payroll とは?

payrollは、分割するとpay + rollとなりますが、payは「払う」、rollは「転がる」と考えると、意味を想像するのが難しくなります。

rollには、「名簿」の意味があるので、payrollは、”支払名簿”、つまり「従業員名簿」になります。

rollの「名簿」という意味は、意外と思われるかもしれませんが、rollは、「a piece of paper, camera film, money etc that has been rolled into the shape of a tube(Longmanの英英辞典より)」という意味があるので、巻かれた紙のイメージが伝わってきます。

ここから、「an official list of names(名簿)」という定義に意味が広がります。

■on the payroll 就業している

payroll(従業員名簿)に載っているということは、「雇われ中」ということになります。

ニュースなどでは、payroll tax((アメリカの)給与税)という言葉が出てきます。

他国の税制度まで理解するのは大変ですが、payroll taxは、給与から天引きされる源泉税を指すようですが、支払額によって企業負担分もあるようです(詳細は、こちら=>http://en.wikipedia.org/wiki/Payroll_tax)

payrollには、「賃金の総額」という意味もあります。

例)Wikipediaより
In a company, payroll is the sum of all financial records of salaries for an employee, wages, bonuses and deduction.

http://en.wikipedia.org/wiki/Payroll

この例文の中で、deduction(控除)は覚えておいて欲しいです。

deductは、de(下へ)+ duct(導く)の組み合わせで、引かれるもの、つまり「控除する」になります。
deductの名詞形が、deduction。

ductの「導く」語源は覚えておいて損はないです。

例)conduct(con(一緒に)+duct(導く))・・案内する