-2月-2013の記事

つなぎ言葉や相づちについて

コミュニケーションでつなぎ言葉や相づちが入るとスムーズに会話が進みます。

そこで、今回はつなぎ言葉や相づちなどをいくつか紹介したいと思います。ただし、ほんの一部です。

今回は、読者参加型で、ここに紹介するもの以外のつなぎ言葉や相づちをコメント欄に記入してみてください。沢山の方が書き込んでくれれば、より多くの事が学べます。

■間をつなぐ
*Let me see~, ええっと
*Well~,  ええっと
*Uh~, あー、ええっと

■繋ぎ・論理
*So~ それで~
*In addition,~ さらに~
*In fact~  実は~
*first of all まず第一に
*Firstly ~、Secondly~、Thirdly~、Finally~
第一に~、第二に~、第三に~、最後に~
*Lastly~ 最後に~
*Speaking of ~, ・・・ ~と言えば・・

■話題の切り替え
*By the way ~ ところで
*Incidentally ~ ところで、ついでに言えば

■推量・意見・考え
*Maybe~ 多分~
*I guess ~ 多分~だ
*I think ~ ~だと思う
*I suppose ~ 推測ですが~
*As far as I know, ~ 私の知っているかぎり~

■理由
*That’s why ~  だから~です
(thatは、全文の内容)
*Because ~  なぜなら~

■同意・確認・確信・推量
*Exactly 確かに
*You can say that again. まったくその通りだ
*No doubt that ~ きっと~だ
*I’m sure ~ きっと~だ
*I couldn’t agree with you more. 全く同感です。
*I’m with you on that. その点ではあなたと同じです。
*As you know, ~ ご存知の通り・・・
*If you ask me ~ 私に言わせれば~

■比較
On the other hand, 一方・・・

■逆説
・・・, but ・・・ しかし
However しかし  

■呼びかけ
*You know what? 聞いてよ

■例を挙げる
*For example ~ 例えば~
*For instance ~ 例えば~
*~ and so on  ~など
*~ and so forth ~など

■言い換え、まとめ
*I mean ~ つまり~
*To make a long story short~ かいつまんで話すと~
*Anyway とにかく
*The important point is ~ 重要な点は~
*The bottom line is ~ 要するに~
*In a nutshell 要するに~

まだまだ沢山ありますが、今日はこのへんにしておきます。


「背水の陣を敷く」を英語にすると?

burn one’s bridge (橋を燃やす)や burn one’s boat (ボートを燃やす)と表現できます。

これは、渡ってきた橋を燃やしたり、乗ってきたボートを燃やしてしまい、元に戻れないようにすることを意味しています。
よって、これらの表現が「背水の陣を敷く」という日本語の英訳になります(複数の英和辞典や文献より)。

念のため、Longmanの英英辞典で定義を調べてみます(以下)。

(nformal) to do something with the result that you will not be able to return to a previous situation again, even if you want to:
(略式:何かをすること。その結果、元の状況には戻れないようになるだろう。もし望んだとしても)

これらの表現は、否定形の英文も作れます。

*Don’t burn your bridges behind you.
(背後の橋を燃やすな=>つまり逃げ道を確保しておきなさい)

勝つための戦略として背水の陣を敷いて全力を尽くすというのはありますが、特にビジネスの世界では、必ず勝つとは限らないし、昨日の敵は今日のパートナーにもなり得るので、背水の陣を敷いて戦ってはいけないということを「Don’t burn your bridges behind you」は言っています。
参考文献:http://bizbuildingstrategy.blogspot.jp/2012/03/dont-burn-your-bridges.html

背水の陣も英語・日本語を対比して考えると結構奥が深いと感じますが、表現自体はイメージしやすいと思います。

■今回の重要語
burn one’s bridge, burn one’s boat


come out の世界

多義語の個々の意味を覚えるのはとても大変です。そこで、なるべく記憶に残りやすいようイメージを膨らますようにするのがよいでしょう。

今回のテーマはcome out。

comeのやってくるというイメージと、outの外へ出てくるイメージを膨らましてみます。
例文は、特に表記が無い場合は、Longmanの英英辞典のものを引用しています。

■どこかの場所からcome out
例)These stains will never come out!
(シミが取れません)

=>シミが服からcome outしないイメージ。

■情報がcome out
例)No doubt the truth will come out one day.
(疑いなく、いつか真実が明かされるだろう)

=>真実が世の中にcome out

■写真上にcome out
例)The wedding photos have come out really well.
(結婚式の写真はとてもよく写っています)

=>写真にくっきりcome outしているイメージ。

■本や記録が世の中にcome out
例)When is the new edition coming out?
(いつ最新版が発行されるのですか?)

