problemは、problem?

書籍「同時通訳者の頭の中」関谷英里子著(祥伝社)の中に、こんな体験談があります。
取引先とのミーティングの席で、problemという言葉を使ったら、相手を激怒させてしまったそうです。

同著より「problemには深刻な問題、ネガティブで厄介な難題というニュアンスがあります」。

取引先は、problemを起こしていないということで、激怒したようです。

英語学習者の感覚だと、普通にproblemを使ってしまいますが、使う時には注意した方がいいですね。

実は、本blogでも、problemを使う時の問題点について触れた記事があります(他の単語も一緒に説明しています)。

今日は、その記事を再掲載します。また、本文からリンクしているchallengeの記事でもproblemについて触れています。
(以下、再掲載)
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タイトル:problemは使わない方がいい?
以前、challengeという言葉にについて説明しました。

challengeには、「課題、問題」という意味があり、克服すべき「課題」のように、前向きなイメージがあり、ビジネスで好まれます(ビジネスは課題を克服しながら成長してくものなので)。

一方、problemは、ネガティブなイメージがあり、困難をイメージさせます(a situation that causes difficulties)。
10/20の記事はお勧め記事なので、是非読んでください:
http://english.studynet.jp/blog/words/442/

今日は、issue という言葉をもう一つ加えてみましょう。
定義:
a subject or problem that is often discussed or argued about, especially a social or political matter that affects the interests of a lot of people(Longmanより)
(先日説明した前から理解する方法で訳します)課題や問題、それは、しばしば議論される、特に、社会的、政治的な事柄について、それらは、影響する、沢山の人々の関心に対して。

つまり、issueは、議論されるべき課題や問題で、社会的・政治的な物の場合が多いようです。

言葉のニュアンスを理解するのはとても難しいのですが、これも少しず学んでいくしかないです。

今回の結論は、「problemにはネガティブなイメージと困難を感じさせる」ので、使う時は注意しましょうというのがメッセージです。
今まで何十年も英語を勉強してきて、どうしてこういう重要な事に出会う機会が無かったのだろう~、と感じてしまいます。
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今回は、書籍の引用と過去記事(リンク先も含む)の紹介で、まとまりのない文章になってしまっていますが、problemの問題点は伝わったと思います。