-12月-2012の記事

頭金を英語で言うと?

今回は、支払関係の用語について纏めていきたいと思います。

「頭金」は、down payment と言います。
頭金は、残りの支払(負債)を下げる(down)ので、downpaymentと覚えれば覚えやすいですね。

分割払いは、payment in installments

installmentは、 「(借金・月賦などの)分割払いの1回分」の事を指します。

例)
Can I make the payment in two installments?
(2回払いにできますでしょうか)

1回払い(一括払い)は、lump sum payment と言います。

lumpは、「固まり」、sumは、「合計」、よって、lump sum は、「一括払い、一時金」になります。

(例1)lump
a lump of sugar 角砂糖の1個(ひとかたまりの砂糖)

(例2)lump-sum payment
ジャパンタイムズの学習者向けサイト「週刊ST online」にこんな記事がありました。

Diet members who have served for at least 10 years have two options — receive a lump-sum payment of their accumulated premiums, reduced by 20 percent, or go on to collect a monthly pension reduced by 15 percent.
(オリジナル:http://www.japantimes.co.jp/shukan-st/english_news/editorial/2006/ed20060224.htm?print=noframe

これは、議員年金廃止の記事ですが、議員年金を廃止するにあたって、一括で受け取るか( receive a lump-sum payment)、毎月の年金で受け取るか(collect a monthly pension)という説明が書いてありいます(詳しい日本語訳はリンク先サイトの日本語訳を参照してください)。

重要語:
・Diet 国会、議会 (食事療法(ダイエット)のdietと同じ)
・accumulate 貯める、蓄積する
・premium (保険の)掛け金、保険料
・pension 年金


「する人」、「される人」の纏め

単語の語尾を「-er」や「-ee」にすると、「する人」「される人」になる単語が沢山あります。

今回は、その代表的な単語を集めてみました。

・動詞:employ(雇う)
employer(雇用者)
employee(従業員、被雇用者)

・動詞:train(訓練する)
trainer(トレーナー)
trainee(被訓練者)

・動詞:interview(インタビューする、面談する)
interviewer(インタビューする人)
interviewee(インタビューされる人)

・動詞:nominate(指名する、推薦する)
nominator(任命者、推薦者)
nominee(任命される人、推薦される人)

・advise(アドバイスする)*発音は[ədvάɪz] 、最後のsに注意
adviser(助言者)
advisee(助言を受ける人)

・pay(支払う)
payer(支払人)
payee(受取人)

・license(認可する)
licenser(認可者)
licensee(認可を受けた人)

・動詞:assign(割り当てる、(財産などを)譲渡する)
assigner(譲渡人)
assignee(譲受人、 (破産の)管財人)

発音で1点注意があります。される人の方は、最後の「ee」の所にアクセントがあります。

アカデミー賞候補は、Academy Award nomineeと言います。

(参考)
Nominees & Winners for the 82nd Academy Awards
http://www.oscars.org/awards/academyawards/82/nominees.html


心温まる言葉

「心温まる」は、heart-warming になります。
形容詞的に使って、heart-warming story と言えば、「心温まる話」になります。

人の性格について言いたい場合は、warm‐hearted 「思いやりのある、親切な」となります。

She is a warm-hearted woman.(彼女は、思いやりのある人だ)

-hearted という言葉は、いろいろな単語と組み合わせて、性格などを表現することができます。

◆プラスのイメージの言葉:
・kind-hearted 心の優しい、親切な
・tender-hearted 心の優しい、情け深い
・soft-hearted 心の優しい、思いやりのある
・big-hearted 気持ちの大きい、寛大な
・pure-hearted 純真な、心の清い
・lion-hearted 勇猛な
・full-hearted 自信の満ちた
・bold-heared 大胆な、恐れを知らない
・strong-hearted 勇気のある

◆マイナスのイメージの言葉:
・iron-hearted 冷酷な
・down-hearted 意気消沈した
・cold-heared 冷淡な
・half-hearted 身の入らない、本気でない
・dog-heared 残酷な
・cruel-hearted 残酷な
・broken-hearted 悲嘆に暮れた、失恋した
・black-hearted 腹黒い

ここで、疑問に思うのが、例えば、kind と kind-hearted(kindheartedとも書く)の違いです。

どちらも日本語に直すと、「親切な、優しい」になってしまいます

kind-heartedには、「先天的な」要素が含まれています。

Wiktionaryが、分かりやすい定義をしています
[kind-hearted] having an innately kind disposition or character
http://en.wiktionary.org/wiki/kindhearted
(先天的に優しい気質や性格を持っている)

用語:
*innately 先天的な
*disposition 気質
*character 性格

最後に、スポーツマンシップに関する心温まる(heartwarming)映像がいくつかあったので、ここにリンクを張っておきます。

◆A heartwarming story of true sportsmanship
http://www.youtube.com/watch?v=T2xGWcPP-fk

