否定語と一緒に用いる強調のever (ディズニー映画「ボルト」より)
今回のテーマはeverです。
まずは、基本形を2つ程復習しておきましょう。
■現在完了
以下のような例文を見たことがある人も多いでしょう。
Have you ever been to Hawaii?
(ハワイへ言った事があります?)
everは、「これまでに」という意味になります。
■最上級
最上級の表現でもeverがよく使われますね。
He is probably one of the best players that I have ever seen.
(彼は、おそらく私が見た中で最も優れた選手の一人です)
everは、「今までに」という意味です。
このあたりはまでは、中学英語の範囲で覚えている方も多いと思います。
それでは、以下の文はいかがでしょうか。
■ディズニー映画「ボルト」より
娘が火事の現場から救出された母親に対してマネージャーのトム・オドネルが言った言葉:
“No mother should ever have to go through something like this.”
日本語の台詞は以下のようになっていました。
「お母さん、母としてこんな辛いことははないでしょう」
everは、no,nothing,neverなどの否定的な単語と一緒に用いて意味を強調します。
また、ここに出てきたshouldは、(現在)可能性や推量を表すもので、「たぶん~でしょう」という意味です。shouldは、かなり強い確信を表します。
例)ジーニアス英和辞典より
She is leaving home now. She should get to the office in an hour.
(彼女は、今出発します。1時間でオフィスに着くでしょう)
go throughは、「(辛い事を)経験する」という意味です。
今回の映画に出てきた英文はとても奥が深いと感じたので紹介させていただきました。
上記説明を読んだ後に、再度英文を見てみましょう。
“No mother should ever have to go through something like this.”
この英文は、日本人にとってはとても分かりにくく感じると思いますが、こういった英文も少しずつ理解できるようにしていきたいですね。
映画で英語を学習すると、シーンと一緒に英文が覚えられるので、より印象に残りやすくなると思います。