英語表現

「ばったり会う」を英語にすると?

街中で知り合いにばったり会う事があります。そんな時には、run into を使って表現できます。

run into は、口語で、「偶然出会う」という意味があります。

例)I ran into him at the bookstore.
書店で彼と偶然会った。

run into には、実際に走っている(run)ものが衝突するイメージもあります。

よって、車の衝突にも使えます。

例)weblioより
The two cars ran into each other.
二台の車が衝突した。

例)研究社 新和英中辞典より
He got a whiplash injury when his car was run into from behind.
彼は後ろから追突されてむち打ち症になった.

用語:
・whiplash むち打ち
・from behind 後ろから

また、相手が物体ではなく、「困難」などの抽象的な物にぶつかる時にも使えます。

例)We have run into trouble. トラブルに直面している。

■run into のイメージ
run into は、run (走る) + into (中へ)の組み合わせなので、一方がもう一つに向かって早い速度で中に(相手の軌道の中に)入っていくイメージを持っておくと、個別に意味を覚えなくても理解できるのではないかと思います。

■今回の重要語
run into, whiplash, from behind


「飛ぶように売れる」を英語にすると?

sell like hot cakes (ホットケーキのように売れる)と書いて、主に米国口語で、商品などが「飛ぶように売れる」という意味になります。

例1)
*The iPhone 5 is selling like hot cakes.
(iPhone5は飛ぶように売れている)
*These tickets sold like hot cakes.
(これらのチケットは飛ぶように売れた)

例2) News Channelより
Twinkies merchandise selling like hot cakes on ebay
トゥインキー商品は、イーベイで飛ぶように売れている
http://www2.wjhl.com/news/2012/nov/16/twinkies-merchandise-selling-hot-cakes-ebay-ar-2365640/

用語:
・merchandise (集合的に)商品

Wikipediaによると、トゥインキーは究極のジャンクフードと広く見なされるそうですが、食べたことが無いのでなんとも言えません。

sell like hot cakesというキーワードを使ってGoogle検索すると(画像検索でも可能)、売れている商品などが検索できるので、面白い商品が見つかるかもしれません。

■練習
身の周り商品の中で売れているものがありましたら、sell like hot cakes という表現を使って、コメント欄で紹介をお願いします。

■今回の重要語
sell like hot cakes, merchandise


come of age とは?

of age は、「成人している」という形容詞の働きをしているので、come of age 「成人になる」という意味になります。

例)
*She will come of age this April.
彼女は、今年の4月に成人する。

*We Japanese come of age at twenty.
私達日本人は、20歳で成人となる。

成人の年齢は、国によって異なっており、
アメリカでは21歳、イギリスでは18歳、オーストラリアでは18歳になっています。

日本の成人の日は、Coming-of-Age Day と翻訳されています。

以前、日本で、成人年齢を下げるという議論がありましたが(その後どうなったのか?)、これは、Lower the legal age(成人年齢を下げる)と表現します。lower は、「下げる」、legal age は、「法定年齢、成年」を示します。

■成熟する
come of age には、「成熟する」という意味もあります。

例)Merrian-websterより
She came of age as an artist after she moved to New York.
彼女はアーティストとして成熟した。ニューヨークに移った後に。(英語の語順で訳しています)

■今回の重要語
come of age, Coming-of-Age Day, lower, legal age


ring a bell とは?

ring は、「鳴らす」という意味なので、直訳すると「ベルを鳴らす」になりますが、ring a bell は、「(口語)聞いた事がある、心当たりがある」という意味になります。

ただし、日本語訳で説明してしまうとニュアンスが伝わらない時があるので、Longmanの英英辞典で定義を確認しておきます。

[ring a bell] it reminds you of something, but you cannot remember exactly what it is(あなたに何かを思い出させるが、それが何なのか正確には覚えていない)

つまり、聞いた事があるけど、よく覚えていない状態だと判断できます。

用語:
・remind A of B AにBを思い出させる

(例文)
*His name rings a bell but I can’t remember his face.
彼女の名前は聞いた事があるけど、顔を覚えていない。

*Her name doesn’t ring a bell.
彼女の名前を聞いた事が無い(彼女の名前を聞いてもピンとこない

*It doesn’t ring a bell. ピンとこない。

■remind
最後に、英英辞典の説明文で、remindという単語がありましたので、表現を一つ紹介しておきます。

*That reminds me. それで思い出した!
*That reminds me of my mother. その事で母を思い出します。

that は、今話題になっていることを指しています。その話を聞いて何かを思い出した時にこの表現が使えます。思い出すものを示す時にof を使うのもポイントです。


冷たい水を注ぐ(pour cold water)とは?

pour は、「注ぐ」という意味ですが、pour cold water で、「(計画やアイディアを)非難する、けちをつける」という意味になります。

pourの代わりにthrowを使っても意味は同じです(throw cold water)。バケツで水をかけるイメージなんですかね?

