いなり寿司を英語で説明すると?
日本の文化を英語で説明できるようになれると英語が楽しくなりますね。
今回は、GATEWAY TO JAPANという海外から日本に来る旅行者向けのガイド(洋書)に載っている記事を引用しながら解説をしていきます。
「いなり寿司」
rice stuffed into pouches of deep-fried tofu; a favorite food of foxes, messengers of the rice god Inari
(揚げた豆腐の袋に詰められたご飯;キツネの大好物で、キツネは、お米の神である稲荷神の使い)
用語:
・stuff 詰め込む
・pouch 袋
キツネは肉食なので、いなり寿司が大好きというのは間違いですが、時代の流れの中で、稲荷神に油揚げが供えられるようになり、油揚げがキツネの大好物と言われるようになったようです(江戸時代末期の『守貞謾稿』という書物に書かれています)。
補足:
・稲荷神:稲生り、つまりお米の出来を司る神
・いなり寿司:俵を模した俵型のものがいなり寿司
次に、ちらし寿司の説明を見てみましょう。
「ちらし寿司」
“scattered” sushi – raw morsels arranged on a bed of cold, vinegared rice
(ちらした(まき散らした)寿司 、生の(食材の)一片が、冷たい酢の入ったご飯の上に並べられている)
用語:
・scatter まき散らす
・morsel (食物)一口、一片
・bed ここでは、「土台」という意味で使っていますが、ベッドのイメージを膨らまして考えると分かりやすいと思います。ご飯のベットの上にいろいろとのっているイメージですね。
bedのイメージは、「寝台・ベッド」よりもかなり広く、flowerbed(花壇)、riverbed(川底)などにも使われています。