hit the road は、どういう意味?
hit は、「打つ」が元の意味ですが、hit the road で、「出発する、旅に出る」(口語)という意味になります。
例)CNNニュースの記事にこんなものがありました。
*More Thanksgiving travelers expected to hit the road for the holiday
(http://edition.cnn.com/2012/11/13/travel/thanksgiving-aaa-travel/)
(より多くの感謝祭の旅行者が、休暇で旅に出ると期待されている)
補足:ニュース記事の見出しでは、be 動詞が省略されるので、expected は過去形ではなく、be動詞+expectedで「期待されている」という受身の表現になっています。
ドライブインで休憩した後に、「車でさあ行こう」と言う時にも、Let’s hit the road. と言います。
さらに、政治家が遊説に出る時もhit the road です。
もう終わってしまいましたが、アメリカの大統領選のCNN記事の見出しで以下のようなものがありました。
*Romney campaign to hit the road with 100 surrogates
(http://politicalticker.blogs.cnn.com/2012/10/31/romney-campaign-to-hit-the-road-with-100-surrogates/)
(ロムニー氏が100人の代理人とともに遊説に出発する)
「単語」
・surrogate 代理人
補足:ニュースの見出しでは、未来の事は、to 不定詞で表現するので、to hit the road となります。
<hitを使ったスラング>
hit は、いろいろな単語と組み合わさって面白い意味が生まれてきます。
*hit the books で、「勉強する」という意味になります(ただし、米国のスラングです(学生言葉))。
*hit the sack 寝る(米国のスラング)(go to bedの事)
「単語」
・sack :寝床(米俗)、袋
スラングは、ノンネイティブが使うべきかどうかという判断は難しいのですが、少なくとも、海外の映画やドラマを理解するのには役立つと思います。
「今回の重要語」
hit the road, surrogate, hit the books, hit the sack