英語表現

What’s eating you? とは?

直訳すると、「何があなたを食べているのですか」になります。

eatには、「悩ます、いらいらさせる」という意味があります。

そこで、「何で悩んでいるのですか?何でいらいらしているのですか?」という意味になります。

似たような表現に、What’s bothering you? があります。

botherは、「悩ます」という意味なので、「何があなたを悩ましているの?」、つまり「何を心配しているの?」という意味になります。

それでは、eat を使った表現を2つ紹介します。

・ I could eat a horse. (口語)
直訳「馬だって食べられるだろう~」
=> これは、very hungry という意味なので「腹ペコだ!」というイメージです。

・eat into
意味は、 to gradually reduce the amount of time, money etc that is available(Longmanより)。つまり、徐々に時間やお金を食いつぶしていくこをと意味しています。

例) My son’s university fees have been eating into our savings.
(息子の大学の授業料が貯金を食いつぶしつつある)

「新聞記事」(The Japan Timesより)
・EU turmoil, yen eat into machinery orders
http://www.japantimes.co.jp/text/nb20111209a1.html
(EUの混乱、円が機械注文を食いつぶす)

補足:本文を読むと理由が分かりますが、EUの混乱で円高(the yen’s appreciation)になり、日本の機械が売れなくなるという事をこのタイトルは物語っています。

*turmoil 混乱
*order 注文

「今回の重要語」
eat, bother, eat a horse, turmoil, order, the yen’s appreciation


命に係わる英語:Hold it !

ちょっと怖い書き出しですが、緊急時の時の英語は念のため知っておいたほうがいいでしょう。

緊急時の言葉を知らないと、大事件に繋がる可能性もあるので、少しずつ覚えていきましょう。

警告系:
・Watch out ! 気を付けて!
・Heads up ! 頭に気を付けて!
・Behind you ! 後ろに気を付けて!
・Watch your step ! 足元に気を付けて!
・Watch your head ! 頭に注意しろ!
・Get down ! 姿勢を低くしろ!
・Duck ! 頭を下げろ!
・Hit the dirt ! 伏せろ!

脅し系:
・Halt ! 動くな!
・Hold it ! 動くな!
・Freeze ! 動くな!
・Don’t move! 動くな!
・Hands up! 手をあげろ!
・Put your hands up! 手をあげろ!
・Hands over your head ! 手を頭のうしろにあげろ!

用語:
*duck 名詞は「アヒル」ですが、動詞で、「かがむ」という意味があります。

他にも沢山あると思いますが、もし知っているものがありましたら、情報提供をお願いします。映画などを見ながら、研究するといいかもしれませんね。

「今回の重要語」
duck


How come? とは

英語で話をしていると、話の途中でいきなりHow come?と言われることがあります。英会話を習い始めた頃は、意味が分からず戸惑った事を覚えています。

これは、How did it come about? や How did it come to be that~?の省略形で、意味はほとんどWhy?と同じですが、少しだけくだけた言い方になります。

Whyで始める文は、疑問文なので
Why are you here? のように、Why V + S の語順になりますが、

How comeの場合は、
Why come you are here? のように、How come S + V の語順になるので注意が必要です。

例)
・How come you speak Japanese so well?
どうして日本語がそんなに上手なんですか?
・How come it’s so cold?
どうしてこんなに寒いのだろう?
・How come?
どうして?
(状況が分かっていて、「どうして」と質問する場合は、Howcome 以下は省略できます)

上記の説明文の中で、come aboutが出てきたので、こちらの説明もしてきます。

*come about 「起こる、生じる」

・How did this situation come about? どのようにしてこの状況が発生したのですか?(Longmanより)

「今回の重要語」
How come, come about


ひき肉を英語で言うと?

ground meat, minced meat(mincemeat) などの呼び方があります。ground meatは、主に米国、minced meatは、主に英国で使われているようです。

*ground は、ご存知の通り「地面」という名詞ですが、ここでは、形容詞として使っていまう。ground (形容詞)は、「ひいた、粉にした」という意味になります。

groundは、grindの過去・過去分形であり、grind - ground -ground と変化します。grindは、(穀物をうすで)ひく、(穀物・石などを)砕くという意味です。

