seem と appear の違い
日本語にすると「見える、思える」という意味になりますが、微妙な違いがあるので、今回取り上げてみました。
まずは、いつもの通りLongmanの英英辞典で、定義の違いを見てみましょう。
■seem: to appear to exist or be true, or to have a particular quality
(存在していたり、真実であるように見える、または、特定の質があるように見える)
=>日本語にすると「見える、思われる」になります。
seemは、話し手の主観・判断が入って、「見える、思える」という意味になります。
例)ジーニアス英和辞典より
*He seems (to be ) quite happy with the conditions of the contract.
(彼は、契約条件にすっかり満足しているようだ)
■appear: used to say how something seems, especially from what you know about it or from what you can see
(何かがどのように見えるかを言う時に使う、特に、あなたがそれについて知っていたり、あなたが見ているものから)
=>こちらも日本語にすると「見える」ですね。
appearは、客観的事実について述べています。つまり外観がそのように見えるということをいう時に使います。また、appearのほうがseemよりもformalな表現になります。
例)Longmanの英英辞典より
*This appears to be a good solution.
(これは、良い解決に思える)
■appearの「見える」以外の意味
appearには、「(突然)出現する」、「(TVなど)出演する」、「(著書など)世に出る」などの意味があります。
seemもappearも、いろいろと奥が深いので、別の機会にまた説明したいと思います。