例)CNN Moneyより
*Throwing cold water on the government’s employment data
http://finance.fortune.cnn.com/2012/09/06/gallup-employment/
政府の雇用データを非難する

この記事は、政府の雇用統計データには、週1回1時間でも働いていれば、雇用者としてカウントされるというデータなので、実際の雇用統計よりも良い数字が出てしまっている事を非難しています。

非難する先に、on (overも可能)を使っている事にも注目しましょう。どこに水をかけるのかという点を考えると、「対象物の上にかけるというイメージ」なので、on や over が使われると思うと理解しやすいと思います。

*He threw cold water on our plan.
(彼は私達の計画にケチをつけた)

■参考
pour と water を組み合わせた表現に興味深いものがあるので、ついでに紹介しておきます。

*pour oil on the waters / pour oil on the troubled water

これは、波風で揺れる水面を油を注いで沈めた事から、「波風を鎮める」という意味になります。


「目と鼻の先」を英語にすると?

「目と鼻の先」は「すぐ近く」という意味なので、英語では、a stone’s throw (石を投げて届く距離)と表現することができます。

また、within a stone’s throw で「すぐ近い所に(石を投げて届く距離以内というのが文字通りの意味)」となります。

例)
*The police department was located within a stone’s throw of our house. (The free Dictionaryより)警察署は、私の家のすぐ近くにあった

用語:
・be located 位置している
(locate は、「(建物などを)置く、設立する」)

*The hotel is only a stone’s throw from the beach.(Longmanより)ホテルは、ビーチのすぐ近くにあります。

*I live within a stone’s throw of the school.
私は、学校のすぐそばに住んでいます。

stone’s throwは、物理的に近いのが一般的な使い方ですが、以下のような見出しを発見しました。

A Stone’s Throw To A Playdown
http://sportsillustrated.cnn.com/vault/article/magazine/MAG1076996/index.htm

用語:
・playdown 決勝試合、プレーオフ

この見出しでは、「プレーオフまでもうすぐ」ということを言いたいのでしょう。stone’s throwのイメージが理解できていれば、あとは、こういった見出しや文章も解釈できるようになりますね。

■shouting distance
stone’s throwと類似表現に、shouting distance (叫んで届く距離、つまり、「すぐ近く、目と鼻の先」)があります。

例)
*I live within shouting distance of my parents.
私は、両親のすぐ近くに住んでいます

■stoneを使った熟語
stone を使った熟語について、参考の為に紹介しておきます。

・cast the first stone 真っ先に非難する
・throw stones 非難する、石を投げる
・kill two birds with one stone 一石二鳥を得る


日常使う医薬品関係の単語

医薬品系の単語は、難しいものもあるので、少しずつ覚えていけばいいと思います。医薬品系で、日常よく使う単語をピックアップしてみました。

・pain reliever 痛みどめ、鎮痛剤.
・antibiotics 抗生物質
・rubbing alcohol (主に米)消毒用アルコール、
(主に英では、surgical spirit)
・ointment 軟膏
・eyedrop 目薬、点眼薬
・prescription 処方箋
・anti-itch creams かゆみ止め軟膏
(anti-は、「非、反対の」(接頭辞)、itch「かゆみ」
・sleeping pill 睡眠薬
・poultice 湿布、(動詞の意味も有り「湿布を当てる」)
・cough drop 咳止めドロップ
・aspirin アスピリン
・sterile gauze pad (または、gauze pad) 消毒ガーゼ
(sterile は、「殺菌した」)

(関連記事)What types of anti-itch creams are good to use?
どんなタイプのかゆみ止め軟膏がいいのですか?
http://allergies.about.com/od/fa1/f/antiitchcreams.htm

医薬品系は、今後もいろいろと取り上げながら、少しずつ慣れていけるようにしていきたいと思います。


You don’t say. とは?