例)
・grind coffee beans コーヒー豆を挽く
・grind wheat into flour 小麦を挽いて粉にする

*mince は、「(肉などを)細かく刻む」という動詞なので、mincedは、「細かく刻まれた」という意味になります。

日本語でも、「ミンチ」とか「メンチ」とか言いますね。

関連語:
*ground beef , minced beef:牛肉にひき肉
*minced meat cutlet :メンチカツ
(cutlet : カツレツ)
*minced onions (ground onionsは辞書に載っていないけど、使っている人もいます):玉ねぎのみじん切り

minced meat cutletも、国が違えば料理の仕方が違うので、日本のメンチカツとはイメージが違うと思います。

気になる方は、Googleの画像検索で、「minced meat cutlet」をキーワードにして検索してみてください。

「今回の重要語」
grind, ground, mince, minced


wow factor とは?

驚いた時に Wow! と言ったりします。
factor は、「要因、要素」という名詞。

そこで、wow factor とは、ワオーと言わせるような要素、つまり、「人を感動させるような要素」の事を指します。

新製品などには、wow factor があると、インパクトがありますよね。

Oxford Advanced Learner’s Dictionaryでは、以下のように定義しています。

[wow factor] informal
the quality something has of being very impressive or surprising to people

(例1)
If you want to sell your house quickly, it needs a wow factor.
(自分の家をすぐに売りたかったら、人を感動させるような要素が必要だ)

(例2)
Presidential wow factor may be just enough
(ft.com, October 17, 2012 6:02 am)
(大統領のwow factor は、ちょうどよいかもしれない)

記事URL:http://www.ft.com/cms/s/0/16a80300-1815-11e2-8cbe-00144feabdc0.html#axzz2BvruITDn


go back to square one とは?

すごろくの最初のマス目をsquare one と言います。
square は、「正方形、四角」です。

go back to square one を直訳すると、「最初のマス目に戻る」となります。ここから、「最初に戻る、振出しに戻る、白紙に戻る」という意味になります。

いろいろと準備や作業を進めていて、途中で駄目になり、もう一度最初からやりなおさないといけない状況で使います。

例)(Longmanより)
let’s go back to square one and try again.
(最初に戻って、もう一度トライしよう)

(The Japan Timesより)
I think Prime Minister Noda’s promise to hold an election soon will go back to square one.
(http://www.japantimes.co.jp/text/nn20120830a3.html)

野田首相の選挙を実施するという約束は、すぐに白紙に戻るだろうと思います。


頭金を英語で言うと?

今回は、支払関係の用語について纏めていきたいと思います。

「頭金」は、down payment と言います。
頭金は、残りの支払(負債)を下げる(down)ので、downpaymentと覚えれば覚えやすいですね。

分割払いは、payment in installments

installmentは、 「(借金・月賦などの)分割払いの1回分」の事を指します。

例)
Can I make the payment in two installments?
(2回払いにできますでしょうか)

1回払い(一括払い)は、lump sum payment と言います。

lumpは、「固まり」、sumは、「合計」、よって、lump sum は、「一括払い、一時金」になります。

(例1)lump
a lump of sugar 角砂糖の1個(ひとかたまりの砂糖)

(例2)lump-sum payment
ジャパンタイムズの学習者向けサイト「週刊ST online」にこんな記事がありました。

Diet members who have served for at least 10 years have two options — receive a lump-sum payment of their accumulated premiums, reduced by 20 percent, or go on to collect a monthly pension reduced by 15 percent.
(オリジナル:http://www.japantimes.co.jp/shukan-st/english_news/editorial/2006/ed20060224.htm?print=noframe

これは、議員年金廃止の記事ですが、議員年金を廃止するにあたって、一括で受け取るか( receive a lump-sum payment)、毎月の年金で受け取るか(collect a monthly pension)という説明が書いてありいます(詳しい日本語訳はリンク先サイトの日本語訳を参照してください)。

重要語:
・Diet 国会、議会 (食事療法(ダイエット)のdietと同じ)
・accumulate 貯める、蓄積する
・premium (保険の)掛け金、保険料
・pension 年金


「する人」、「される人」の纏め

単語の語尾を「-er」や「-ee」にすると、「する人」「される人」になる単語が沢山あります。

今回は、その代表的な単語を集めてみました。

・動詞:employ(雇う)
employer(雇用者)
employee(従業員、被雇用者)

・動詞:train(訓練する)
trainer(トレーナー)
trainee(被訓練者)

・動詞:interview(インタビューする、面談する)
interviewer(インタビューする人)
interviewee(インタビューされる人)

