-10月-2012の記事

of は「~の」だけではない。

the city of London というと「ロンドンの都市」ではなく「ロンドンという都市」という意味になります。
ポイントは、the city = Londonの関係が成り立っているとう点です。

それでは、以下はどうでしょうか。
an angel of a girl

これを、「少女の天使」では意味が通じません。これは、「天使のような少女」になります。

同格のofの場合は、
A of Bの形になり、「BというA」か「AのようなB」は意味になります。

例)
the news of his death (彼の死という知らせ)
a devil of a man. (悪魔のような男)


cleverの使い方に注意!

cleverは、「賢い、利口な」という意味の単語ですが、しばしば、「ずる賢い」という意味を伴ってしまう時があります。

そこで、Your son is very clever. と褒めたつもりが、いやみに聞こえて、ムッとされたという例があります。

賢いと褒めたい場合は、cleverは使わないで、brilliant (立派な、才気のある)を使いましょう。

brilliantは、ブリリアンカット(a brilliant cut)で有名ですね。

brilliantには、「素晴らしい、鮮明な」という意味もあるので、
a brilliant performance (素晴らしい演奏)
a brilliant star (光り輝く星)
という使い方もあります。

brilliantの意味をイメージで覚えるとしたら、人にも物にも「光り輝いていて素晴らしい」という感覚を持っているといいでしょう。

関連語
wise: 賢い、分別のある
intelligent: (高度な)知性のある

使い分けるのは少し大変かかもしれませんが、少しずつ単語の意味の広がりを理解していきましょう。


年齢を聞かれて答えたくない場合は?

年を聞くのは失礼な事ですが、親しくなって話の流れで聞かれることがあるかもしれません。そんな時に便利な表現が、somethingを使った表現です。

I’m thirty something. 30代です。
I’m forty something. 40代です。

など、かなりぼかして答えることができます。

somethingには、「たいした人」という意味もあるので、
He is something. (彼はたいした人だ)
という表現もあります。


aglowは、a + glowの組み合わせ

aglowは、燃えるような光のイメージがあります。
そこで、夕焼けをaglowを使って表現すると、

The skies are aglow with the setting sun.

空が夕日で赤く輝いています。

人の顔について使うと、(興奮して)赤くなったような状態を示します。
His face was aglow with happiness.

<a + 動詞が形容詞になる例>
aglowのように動詞の前にaを付けて形容詞になる例は沢山あります。

aglow(燃えて、赤らんで)
=> a + glow(白熱する,真っ赤になる)
asleep(眠って)
=> a + sleep(眠る)
alive(生きて)
=> a + live(住む、生きる)

蛍光灯に必ず小さなランプが付いています。
あれは、グローランプ(glow lamp)と言うので、glowが光と関係しているのが分かります。


a rainy day は、雨の日?

on a rainy dayは、文字通り、雨の日ですが、
以下の文はどうなるでしょうか。

My parents saved money for a rainy day.

a rainy day には、もう一つ意味があり、ここでは、「もしもの時」という意味になります。

よって、上の例文は、「両親は、もしもの時のために、お金を貯めた」という意味になります。

rainを使った有名な表現に、rain check「雨天引換券」。
雨の為に野球の試合などが中止になると、rain checkがお客さんに配られるのですが、誘いを断る時にも使えます。

I’ll take a rain check this time.
またの機会にしてください。

誘いに対して、「雨天引換券をもらいます」、ということは、「また今度にしてね」という意味になります。


「足がしびれる」を英語で言うと?

正座などをすると足がしびれてしまいますが、英語では、
one’s legs go to sleep という言い方をします。

例)My legs have gone to sleep. (足がしびれてしまった)

「足が眠る」という表現は面白いですね。

また、足がしびれてピリピリする時は、

get pins and needles in one’s legs

という言い方をします。ピリピリする感覚を「針」を使って表現するのですね。


« 前のページ