口語で、驚きを表現するときに使います。
Rally? と同じ意味で、「本当ですか?」といった意味になります。

驚いた時の反応の一つとして身に付けておくといいでしょう。

YouTubeに、「you don’t say!」の映像があるので、こちらで覚えてみてください(以下のURL)。
http://www.youtube.com/watch?v=lCNPNs1pKoQ

(ちょっとジョークが入っていますが、you don’t say!の使い方は良く分かると思います(一度聞くと忘れないでしょう))

You don’t say. には、2つの用法があります(定義は、Longman英英辞典より)。

(1)used to show you are surprised by what someone has told you(誰かが言った事に対して驚きを示す時に使われる)
(2)often used when you are not at all surprised by what someone has told you(しばしば、誰かが言った事に全く驚かない時にも使われる)

(2)は、驚いた顔をしないで平坦に言えばそういう意味になります。「へ~、そうなんだ~」という感じでしょうか。

(1)の場合は、ちゃんと驚いた気持ちで、表情にも出せば伝わります。そういう意味でも、上記で紹介したYouTubeの映像は見て欲しいです。


素晴らしい!(Excellent, Superb )

素晴らしい!と言いたい時、英語にはいろいろな言葉があります。その中で今回は、2つの言葉に注目してみます。

いつもは、Longmanの英英辞典を使っているのですが、今回は、Merrian-WebsterのLerner’s Dictionary(英語学習者向け)を使ってみましょう。

Merrian-Websterは、ネイティブ向け、学習者向けの2つの辞書をオンラインで公開しています。

[excellent] very good : extremely good (とても良い、極端に良い)
[superb] extremely good : excellent or brilliant in a very noticeable way (極端に良い、目だつくらい優秀で立派な)

・brilliant 光輝く、りっぱな、すばらしい
例)a brilliant performance 素晴らしい演奏、
・noticeable ひと目を引く、目立つ

例)
an excellent poem 素晴らしい詩歌
an excellent idea 素晴らしいアイディア
an excellent writing 見事な文章
a superb view 絶景
a superb meal 見事な食事

excellent も superb もほとんど同じような意味で使われいますね。

superb は、今回初めて知った方もいるかもしれないので、「superb view」 を google の画像検索で調べてみましょう。
検索URLは、こちらです(私はPCで見ています)。
http://images.google.co.jp/

「superb view」を検索すると沢山の素晴らしい写真が検索できます。

その中で一つピックアップしてみます(以下のURL)。
http://www.fujisan.ne.jp/fugaku/index_e.php
(富士山の写真です)

もしこういった写真を見たり、現地に行って素晴らしい景色に出会ったら、「Superb!」と叫びましょう!単純に、「Verybeautiful ! 」でもいいと思いますが。

superbの発音は、weblioを参考にしてください(携帯、スマホはうまく再生できるか分かりません)。
http://ejje.weblio.jp/content/superb

「今回の重要語」
excellent, superb, brilliant, noticeable


appleを使った表現

誰もが知っているリンゴ:apple ですが、この言葉を使った興味深い表現があるので紹介します。

■An apple a day keeps the doctor away.
(1個のリンゴで、医者いらず)

用語:
・keep ~ away ~を離れた状態に保つが元の意味。つまり、「近づけない」という意味になります。

リンゴが健康だという解釈と、食べ過ぎ・飲みすぎに注意(わずかの食事で生きられる)の解釈があります。

■Adam’s apple のどぼとけ(Adamが禁断の実を食べた時に、1つが喉につっかえたという言い伝えから来ています)

■be the apple of somebody’s eye とても愛されている(目の中に入れても痛くないくらい愛されている)

(例文)My daughter is the apple of my eye.(私の娘は、目に入れても痛くない)

■The rotten apple injures its neighbor. (腐ったリンゴは、隣を腐らす(腐ったミカンの英語版ですね))

rotten appleは、周りに悪影響を及ぼす悪い人間の事。

■the big Apple (米俗語)ニューヨーク市

用語:
・rotten (形)腐敗した、腐った

「今回の重要語」
keep ~ away, rot , rotten apple


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