likelyについて考えてみる

likely は、形容詞で、probably happen or is probably true(おそらく起きる、または、おそらく正しい(Longmanの定義より))という意味ですが、日本の辞書だと「ありそうな、本当らしい」といった訳語で説明されています。また、副詞では、probably(多分)と説明されています。

likelyは、使えそうで使えていない単語の部類に入る気がするので今回調べてみました。

例)Longmanより
*Snow showers are likely tomorrow.
雪が明日降りそうだ。

*a likely story
ありそうな話

*It’s likely that the company will cancel this contract.
その会社はこの契約をキャンセルする可能性があります。

It is likely that ~ の形式で「~(that節)の事が起きそうだ」という使い方になります。

■CNN記事内のlikelyの例

例)CNN Healthより(April 2nd, 2012)
Why stress makes colds more likely
http://thechart.blogs.cnn.com/2012/04/02/why-stress-makes-colds-more-likely/
なぜストレスは、風邪をひきやすくさせるのか

直訳にすると、「なぜ、ストレスは、風邪をひかせることをよりありそうにさせるのか」ですが少しわかりにくいので上のように訳しました。

その答えは、記事の第一文に書いてあります。
*Most of us know from experience that stress weakens our immune system.
(多くの人は経験から知っています、ストレスは免疫システムを弱くさせることを)

用語:
*weaken 弱くさせる
*immune system 免疫システム

例)CNN Moneyより(September 4, 2012)
Apple announces likely iPhone 5 event on Sept. 12
http://money.cnn.com/2012/09/04/technology/iphone-5-launch-date/index.html
アップルは、多分、9月12日のイベントでiPhone 5を発表しそうだ。

本文を読むと分かるのですが、この可能性は非常に高い事を示しています。よって、likelyは、可能性がとても高い時に使えるのが分かります。

上記記事のリンク先の画像の影には、「5」という数字が入っていて、非常に凝った予告の仕方になっています。

ネイティブによっても意見が分かれると思いますが、以下の記事(個人的意見)では、very likely が、90%以上の確率、probablyが、75%以上と書いています。
(参考:http://wiki.answers.com/Q/What_is_the_difference_between_very_likely_and_probably

likelyを副詞として使う場合は、very, more, most などと一緒に使う事が多いようです(上で紹介したCNNの記事では、more likelyという表現を使っていました)。

今まで、probablyを使う機会が多かった人は、likelyも使いこなせるようになるといいですね。

■ニュアンスの違いについての調べ方
最後に、同じような意味の単語のニュアンスの違いを調べ方について書いておきます。
1.英英辞典に語法が書いてある。
2.和英辞典に語法が書いてある。
3.1,2の方法でも分からない場合は、以下のキワードで調べるとかなりの確率でネイティブの意見を探すことができます(出来たら複数人の意見を調べると確実性が上がります)。

検索キーワード:「difference 調べたい単語1 調べたい単語2」

活用してみてください。