=>書籍が世の中の人々の所へcome outするイメージ。

■物体・植物などがcome out
例)The cherry blossoms come out early in April here.(Weblioより)
(ここでは四月初旬に桜が咲く)

=>桜の花がつぼみからcome outするイメージ。

come outのイメージが伝わりましたでしょうか。
英和辞典の訳語で覚えるより、come outのイメージで覚えた方が分かりやすいのではないかと思います。

■今回の重要語
come out, no doubt


耳の後ろが濡れている? (be wet behind the ears)

子供が顔を洗うと、耳の後ろを拭くのを忘れてしまうそうです。
そこで、be wet behind the earsは、「未熟な、未経験な」という意味になります。

Longmanの英英辞典では、(informal) very young and without much experience of life (略式)(とても若くて人生経験が浅い)と説明されています。

例)
He is still wet behind the ears.
(彼はまだ未熟だ)

■「未熟」の関連語

未熟というと、green「青二才」という言葉があります。

さらに、immature「未熟な」、beginner「初心者、未経験者」なども同じ種類に仲間になるので一緒に覚えましょう。

今回は、これらの言葉について、英英辞典で定義を確認してみます。

■[green](informal) young and lacking experience
(略式)若く、経験無い

例)Longman英英辞典より
I was pretty green then; I had a lot of things to learn.
(私は、その時かなり未熟だった。そこで、沢山学ぶことがあった)

用語:
・pretty(略式)かなりの、(「かわいい」という意味で知られていると思いますが)

■[immature] someone who is immature behaves or thinks in a way that is typical of someone much younger – used to show disapproval
(immatureな人は、とても若い人のように振る舞ったり考えるー不承認を示す為に使われる)

用語:
・disapproval 不承認、不賛成

immatureは、未熟さに対して否定的な意味合いがあるのが分かります。

例)immature idea 未熟な考え

immatureの同義語を探すと、childish(子供じみた、relating to or typical of a child)が見つかります。

immatureの反意語は、mature(完全に発達した)になります。

■[beginner] someone who has just started to do or learn something
(ちょうど何かを始めたり、学び始めた人)

例)
My son is a beginner in English.
(私の息子は英語を学び始めたばかりだ)

■今回の重要語
be wet behind the ears, green, immature, mature, beginner, pretty, disapproval


have a ballとは?

直訳は、「私はボールを持っている」ですが、これは、「大いに楽しむ」という意味になります。

Longmanの英英辞典によると、(informal) to have a very good timeと説明されています。

例)
I had a ball at the party last night.
(私は昨晩パーティを楽しんだ)

例)Dictionary.comより
Have a ball on your vacation!
(休暇を楽しんでね)

次に、ballを使った熟語を2つ紹介します。

■carry the ball(米口語)

アメリカンフットボールでボールを運んでいる姿を思い浮かべてください。
ここから、「率先してやる、責任をとる」という意味になります。

例)CBS Tampa Bayより(October 29, 2012)
Obama Tells Campaign Volunteers ‘To Carry The Ball’ While He Is At White House
(オバマは自分がホワイトハウスにいる間、「率先してやってください」と選挙運動のボランティアに言った)

http://tampa.cbslocal.com/2012/10/29/obama-tells-campaign-volunteers-to-carry-the-ball-while-he-is-at-white-house/

これは、ハリケーンのせいでオバマ大統領が選挙活動を中断してしまった為、各地のボランティアに呼びかけた言葉です。

■The ball is in your court.

テニスで、ボールが相手のコートに入った状況を思い浮かべてください。相手は、ボールを打つ番になっています。
ここから、「今度は君の番だ」という意味になります。

例)Timeより(April 29, 2009)
Cuba to Obama: Ball’s in Your Court
(キューバからオバマへ:次は君の番だ)

http://thepage.time.com/2009/04/29/cuba-to-obama-ball%E2%80%99s-in-your-court/

キューバとUSとの関係改善は、オバマ政権に依存しているという事を言っています。

ballを使った熟語を面白いですね。

■重要語
have a ball, carry the ball, The ball is in your court.


the rest is history とは?

直訳すると「残りは歴史」ですが、歴史になるということは、みんなが知っているものと解釈すると分かりやすくなります。

Longmanの英英辞典では以下のように定義しています。
(informal) used to say that everyone knows the rest of a story you have been telling
(あなたが話しているストーリーの残りはみんなが知っていることを言う為に使う)

日本語にすると、「残りはご存知の通り、残りはご承知の通り」といった訳になるでしょう。

例)Cambridge Dictionary Onlineより
The Beatles had their first hit record in 1962 and the rest is history.
(ビートルズは1962年に初めてヒットし、その後はご存知の通り)

■go down in history
歴史に残るという表現は、go down in history と言います。

例)CNNより(September 30th, 2012)
McCain: Debate will go down in history
(マケイン:討論は歴史に残るだろう)

http://politicalticker.blogs.cnn.com/2012/09/30/mccain-debate-will-go-down-in-history/

■make history
歴史を作るという意味から、「歴史に残る事をする」という意味になります。

例)i-resign.comより
5 Jobs Where you can Make History
(歴史を作ることができる5つの仕事)

http://www.i-resign.com/uk/jobseekers/jobstomakehistory.asp

i-resign.comの本文記事の内容はあまり参考になりませんが、単語の発展学習程度に使ってください。
一応キャリア・アドバイスのサイトのようですが・・・・

■今回の重要語
the rest is history, go down in history, make history


work out とは?

