but は、「しかし」という意味だけではない

but には、「接続詞」としての用法と「前置詞」としての用法があります(辞書には、「副詞」、「名詞」の用法も載っています)。

今回は、前置詞 but の用法に着目してみます。

Longmanの英英辞典では、apart from (類義語:except) と説明されています。つまり、「~を除いて、~以外に」という意味になります。

用語:
・apart from ~から離れて、~を除いて

例)
*There’s no one here but me.
(ここには、私以外に誰もいない)

<関連表現>
■nothing but~
直訳「~以外の何でもない」 => 「~だけ、~にすぎない」(only)

*I have nothing but debts.
(借金しかない)

*I’ll study nothing but English this year.
(今年は英語しか勉強しない)

■anything but~
直訳「~以外のすべて」=>「~の他なららなんでも、決して~ではない」

*I will eat anything but cheese.
(私はチーズ以外ならなんでも食べます)
=>好き嫌いの表現に使えますね!

*He is anything but a singer.
(彼は決して歌手ではない)

nothing but と anything but は、意味的に逆の発想ですが、butの「以外の」という意味が分かると特に意味を覚える必要もなくなります。

■今回の重要語
but, apart from, nothing but, anything but