英語表現
think better of とは?
これは、「考え直してやめる」という意味になります。
「より良いことを考える」=>「考え直す」と連想すると覚えやすいでしょう。
Longmanの定義は、以下の通りです。
to not do something that you had planned to do, because you realize that it is not a good idea
(計画していたことをしない、なぜなら、それは良い考えではないことが分かったから)
例)Longmanの英英辞典より
*He started to say something, then thought better of it.
(彼は、何かを言い始めたが、思い直してやめた)
ついでに、think nothing of (= think little of)という表現も纏めておきます。
Longmanの英英辞典より
to think that a particular activity is normal or easy, even though other people think it is unusual or difficult
(特定の活動が普通で簡単であると考える、他の人が普通でないと考えたり、難しいと考えたとしても)
例)Longmanの英英辞典より
*He thinks nothing of staying up all night in casinos.
(彼は、カジノで徹夜することをなんとも思わない(平気でいる)
用語:
・stay up all night (徹夜をする)(=sit up all night)
徹夜でなく、夜遅くまで起きている事を表現したい時は、stay up late (=sit up late) を使います。
buy a pig in a poke とは?
pokeは、「袋」という意味です。
豚肉のポークは、porkなので、注意しましょう。
buy a pig in a poke の直訳は、「袋の中に入った豚を買う」になります。
これは、袋の中を見ないで豚を買う状態を示しています。
袋の中には売り物になるくらいの豚が入っていると思い込んで買ってしまう(もしかしたら豚ではない可能性もあります)ことから、
「よく品物を見ないで買う」という意味になります。
衝動買いなどがこれに相当しますね。
例)
*Don’t buy a pig in a poke.
(品物をよく確かめないで買ってはいけません)
主に米国では、pigは子豚を指し、成長した豚はhogと言います。
英国では、豚を一般的にpigと言い、食肉用に去勢した
雄豚をhogと言うそうです。
米・英の違いは、複雑です。
それから、文語ですが、swineも豚を意味します。
豚の鳴き声は、oinkですね。
persistent cough とは?
persistentは、「しつこい、がんこな」という意味です。
Longmanの英英辞典の定義:
continuing to exist or happen, especially for longer than is usual or desirable
(存在や起こる事が継続していて、特に、いつもより、または、望ましいものよりも長いく継続)
風邪をひくと、咳がしつこく続く事はありませんか。
そんな時には、
*I have a persistent cough.
(咳がしくこく続いています)
と言う事ができます。
■痰(タン)
咳と痰は、風邪にはつきものですが、痰はなかなか言えませんね。
ちょっと調べてみたら、phlegm [発音は、flem]と言うそうです。
そこで、「咳と痰が出ます」は、
*I have a cough and phlegm.
という表現になります。
沢山、痰がでる場合は
*I have a lot of phlegm.
になります。
咳は、可算名詞、phlegmは、不可算名詞であることも覚えておきましょう。
最後に、空咳は、
*I have a dry cough.
です。
ハイフンで繋ぐ動詞
baby-sit は、「ベビーシッターをする」という動詞になります。
このようにハイフンで名詞や動詞を繋げて動詞として用いるものが沢山あります。
今回は、その一部を紹介します。
*baby-sit ベビーシッターをする
*window-shop ウィンドウショッピングする
*ice-skate アイススケートをする
*water-ski 水上スキーをする
*hitch-hike ヒッチハイクする
*short-change おつりをごまかす
*mass-produce 大量生産する
*ad-lib アドリブで言う・演奏する
*ill-treat 虐待する
*deep-fry フライにする
*sight-read (楽譜を)初見で演奏する
*dry-clean (~を)ドライクリーニングする
*proof-read (文章を)校正する
例)
*mass-produce bicycles 自転車を大量生産する
*I’m afraid I’ve been short-changed. (NAVER英語辞書より)
(すみませんが、お釣りが足りないのですが)
*I went window-shopping with him yesterday.
(昨日彼とウィンドウショッピングに出かけた)
*Deep-fry until both sides are a light golden brown.(NAVER英語辞書より)
(両面がこがね色になるまでよく揚げる)
may, could, mightとwell
ある事が起きる可能性、ある事が事実である可能性を表現する時に、may, could, mightという助動詞を使うことができます。
mayは、couldやmightより改まりの程度が高いが、意味はほとんど同じです。
それでは、例文を見て意味を確認してみましょう。
引用元の表記が無いものは、すべてLongmanの英英辞典から引用しています。
例)
*Some chemicals may cause environmental damage.
(環境破壊を引き起こすかもしれない化学物質もある)
*He might have missed the train.
(彼は、電車に乗れなかったかもしれない)
=>might have + 過去分詞になっているので、過去の事に対する可能性になります。
*If you’re not careful, you could get into even worse trouble.
(もしあなたが注意しないなら、さらに悪いトラブルに巻き込まる可能性があります)
=>evenは、比較級を強めるときに使います。
■強い可能性
may, could, mightの後ろにwellを付けると、かなり確率が高いことを示すことができるようになります。
例)
*Your job may well involve some travelling.
(あなたの仕事には、出張があるでしょう)
=>travellingは、主に英国の綴り(Weblioの説明より)
*The next pope could well be from Latin America.
(次のローマ法王は、ラテンアメリカからやってくるだろう)
(VOAニュース February 11, 2013 より)
http://www.voanews.com/content/next-pope-could-be-from-latin-america/1601135.html
*This might well be her last public performance.
