常識について
常識を英語にすると、common senseですが、もう少し深く調べてみましょう。
常識をLongmanの英英辞典で調べると以下のように定義さています。
[common sense]the ability to behave in a sensible way and make practical decisions
(分別のある方法で振る舞う能力や実践的な決定を下す能力)
言葉の定義という意味では、ここで説明は終わってしまいますが、物理学者アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein)が常識について有名な言葉を残しています。
金言・格言としてご存知の方も多いと思いますが、英語版は、以下のようになります。
Common sense is the collection of prejudices acquired by age eighteen.
(常識とは、十八歳までに身につけた偏見のコレクションである)
・prejudice
prejudiceは、「偏見」(昔、「試験に出る英単語」などの書籍で覚えました記憶があります)。
この、prejudiceですが、なんとなく、judge(判断する、裁判する)に似ていませんでしょうか。実は語源が同じなんです。
よって、pre(前に)+judice(=>judge(判断する))から、「偏見」という意味になっています。
・acquire
このアインシュタインの言葉では、acquireを、「(知識を)身につける」という意味で使われています。
acquireは、「獲得する、買収する」という意味もあるので、acquire の名詞形: acquisitoin には、企業買収という意味にもなります。
最後に、Weblioに掲載されている研究社英和中辞典の「常識」についての説明を引用させていただきます。
「【異文化】 日本では「常識」は社会的儀礼としての知識だが,英米では人生の経験から身についた日常の実用的な思慮分別をいう」
http://ejje.weblio.jp/content/common+sense
Longamanの英英辞典の定義は、この事を言っているのですね。