bark up the wrong tree とは?

このイディオムの由来を調べると、次のようになります。
猟犬が獲物を追いかけていると、逃げている動物が木に登ってしまいました。そこで、犬は、動物が隠れている木に向かって吠えています。
bark は、「(犬などが)吠える」という意味です。
ところが、実際には、吠えている木ではなく、違う木に動物は逃げています。
つまり、間違った木に向かって犬が吠えている状況を思い浮かべると、意味が分かってきます。
bark up the wrong treeは、インフォーマルな表現で「見当違いなことをする」という意味になります。
例)CNNニュースより(11 February, 2010)
Barking up the wrong tree? iPhone’s doggy translator application
(見当違いの事をしている? iPhoneの犬語翻訳アプリ)

http://travel.cnn.com/tokyo/shop/bowlingual-iphone-677120

barkは、犬だけでなく、人が主語になり、S + bark at + 人 という形になると、「(人に)どなる」という意味にもなります。
犬が吠えている姿を思い浮かべると、この意味は想像しやすいですね。