(これは、彼女の最後の公演になるでしょう)
今日は、可能性という視点で助動詞を纏めてみました。
hit the jackpot とは?
jackpotは、「(トランプ)ポーカーの掛け金、多額の(累積された)賞金」を指します。そういった大金を当てるという意味から、略式で、「大当たりする、突然の大成功をつかむ」という意味としても使われています。
例)CNN Moneyより(May 25, 2012)
Farmers hit the jackpot in Kansas oil boom
(農場主がカンザス州のオイルブーム(石油ブーム)で大当たりした)
http://money.cnn.com/2012/05/25/pf/kansas-farmers-america-boomtown/index.htm
自分の土地を掘ってもよいと許可を与えて、そのたびに大金がもらえる状態になっているようです。
この記事に登場している、Walkerさんは、今の状態が信じられないので、(夢じゃないということを確認するために)毎朝自分をつねって(pinch myself)いるそうです(以下の文)。
“I’ve had to pinch myself every morning just to know I’m awake … we’ve kind of hit the jackpot,” said Walker.
用語:
・pinch つねる
=>名詞にすると、日本語にもある「ピンチ、危機」という意味にもなります。
例)Longmanの英英辞典より
*Local stores and businesses are beginning to feel the pinch.
(地元のお店とビジネスは、資金難に陥り始めている)
feel the pinchは、「以前より稼げない状態になり財務上の困難があること(to have financial difficulties, especially because you are not making as much money as you used to make(Longmanの英英辞典より)」を指します。
phase out とは?
フェーズ(phase)という言葉は、日本語でも技術系の用語で使ったりしますが、日本語にすると「段階、相」といった訳になります。
まずは、名詞としての意味をLongmanの英英辞典で確認してみましょう。
[phase] n. one of the stages of a process of development or change
(開発や変化の過程の中の段階の一つ)
例)Longman英英辞典より
a new drug that is in the experimental phase
(実験段階にある新しい薬)
phaseの動詞形は、「段階的に実行」するという意味になります。これに、out(外へ)のイメージが入ると、段階的に無くなっていくイメージに変ります。
phase outもLongmanの英英辞典で確認してみましょう。
[phase out]to gradually stop using or providing something
(何かを使ったり、提供したりすることを段階的に廃止する)
例)Longmanの英英辞典より
The subsidy for company cars is to be phased out next year.
(企業の車への助成金は来年段階的に廃止する予定です)
outの逆の意味であるinを使うと、phase in となり、意味もphase outと逆になります。
phase in : 段階的に導入する
例)
We will phase in the new system this year.
(私達は、今年、新しいシステムを段階的に導入する)
moonlightを動詞で使うと?
名詞の場合は、文字通り「月の光」を意味します。
動詞としての使い方もあるので紹介します。
いつものようにLongmanの英英辞典で確認してみましょう。
[moonlight]to have a second job in addition to your main job, especially without the knowledge of the government tax department
(メインの仕事に加えて2つめの仕事をすること、特に、税務署に知られることなく)
例)Longmanの英英辞典より
*She’s been moonlighting as a waitress in the evenings.
(彼女は、夜、副業としてウェイトレスの仕事をしている)
ついでに、名詞のmoonlightを使った例文も紹介しておきます。
*They walked in the moonlight.
月光を浴びて散歩した。
*They did a (moonlight) flit
夜逃げをした。
needless to say とは?
英文法の教科書には、独立不定詞という項目があります。needless to say も独立不定詞の一つです。これは、文中の他の語句から独立して、文全体を修飾します。
Longmanの英英辞典を見てみましょう。
■needless to say 言うまでもなく
used when you are telling someone something that they probably know or expect
(他の人が知っていたり期待している事を言う時に使う)
例)
*Needless to say, diligence is a key to happiness. (Tanaka Corpusより)
(言うまでもなく、勤勉が幸せの秘訣である)
needless は、need + less の組み合わせで、「不必要な、無駄な」という意味になります。
例)Longmanの英英辞典より
*We need to bring to an end these needless deaths.
(私達は、これらの不必要な死を無くす必要があります)
・bring to an end : 終わらせる
■独立不定詞
独立不定詞は、会話の中で効果的に使えるので
いくつか紹介しておきます。
*strange to say 不思議なことに
*to make matters worse さらに悪い事に
*to be frank with you 素直に言えば
*to begin with まず第一に
*to be sure 確かに
jaywalking って、どんな walking?
Oxford Advanced Learner’s Dictionaryは、以下のように定義しています。
[jaywalk]to walk along or across a street illegally or without paying attention to the traffic
(不法に、または、交通に注意しないで道に沿って歩いたり横切ること)
日本語訳は、「交通規制(信号)を無視して横断する」となっています(ジーニアス英和辞典より)。
ここで疑問に思うのが、jayの意味です。
jayは、辞書を調べると、「カスケ、カシドリ」という鳥の名前になります。ただし、jaywalkingのjayは、鳥の意味ではなく、アメリカのスラングから来ているようです。
wikipediaによると、jayは、未経験な人(inexperienced person)と説明されています(以下)
The word jaywalk is a compound word derived from the word jay, an inexperienced person, and walk
http://en.wikipedia.org/wiki/Jaywalking
歩くことが未経験な人は、交通ルールも守れないので、信号無視をして道を渡ってしまうのでしょう。
ハワイのダウンタウンなどでは、横断歩道以外で道を渡ると、警官に呼び止められて罰金を払うことになるようなので注意しましょう。
jaywalk ticket(横断歩道外横断の違反チケット)は、2007年で$70、今は、分かりませんが、$130になっているという記事がインターネットにありました。
(参考)honoluluadvertiser.com(April 18, 2007の記事)
http://the.honoluluadvertiser.com/article/2007/Apr/18/bz/FP704180375.html