muchの使い方

英語学習者なら誰でも知っている簡単な単語:muchですが、意外と使いこなせていないかもしれません。

まずは、muchが数量を表す場合は、肯定文ではあまり使われないという事をご存知でしょうか。

Longmanの英英辞典に以下のような説明があります。
「When much is a quantifier, it is used mainly in questions and negative sentences.」

quantifierは、文法用語で「数量詞」という意味になります。
つまり、muchは、不可算名詞の前に付く数量詞で、manyは、可算名詞の前に付く数量詞ということができます。

Longmanの英英辞典の説明には、
「muchが、数量詞として使われる場合は、主に疑問文や否定文で使われる」と書いてあります。

つまり、 I don’t have much time. と言うことはできるけど、I have much time.とはあまり言わないことになります。
肯定文では、a lot of や plenty of が代わりに使われいます。

上の例では、I have a lot of time.になります。

Longmanの英英辞典には、以下のような例文があります。

例) Kurama has a lot of snow (NOT Kurama has much snow).
(鞍馬には雪がいっぱい積もっている)

=>Kuramと書いてありますが、多分、京都の鞍馬の事だと思います。
 詳細:http://www.japan-guide.com/e/e3933.html

ただし、ずべての肯定文でmuchが使われないというわけではありません(ここが難しいところ)。

too, as, soと一緒の場合は、肯定文でもmuchが使われます。
また、muchが副詞として使われる場合は、比較級の強調に使うことができます。

muchについて細かくと長くなってしまうので、一度辞書で調べてみてください。

疑問文として使われる例を、CNNから拾ってみました。

例)CNN Moneyより
How much money will I need in retirement?
(定年退職時にいくらのお金が必要ですか?)

http://money.cnn.com/retirement/guide/basics_basics.moneymag/index5.htm