・動詞:nominate(指名する、推薦する)
nominator(任命者、推薦者)
nominee(任命される人、推薦される人)

・advise(アドバイスする)*発音は[ədvάɪz] 、最後のsに注意
adviser(助言者)
advisee(助言を受ける人)

・pay(支払う)
payer(支払人)
payee(受取人)

・license(認可する)
licenser(認可者)
licensee(認可を受けた人)

・動詞:assign(割り当てる、(財産などを)譲渡する)
assigner(譲渡人)
assignee(譲受人、 (破産の)管財人)

発音で1点注意があります。される人の方は、最後の「ee」の所にアクセントがあります。

アカデミー賞候補は、Academy Award nomineeと言います。

(参考)
Nominees & Winners for the 82nd Academy Awards
http://www.oscars.org/awards/academyawards/82/nominees.html


心温まる言葉

「心温まる」は、heart-warming になります。
形容詞的に使って、heart-warming story と言えば、「心温まる話」になります。

人の性格について言いたい場合は、warm‐hearted 「思いやりのある、親切な」となります。

She is a warm-hearted woman.(彼女は、思いやりのある人だ)

-hearted という言葉は、いろいろな単語と組み合わせて、性格などを表現することができます。

◆プラスのイメージの言葉:
・kind-hearted 心の優しい、親切な
・tender-hearted 心の優しい、情け深い
・soft-hearted 心の優しい、思いやりのある
・big-hearted 気持ちの大きい、寛大な
・pure-hearted 純真な、心の清い
・lion-hearted 勇猛な
・full-hearted 自信の満ちた
・bold-heared 大胆な、恐れを知らない
・strong-hearted 勇気のある

◆マイナスのイメージの言葉:
・iron-hearted 冷酷な
・down-hearted 意気消沈した
・cold-heared 冷淡な
・half-hearted 身の入らない、本気でない
・dog-heared 残酷な
・cruel-hearted 残酷な
・broken-hearted 悲嘆に暮れた、失恋した
・black-hearted 腹黒い

ここで、疑問に思うのが、例えば、kind と kind-hearted(kindheartedとも書く)の違いです。

どちらも日本語に直すと、「親切な、優しい」になってしまいます

kind-heartedには、「先天的な」要素が含まれています。

Wiktionaryが、分かりやすい定義をしています
[kind-hearted] having an innately kind disposition or character
http://en.wiktionary.org/wiki/kindhearted
(先天的に優しい気質や性格を持っている)

用語:
*innately 先天的な
*disposition 気質
*character 性格

最後に、スポーツマンシップに関する心温まる(heartwarming)映像がいくつかあったので、ここにリンクを張っておきます。

◆A heartwarming story of true sportsmanship
http://www.youtube.com/watch?v=T2xGWcPP-fk

このYouTubeの映像は、高校生の3200メートル競走のゴール20m手前で、前を走っていたライバルMcMathが倒れ、その後ろにいたVogelが、倒れたMcMathの肩をかついでゴールまで連れて行き、ライバルを先にゴールさせたという話です
これは、ニュースでも放送されているので、有名な話のようですね


bear fruit とは

bear は、「産む、出産する、(実を)結ぶ、(利子を)生む」という動詞。名詞は、ご存知の通り、「熊」です。

fruit は、「果物」ですが、「結果、成果、収益」という意味もあります

よって、bear fruit で、「良い結果を生む、実を結ぶ」という意味になります。

努力している人、努力して結果が出た人に言いた表現ですね。

例)
・Your effort have finally bear fruit.
あなたの努力がついに実を結んだ。

・Your effort will surely bear fruit.
あなたの努力は、きっと実を結ぶだろう。

CNNの記事より
Juice factory could bear fruit for Sierra Leone
http://edition.cnn.com/2011/BUSINESS/06/29/sierra.leone.fruit.juice/index.html
(ジュース会社は、シエラレオネに良い結果をもたらすだろう)

*factory:会社
*Sierra Leone:シエラレオネ:シエラレオネ共和国(西アフリカの国

補足ですが、この記事のタイトルには、仮定法のcouldがあるので、もし~だったらという気持ちが入っていますが、その部分は本文を読む必要があります(長文です)。

上記CNNの記事には、映像もあるので、余裕がある方は、見てみてください。よく分からなくても、キーワードを拾ってみて、少しでも分かる部分があればいいと思います。


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