このYouTubeの映像は、高校生の3200メートル競走のゴール20m手前で、前を走っていたライバルMcMathが倒れ、その後ろにいたVogelが、倒れたMcMathの肩をかついでゴールまで連れて行き、ライバルを先にゴールさせたという話です
これは、ニュースでも放送されているので、有名な話のようですね


bear fruit とは

bear は、「産む、出産する、(実を)結ぶ、(利子を)生む」という動詞。名詞は、ご存知の通り、「熊」です。

fruit は、「果物」ですが、「結果、成果、収益」という意味もあります

よって、bear fruit で、「良い結果を生む、実を結ぶ」という意味になります。

努力している人、努力して結果が出た人に言いた表現ですね。

例)
・Your effort have finally bear fruit.
あなたの努力がついに実を結んだ。

・Your effort will surely bear fruit.
あなたの努力は、きっと実を結ぶだろう。

CNNの記事より
Juice factory could bear fruit for Sierra Leone
http://edition.cnn.com/2011/BUSINESS/06/29/sierra.leone.fruit.juice/index.html
(ジュース会社は、シエラレオネに良い結果をもたらすだろう)

*factory:会社
*Sierra Leone:シエラレオネ:シエラレオネ共和国(西アフリカの国

補足ですが、この記事のタイトルには、仮定法のcouldがあるので、もし~だったらという気持ちが入っていますが、その部分は本文を読む必要があります(長文です)。

上記CNNの記事には、映像もあるので、余裕がある方は、見てみてください。よく分からなくても、キーワードを拾ってみて、少しでも分かる部分があればいいと思います。


高所恐怖症を英語にすると?

答えを書く前に、2つの語源の説明をします。

◆acro
まずは、acro (=high)という言葉の例:

acrobat アクロバット( acro + bat(歩く))、 曲芸師
acropolis アクロポリス (acro + police(都市))
=> (古代ギリシャ都市の)城砦(小高い丘にある都市)
=> アテネのアクロポリスは、the Acropolis

◆phobia
次に、phobia (=恐怖)を使った例:

computerphobia コンピュータ恐怖症(computer + phobia)
schoolphobia 学校嫌い(school + phobia)
neophobia 新しいもの恐怖症(neo(新しい) +phobia)

◆高所恐怖症
高い所の恐怖なので、上記2つを組み合わせて、
acrophobia [`ækrəfóʊbiə] と言います。
アクセントは、pho の部分にあります。

~恐怖症という単語は沢山ありますが、こういった用語は、精神医学の専門用語に多いです。

語源が分かると、acrophobia のような難しい単語も頭に入りやすいですね。

◆補足
本文中にneo(新しい)と書きましたが、nova(新しい)も新しいという意味です。

例)
・neon (元素)ネオン(新しく発見されたのでこの名前になった)
・novel 小説 (新しい物語)
・nova (天文学)新星 =>某大手英会話学校の名前にもなっていますね
・renovate (re(再び)+ novate、再び新しくするの意)新しくする、修復する、刷新する。名詞形は、renovation。住宅の大規模は修復をリノベーションと言いますね。


ハリケーンの名前の付け方

アメリカのハリケーン(hurricanes)のニュースが時々日本に流れてきますが、みんな、独特の名前が付けられていますね。

実はこの名前、世界界気象機関(World Meteorological Organization、略してWMO)が、予め名前のリストを作って、それを順番に使っているだけなんです。

名前はA,B,C順になっており、さらに、6年ごとに(Every sixth year)、リストの最初の名前が使われるようになっています。

さらに、破壊的なハリケーンが発生した(destructive hurricane hits)場合は、その名前はリストから除外されます(hurricane’s name is retired)。

細かなハリケーンの名前のリストは、以下のサイトに記載されています。
http://kids.earth.nasa.gov/archive/hurricane/names.html

人の名前がハリケーンに使われるようになったのは、20世紀初めにオーストラリアの天気予報官が、自分の嫌いな政治家の名前をハリケーンの名前にしたのが最初だそうです。

ハリケーンはトラブルの元なので、天気予報をしながら、政治家を批判することができたそうです。

その後、アメリカの予報官が、ガールフレンドの名前や奥さんの名前を付け始めたのですが、今では、WMOが名前のリストを規定するようになっています。

ハリケーンの回転の向きは、北半球では(in the Northern Hemisphere)では、反時計方向に(counter-clockwise direction )周り(rotete)、南半球では(in the Southern Hemisphere)、時計回り(clockwise direction)に回り(rotete)ます。

*hemisphere
hemi(半分) + sphere(球): 半球
* clockwise 時計周りの<=> counter(反対の)-clockwise 反時計周りの

参考資料:
http://www.weatherwizkids.com/weather-hurricane.htm
http://news.yahoo.com/hurricane-names-origins-where-hurricane-names-come-221000311.html

 


We are in the same boat . とは?

