get と becomeの違いについて

「~になる」という意味で、get も becomeも使えますが、使い方が異なるので纏めてみます。

・ポイント1
get は、informal (話し言葉、くだけた形)で使い、
become は、formal(書き言葉、形式ばった形)で使います。

・ポイント2
get + 形容詞の形で、「~の状態になる」という意味になりますが、get は、短期的、become は、長期的なニュアンスがあります。

例)
She became rich. (=>長い時間をかけて、裕福になった)
He got angry.(=>一時的にangryになった)

ただし、上記は、She got rich. でも全く問題ないです。
He became angry.の方は利用頻度は低いようです。

・ポイント3
become + 名詞の形で、「~になる」と言えますが、get は使えません。get + 名詞になると、get は、「~を得る」という意味になってしまいます。

He became a doctor. (彼は、医者になった)

こういった、微妙な違いは、ある程度法則だけ覚えていて、実際の利用状況を調べる時は、google検索が役に立ちます。

ネイティブが近くにいなくても、大部分は、Googleの検索で解決します。例えば、become(became) angryのような使い方があるかを調べてみると、get(got) angry よりも明らかに検索にひっかかる数が少ないです。よって、検索結果から、ある程度利用頻度が分かるようになります。

単語によっては、違いを説明してくれているQ&Aサイト(日本語、英語)が沢山あるので、そのへんも検索でひっかかってくるので、参考になります。

今回の記事は、BBCのLearning Englishというサイトを参考にして書きました(下記URL)。
http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/grammar/learnit/learnitv90.shtml

このサイトも、get と becomeの違いを検索していて見つけたサイトです。