work outという熟語には沢山の意味がありますが、今回は、覚えやすくするために、3つに絞って紹介します。

workの何かをするイメージと、outの外へというイメージを膨らませて考えてみましょう(覚えやすくするための工夫です)。

■「うまくいく」(= get better)
何かをして良い結果が出てくるイメージです。

I’m sure it will work out.
(それはうまくいくと思います)

The plan didn’t work out.
(その計画はうまくいかなかった)

Everything will work out all right.
(すべてはうまくいくでしょう)

■「(問題などを)解く」(= solve)
頭を働かせて答えを出すイメージです。

*I cannot work out the difficult problem.
(私はその難しい問題を解くことができない)

*I am going to work out the problem by myself.(Tanaka Corpusより)
(私は独力でその問題を解くつもりです)

■「トレーニングをする」(= exercise)
体を動かして肉体を作り出すイメージですね。

*I have to work out regularly.
(私は、定期的に運動しないといけない)

*He works out with weights twice a week.(Longma英英辞典)
(彼は、週2回ウエイトトレーニングをする)

用語:
・weights トレーニング用のおもり、ウェイト、バーベルなど

■workout 運動、体操
work outを結合してworkoutという名詞が作れます。
これは、「運動、体操」という意味になります。

例)CNNより(April 28, 2010)
Can laughing give you a workout?
(笑いは運動になるか?)

http://edition.cnn.com/2010/HEALTH/04/28/laughter.health.benefits/index.html

■重要語
work out, weights


hit the nail on the headとは?

ここで使っているheadは、人の頭ではなく、釘の頭の部分(金槌で打つ方の部分、nail head)を指します。
nailには、ネイルサロンなどのように、爪という意味もありますが、ここでは、釘という意味で使っています。

ハンマーで釘のheadをまっすぐに叩くことを想像してください。
ここから、「的を射る、核心を突く」という意味になります。

例)
*You have hit the nail on the head.
(あなたは核心をついていた)

*You hit the nail on the head with your comment.
(あなたのコメントは的を射ていた)

■nail 爪について

ネイル(爪)の例もいくつか例を載せておきます。

例)
*dye(manicure) one’s nails ネイルする
*cut(trim) one’s nails 爪を切る
*nail clippers 爪切り

金曜に爪を切ると縁起が悪いという迷信があるそうです。

■nail-biter
「はらはらドキドキさせる選挙やレース」の事。はらはらドキドキすることと爪を噛むと表現するのですね。

例)CNNより(November 5th, 2012)
5 election nail-biters

http://globalpublicsquare.blogs.cnn.com/2012/11/05/5-election-nail-biters/

(5つのはらはらドキドキさせた選挙)

「はらはらドキドキさせる~」というように形容詞で使いたい場合は、nail‐biting を使います。

■重要語
hit the nail on the head, nail-biter,dye(manicure) one’s nails,cut(trim) one’s nails, nail clippers, nail-biting


ballpark figureとは?

ballparkは、「野球場」、figureは「数字」なので、野球場の数字?と思ってしまいますが、ballparkには、形容詞で「おおよその」という意味があります。

よって、「概算、大体の見積」という意味になります。

figureの代わりにestimate(見積,概算)やamount(総額,量)も使えます。

似たような表現に、in the ballpark(概算で、ほぼ正確に) というのがあります。

念のためLongmanの英英辞典で定義を確認してみます。

[a ball-park figure/estimate/amount] a number or amount that is almost but not exactly correct
(数字や量がほとんど合っているが、完全には正確ではない)

[in the (right) ball park](informal) close to the amount, price etc that you want or are thinking about
(欲したり考えている量や金額などに近い)

例)Longmanの英英辞典より
He said $25,000 but it’s just a ball-park figure.
(彼は25,000ドルと言ったが、それは概算です)

例)Longmanの英英辞典より
*Their estimate is in the right ball park.
(彼らの見積は、ほぼ近い数字です)

ballparkは、ball parkと離して書くときもあります。

野球場の入場者数を概算で計算していたころからこういった表現が生まれたようです。

■重要語
a ballpark figure, in the ballpark


危機一髪を英語にすると?

close call、または、close shaveと言います。

企業でよく使う言葉:ヒヤリハット(冷やりとした、ハットしたの意)もclose callと言うことができます。

車などにぶつかりそうになった時、隠していたものが見つかりそうになった時、事件になりそうだった時などに使えます。

例)
*That was a close call.
(危ないところだった)

closeの発音にも注意してください。
分かりやすいようにカタカナで表記すると、「クローズ」ではなく「クロース」となります。

close call (close shave)は、英語で説明すると、a narrow escape from danger or trouble(Dictionary.comより)となり、 narrow escapeと表現することができます。

ここで使われているnarrowは、「狭い」ではなく「かろうじて、やっとの」という意味になります。

例)Dictionary.comより
*We weren’t hit when the truck swerved at us, but it was a close shave.
(トラックが私達の方へ進路を変えた時にぶつからなかったが、危機一髪でした)

用語:
swerve
 ・向きを変える、進路を変える

■重要語
close call, close shave, narrow escape, swerve


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