ジャム(jam) という単語の広がり

パンなどに付けるジャム(jam)ですが、今回は、この単語に注目してみます。

交通渋滞の事を、traffic jam と言いますが、ここでのjamは、「混雑」とい意味です。

jam を動詞として使うと、「詰め込む」という意味になります。

そこで、パンなどに付ける「ジャム」についてもう一度考えてみます。例えば、イチゴジャムは、イチゴがぎっしり詰まったものになるので、ジャム(jam) と「詰め込む」の関連性が見えてきます。

交通渋滞も、車がぎっしり詰まった状態なので、a traffic jam のイメージが想像できます。

例)
*I’m fed up with a traffic jam.
交通渋滞にはうんざりだ。

いっぱい詰まった状態にjamが使えるので、すし詰め状態の電車(満員電車)の事を、jam-packed train と言ったします。

例)
*The train was jam-packed this mornig.
今朝は、満員電車だった。

「~ですし詰め状態」と言いたい場合は、前置詞with を使って、
「be jammed with」 の形式で言えます。

例)
*The bus was jammed with people.
バスは、すし詰め状態だった。

機械の故障にも、jamが使えます。
何か動いているものが詰まってしまった(止まってしまった)イメージを思い浮かべれば、機械が壊れる状況が理解できます。

コピー機やプリンターなどの紙詰まりは、a paper jam と言う事ができます。

ジャム(jam)という一つの単語で、表現力がかなり広がったのではないかと思います。

■今回の重要語
jam, be jammed with, jam-packed, fed up with