますが、あります。副詞で、「2人の仲介者を経て入手した」という意味になります(あまり使わないと思いますが)。

情報源が不明確な場合は、以下のように言う事も出来ます。

*I heard about it only secondhand or thirdhand.(日本語WordNet)
(私は、それについてまた聞きか、さらにそのまた聞きで聞いただけである)

■参考記事
secondhand smokeの記事:

http://www.medicinenet.com/secondhand_smoke/article.htm

■今回の重要語
second to none, at second hand, firsthand, secondhand, thirdhand, when it comes to, passive smoking, secondhand smoke


ベールに包まれる(veilとunveil)

veilは、ベールの事なので、動詞にすると「ベールで覆う、隠す」という意味になります。notを意味する接頭辞un-を付けたunveilは、veilの反意語になり、意味は、「ベールを取る、(秘密などを)明かす」となります。

Longmanの英英辞典の定義:
■[veil](formal) if something is veiled in mystery etc, people do not know the truth about it so it seems strange or mysterious:
(何かが神秘のベールに包まれる(veilされる)と、人々は真実を知らないので、奇妙で神秘的に見える)

■[unveil]to show or tell people about a new product or plan for the first time
(新製品や計画を初めて示したり話す)

例)veil
*The details of the evacuation are veiled in secrecy.
(撤退の詳細は、秘密のベールに包まれている)

用語:
・evacuation 撤退、避難
・in secrecy 秘密に

例)unveil
*The club has unveiled plans to build a new stadium.
(クラブは新しいスタジアムを建設する計画を発表した)

例)CNNより(August 1, 2012)
Reports: iPhone 5 to be unveiled Sept. 12

http://edition.cnn.com/2012/07/31/tech/mobile/iphone-5-release-date/index.html

(レポート:iPhone5が12月12日に発表される)

un-という接頭辞が付いた単語は沢山あるので辞書などで確認してみてください。

今回の重要語
veil, unveil , evacuation, in secrecy, for the first time


all ears とは?

これは、I’m all ears. のように 「be all ears」 という形で使います。

I’m all ears.を直訳すると、「私は、すべて耳です」になってしまい、意味不明と思われるかもしれませんが、ここから創造力を膨らますと、聞きたくてしょうがない状態をイメージできます。日本語に訳すと「是非聞きたいです」という意味になります。

Longmanの英英辞典の定義は以下のようになっています。
[all ears](be all ears, informal) to be very keen to hear what someone is going to tell you:
(誰かが話そうとしている事を熱心に耳を傾ける)

用語:
・keen to 熱心に~したがって、切望する

例)
As soon as I mentioned soccer, he was all ears.
サッカーの話をしたら、彼は一心に耳を傾けた。

■all thumbs
以前にも紹介しましたが、be all thumbs(すべて親指=>不器用)というのがあります。
thumbs関連の記事:http://english.studynet.jp/blog/words/703/

例)
*I’m all thumbs.
 (私は不器用です)
=>一応例文で挙げましたが、自分から不器用を主張する必要もないと思います。

ただし、こういう表現は有りだと思います。

*I’m all thumbs in the kitchen.(Tanaka Corpusより)
(私は炊事が全然できない)

■all eyes
これは、見たくてしょうがないという意味ではなく、
all eyes are on ・・・・・という形で、「みんなが何かを見ている(注目している)」という意味になります。

例)
*All eyes were on the speaker.
(皆が話者に注目していた)

*All eyes were turned on him.(研究社 新和英中辞典)
(皆の目が彼に集まった)

■今回の重要語
be all ears, be all thumbs, all eyes, keen


cub とは?

この単語は、アメリカの小学生の100%が知っている単語だそうです(小学4,5,6年生430名のテスト結果/アメリカの小学生と英語で勝負・小山内大著(はまの出版)より)。

Longmanの英英辞典の定義は、以下の通りです。
[cub] the baby of a wild animal such as a lion or a bear
(ライオンや熊などの野生動物の子供)

主に肉食系の動物の子供に対して、cubという言葉を使うようです。日本語では、こういう区別は無いですね。

カブスカウト(cub scout:ボーイスカウトに入る前の幼年団員)にもcubが使われています。

informalでは、「見習いの」という意味があります。

例)
*cub reporter(e-プログレッシブ英和中辞典より)
(駆け出しの記者)

*a bear cub, a lion cub, a wolf cub
(熊の子、ライオンの子、オオカミの子)

*CNNより(September 25, 2012)
Cause of panda cub death still unclear

http://edition.cnn.com/2012/09/24/us/national-zoo-panda/index.html

パンダの子の死の原因はまだ不明

リンク先の本文中に出てくるveterinarian(American English)は、「獣医」という意味ですが、vetと略して言うこともできます(British Englishでは、veterinary surgeon)。

アメリカの子供達が知っている単語くらいはある程度知っておきたいですね。

過去にはこんな記事も書きました(公園シリーズです)。

http://english.studynet.jp/blog/words/330/


「聞くのはタダ」を英語にすると

可能かどうか分からないけど、取りあえず聞いてみるというのは重要な考え方です。聞くだけなら、痛みを伴わないですからね。

そんな所から、
It never hurts to ask.
(聞くことは傷つけない=>聞くのはタダ)
という言葉が生まれています。

海外のショッピングでは、聞くと割引してくれるところもあるので、It never hurts to ask. の精神でdiscountしてくれないか聞いてみましょう。

例)
*Could you give me a discount?
(割引してもらえませんか)

*Do you have a student fare?(Tanaka Corpusより)
(学生割引ありますか)

*Are there any discount tickets for me?(Tanaka Corpusより)
(何か割引切符はありますか)

*How much discount can you offer if I purchase 500 more units?(NAVER英語辞書より)
(あと500個買ったら、どれくらい割引してもらえますか)

*It’s too expensive. Can you give me a discount?(NAVER英語辞書より)
(高すぎです。割引してもらえませんか)

ハワイのバスツアーに行ったとき、バスガイドさんが、「日本人が地方のお店で絵を買ったけれど、言い値で買ってしまったので、ものすごく高いお金を払ってしまった」と言っていました。

=>普通は言い値では買わないという言い方でした。

メキシコのティフアナ (Tijuana)にサンディエゴからホストファミリーと買い物に出かけた時は、ホストファミリーに言い値の半額くらいから値段交渉を進めた方がいいと言われました。

さらに、discountに関する表現を学びたい場合は、NAVER英語辞書などを参考にしてください(以下URL)

http://endic.naver.jp/srch/ex/discount


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