直訳すると、「私達は同じボートに乗っている」です。
これは、相手と同じ苦しみを味わっている時に言う表現です。

つまり、「みんな同じだよ」というような意味になります。

不況で給与がカットされた知人がいて、自分も同じ状況だったら、I’m in the same boat. (私も全く同じだよ!)になります。

チームワークの仕事で愚痴を言っている人には、頭に、Don’tforget を付けて、

Don’t forget we are all in the same boat.
(みんな同じなんだということを忘れないようにね)

と言って活を入れることもできます。

似たような表現に、Join the club! や Welcome to the club (同じくく)があります。

ただし、こちらは必ずしも苦しい状況である必要はありません。

[join the club] (Lognmanの定義)
spoken used to say that you and a lot of other people are in the same situation:
(口語:あなたや沢山の人々が同じ状況にある事を言う時に使う)

例)
A: I don’t have any money. (お金が無いんだ)
B: Join the club! (私もだ!)

英会話で習う、Me too. とか Me neither と同じような言い方になりますね。

(補足)Me too. や Me neither は、どちらも幼稚な表現だという意見があるので、So do I. / So did I. / Neither do I . / Neither did I ・・などを使った方がいいでしょう。


Kodak moment (コダックの瞬間)とは?

カメラ・フィルムの会社コダックの名前が入ってますが、これは、「シャッターチャンス」の事を指します。

元々は、コダック社の広告キャンペーンから出てきた言葉のようです。

*moment:瞬間
*opportunity:機会

CNNに以下タイトルの記事があります
My Kodak Moment(私のシャッターチャンス(写真))
http://ireport.cnn.com/docs/DOC-726962

本文の書きだしは以下の通りです。

I have so many Kodak Moment pictures but since I had to choose, I choose this one.
(私は、とてもたくさんのシャッターチャンスに撮った写真があります。しかし、選ばないといけないので、この一枚を選びました)

米国Kodak社と言えば、2012年1月に破産法申請を提出した事で有名ですが、その後どうなっているのでしょう?(会社は存続しています)

関連語として、photo opportunity があります。

Longmanの定義:
a chance for someone such as a politician to be photographed for a newspaper in a way that will make them look good

こちらも、日本語にするとシャッターチャンスですが、政治家の会談などで、握手しながら撮影記者に笑顔を向けているようなそんなシーンの事ですね。


problemは使わない方がいい?

10/20にchallengeという言葉にについて説明しました。

challengには、「課題、問題」という意味があり、克服すべき「課題」のように、前向きなイメージがあり、ビジネスで好まれます(ビジネスは課題を克服しながら成長してくものなので)。

一方、problemは、ネガティブなイメージがあり、困難をイメージさせます(a situation that causes difficulties)。

10/20の記事はお勧め記事なので、是非読んでください:(https://www.facebook.com/english.studynet.jp/posts/368174699927362

今日は、issue という言葉をもう一つ加えてみましょう。

定義:
a subject or problem that is often discussed or argued about, especially a social or political matter that affects the interests of a lot of people(Longmanより)

(先日説明した前から理解する方法で訳します)課題や問題、それは、しばしば議論される、特に、社会的、政治的な事柄について、それらは、影響する、沢山の人々の関心に対して。

つまり、issueは、議論されるべき課題や問題で、社会的・政治的な物の場合が多いようです。

言葉のニュアンスを理解するのはとても難しいのですが、これも少しず学んでいくしかないです。

今回の結論は、「problemにはネガティブなイメージと困難を感じさせる」ので、使う時は注意しましょうというのがメッセージです。

今まで何十年も英語を勉強してきて、どうしてこういう重要な事に出会う機会が無かったのだろう~、と感じてしまいます。


Please sit down. は使わない方がいい?

日本の義務教育で習った英語には、重要な事が抜けているといつも感じています。

Please sit down. は、pleaseが付いているから丁寧な表現と思ってしまいますが、これは、上司が部下に対して、親が子供に対して、または、カジュアルな場面で使う言い方です。

フォーマルな場面、ビジネスの現場では、もっと柔らかい印象の言葉である、Please have a seat. を使うべきです。

似たような例が、What’s your name? (名前は何?)です。

これもかなりぶっきらぼうな言い方です。
日本語でもこんな言い方はしませんよね。

丁寧に名前を聞きたい場合は、
May I have your name. です。

もう一つ紹介しましょう。
ネイティブに対して、
Can you speak Japanese? と聞いたら
話す能力を聞いているように聞こえるそうです。

失礼の無い言い方は、
Do you speak Japanese. です。

これらは、中学校一年生レベルの英語ですが、文法の練習の為にしか習っただけで、どいういう状況で使うべきかどうかという議論が完全に抜けてしまっていますね。

まだまだ、探せばいっぱい出てくると思いますが、英語に対する考え方を本Facebookで少しずつ直していきたいと思います。


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